2023.01.24 NTTリーグワン2022-23 D3 第5節レポート(SA広島 14-38 九州KV)

NTTジャパンラグビー リーグワン2022-23 ディビジョン3 第5節
2023年1月22日(日) 13:00 Balcom BMW Stadium (広島県)
スカイアクティブズ広島 14-38 九州電力キューデンヴォルテクス

初勝利のためにSA広島に必要なモノ。それは15人それぞれが考えてプレーすること

マツダスカイアクティブズ広島の李修平選手

九州電力キューデンヴォルテクスがマツダスカイアクティブズ広島を破って3連勝を飾り、山田有樹キャプテンは1巡目の戦いに確かな手ごたえを感じていた。

「初戦のNTTドコモレッドハリケーンズ大阪戦で、勝てたゲームを落としてしまって、そこからしっかりとチームで切り替えて3連勝できたことはすごく良かったです。自分たちでもう一度初心に戻って立て直せたことが良かったと思います」

一方のマツダスカイアクティブズ広島は4連敗。開幕戦以来となったホストゲームでも勝利を分かち合えず、試合後に中居智昭ヘッドコーチは円陣を組んで選手たちに語りかけた。

「1巡して全チームに敗戦という結果を受けて、次のセット、特に2週間後の九州電力キューデンヴォルテクスさんとの試合に向けて、さらにレベルアップしていこう。自分たちの中のモノを変えてしっかりとチャレンジしていこう」

苦しい戦いが続いているマツダスカイアクティブズ広島だが、好プレーも垣間見えている。後半12分には自軍の10mラインと22mラインの間から李修平がキックで相手の背後のスペースを突き、一人でトライまで持っていった。

韓国代表としてもプレーしてきた33歳のセンターは、「ボールのバウンドはラッキーな部分があったかな」と笑みを浮かべつつも、スペースと相手の状況をしっかりと見極めた上でのプレーができたことを自負していた。

「ボールの回転もしっかりと見ながらチェイスできて、相手が焦っているところも見えた。意図して(相手が)ボールを取ったらタックル、ボールが跳ねたらトライのシチュエーションを作れたことが良かったと思います」

そして、李修平はチームが苦境を脱するために大事なことを、こう語っている。

「もう一つ、何か歯車がうまくかみ合っていないなと感じていますし、常に頭の中を回しながら相手がどこにいてどこにボールがあるかを考えながらプレーすれば、15人がそれをできれば、もっともっと良いプレーができると思います」

立ち上がりから気持ちの入ったプレーを見せることはできている。一人ひとりがもっと状況判断を突き詰めていきたい。

(寺田弘幸)

マツダスカイアクティブズ広島

マツダスカイアクティブズ広島の中居智昭ヘッドコーチ(左)、﨑口銀二朗キャプテン

マツダスカイアクティブズ広島
中居智昭ヘッドコーチ

「本日のゲーム、ありがとうございました。試合の入りから選手たちは自分たちのゲームに持っていく気持ちをもってアタックをしてくれました。なかなか得点に結びつかない部分があって最初のスコアまで苦労したんですが、アタックの形は自分たちで見えてきている部分があって、リズムは作れてきたのかなと思います。
しかし、九州電力キューデンヴォルテクスさんのうまい試合運びによって、われわれのほうが足を使わされたり削られたりする部分がありまして、なかなか良い試合運びにはならなかったというのが正直なところです。特に前半中盤のわれわれのアタックが機能し始めたところで、ラインアウトでかなりターンオーバーをされたところが自分たちの形に結びつかなかった大きな原因かなと思います。
今回負けてしまったわけですけど、また2週間後に九州電力キューデンヴォルテクスさんと試合ができるので、しっかりとそこを修正しチャレンジしていきたいと思います」

──なかなか勝てない状況が続いていますが、試合後の円陣では選手にどんなことを伝えられたのですか?

「この結果が自分たちの置かれている現状です。一巡して全チームに敗戦という結果を受けて、われわれは次のセット、特に2週間後の九州電力キューデンヴォルテクスさんとの試合に向けて、さらにレベルアップしていこうと。自分たちの中のモノを変えてしっかりとチャレンジしていこうと伝えました」

マツダスカイアクティブズ広島
﨑口銀二朗キャプテン

「本日のゲーム、ありがとうございました。試合としては、前半の入りに自分たちで攻めて、まず先制点を取って流れをつかみたいところで、良いアタックをできていた時間があったんですけど、そこで取り切れなかった。それがここ2、3試合続いているんですけど、最初のチャンスをモノにできず、相手に簡単に取られてしまって最初の流れを渡してしまった。入りでつまずいたところがあったので、そこはこれからも課題として克服していかないといけないです。
それ以外にもラインアウトのところやブレイクダウン(タックル後のボール争奪戦)のときに攻守ともにオン・ザ・ボールを意識しようと言ってやってきたんですけど、やっぱり中盤の時間帯で相手のほうが上回っていて、それで自分たちのリズムを乱されたところがあった。そこをテーマとしてやってきた分、できなかったモノも明確になったので、もっと意識を高く次に向けてやっていきたいと思います」

──2週間後の試合に向けて、いまの気持ちを聞かせてください。

「いまは悔しい気持ちがすごくあるんですけど、良くなってきているところもあります。アタックも、ディフェンスも自信をもって80分できるだけの集中力をもって戦えるようにしないといけないです。そういうことを練習から常に言い続けて2週間後の試合は勝ちたいと思います」


九州電力キューデンヴォルテクス

九州電力キューデンヴォルテクスのゼイン・ヒルトン ヘッドコーチ(右)、山田有樹キャプテン

九州電力キューデンヴォルテクス
ゼイン・ヒルトン ヘッドコーチ

「私たちのエリアに入ってこようとするゲームプランでマツダスカイアクティブズ広島さんは来られたと思うんですけど、私たちのやりたいプレーをしっかりと自信をもって遂行できればと、ずっと考えていました。マツダスカイアクティブズ広島さんとはいつもタフな試合になるので、勝てたことは私たちにとって大きかったと思います」

──3連勝で一巡目を終えました。ここまでを振り返っていかがですか?

「シーズンは長いです。まだあと2回ずつプレーする機会があります。他のチームも昇格を目指して頑張っていると思うので、次の4カ月もしっかりと集中力を切らさず頑張らないといけないと思います。いまはチーム全員が自信をもっていて、どのメンバーもプッシュできる選手層の厚さが出てきていると思っていて、いまはそういったものがグループ全体をかき立ててくれていると思います」

九州電力キューデンヴォルテクス
山田有樹キャプテン

「はじめに、マツダスカイアクティブズ広島のみなさん、ありがとうございます。自分たちは敵陣にしっかりと相手を閉じ込めようというゲームプランをもっていた中、ちょっと前半はマツダスカイアクティブズ広島さんの強いキャリーとかで自分たちのペナルティから自陣に入られることがあったんですが、後半はしっかりと修正できました。自分たちのしたい形で敵陣に入れてモールとかでトライできたことはすごく良かったです。あとは、ボーナスポイントのところもそうなんですけど、ラストにトライを取れたところも成長したところかなと思います」

──3連勝で一巡目を終えました。ここまでを振り返っていかがですか?

「初戦のNTTドコモレッドハリケーンズ大阪戦で、言い訳にはなるんですけど、勝てたゲームを落としてしまって、そこからしっかりとチームで切り替えて3連勝できたことはすごく良かったです。初戦を終えて、自分たちでもう一度初心に戻って立て直せたことが良かったと思います」

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