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日本ラグビー最高峰リーグ「ジャパンラグビー リーグワン」は、2022年12月17日に2シーズン目が開幕。各チームのレベルアップでますます面白くなっている。

2023年9月~10月、フランスでは第10回ラグビーワールドカップ(RWC)が開催される。熱狂の日本大会から、はや4年。リーグワンには各国代表選手が数多く在籍しており、継続して観戦すればフランス大会の楽しさも倍増するだろう。

 最上位のディビジョン1は、参加12チームを2つのカンファレンスに分けて戦っている。カンファレンス内の総当たり2回戦と、他カンファレンスとの交流戦(各1試合)で順位を決め、トップ4のプレーオフで優勝を争う。決勝戦は、5月20日だ。

1月28日~3月12日は交流戦の期間。このシーズン一度きりかもしれない対戦を楽しみたい。1月28日、29日の第6節を終了し、全勝は連覇を目指す埼玉パナソニックワイルドナイツ(埼玉WK)のみ。どの対戦も勝敗予想が難しく、大混戦となっている。

 埼玉WKは、「ラスボス」こと堀江翔太、「笑わない男」稲垣啓太、松田力也など日本代表選手が多い。ここに2019年のRWCで優勝した南アフリカ代表で、身長206㎝、体重127㎏の巨漢ルード・デヤハーらが加わり、堅守速攻のラグビーに磨きがかかっている。オーストラリア代表マリカ・コロインベテの爆発的スピードは必見だ。

2位はクボタスピアーズ船橋・東京ベイ。元日本代表の立川理道キャプテン体制7年目で結束力がある。「世界最強フッカー」とも呼ばれる南アフリカ代表マルコム・マークスほかパワフルな選手が揃い、力強くディフェンスを崩していく。若きトライゲッター、根塚洸雅、木田晴斗の決定力も魅力的だ。

3位の東京サントリーサンゴリアスは超攻撃的ラグビーが売り。キャプテン齋藤直人、流大という2人の日本代表スクラムハーフがゲームを操る。攻守の軸となる中村亮土、松島幸太朗も健在だ。

そして、4位の東芝ブレイブルーパス東京もここ数年の低迷から抜け出しつつある。チームスピリット「猛勇狼士」を掲げ、コンタクトプレーに勝ってガツガツ前に出るスタイルで勢いがある。チームの顔であるリーチ マイケルは絶好調。20歳の若さで日本代表の中心選手に成長したワーナー・ディアンズは身長201㎝、体重117㎏というサイズでフィールドを駆け回る。

リーグワンを引っ張るトップ4は、世界レベルのスピード、フィジカル、戦略性をあわせ持つ。どの対戦も観客を魅了するプレーが次々に飛び出すだろう。リーチ マイケル対ピーター・ラピース・ラブスカフニ、松田力也対中村亮土など日本代表選手のマッチアップを想像するだけで胸が躍る。若手選手の中から未来のスターを見つけるのも楽しいだろう。激しく身体をぶつけあい、ボールが動き続ける最高峰のラグビーをスタジアムで体感してほしい。

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