NTTジャパンラグビー リーグワン2024-25の試合において採用される試験実施ルールをお知らせします。
この試験実施ルールは、国際大会等で試験的に実施されたルールで、ゲームのスピードアップやプレーヤーのパフォーマンス向上等の観点で導入を決定しました。
試験実施ルールには、ワールドラグビーが定めた試験実施ルール(①世界的試験実施ルール)、指定された国やリーグにおいてワールドラグビーが実施を推奨する試験実施ルール(②試験実施ルール)、ジャパンラグビー リーグワンとして導入する試験実施ルール(③リーグワンにおける試験実施ルール)があります。
2024-25シーズンに新たに実施する4つのルールは、上記「①世界的試験実施ルール」に該当するものであり、2025年1月1日からの世界的実施に先駆けて実施するものとなります。また、2023-24シーズンから継続している2つのルール(20分レッドカードおよびオフ・フィールド・レビュー)は、「③リーグワンにおける試験実施ルール」に該当します。
なお、2024-25シーズンに新たに実施する4つのルールと20分レッドカードについては、2024-25シーズンの全試合、オフ・フィールド・レビューについては、昨シーズンと同様、ディビジョン1、ディビジョン2、プレーオフトーナメント、入替戦の試合において採用します。
各ルールの詳細は以下をご確認ください。
試験実施ルールについて
2024-25シーズンで新たに導入する試験実施ルール
1. コンバージョンキックまでの時間の短縮
- ペナルティキック・コンバージョンキック共に60秒以内にキックしなければならない。
【参考】ショットクロック
コンバージョンキックとペナルティゴールを狙うペナルティキックにおいて制限時間を定めるルール。コンバージョンキックはトライが与えられた時点から、ペナルティキックはチームがその意思表示をした時点から60秒以内に蹴らなければ、キックが認められない。今回の試験実施ルールで、コンバージョンキックは90秒以内から60秒以内に変更となった。
その制限時間は、試合会場の大型映像装置や試合中継のスクリーンなどに表示される。(ただし、ディビジョン3の試合会場においては表示されない)
2. ラインアウト形成の時間制限
- レフリーおよびアシスタントレフリーがラインアウトのマークを示してから30秒以内にラインアウトを形成しなければならない。
3. スクラム、ラック、モールでのスクラムハーフの保護
- スクラムにおいて、ボールを保持していないチームのスクラムハーフは、トンネルのセンターラインを越えてはならない。
- ラック・モールに参加していたプレーヤーは、ラックやモールの近くにいてボールを出そうとしている相手プレーヤーにプレーしてはならない。
4. コンテスト(争奪)のないラインアウトでのノットストレートの許容
- ラインアウトにおいてボールはマークオブタッチに沿って真っ直ぐに投げ入れられなければならない。
しかしながら相手がコンテスト(争奪)に参加しなかった場合はプレーオンとし、プレーを続行する。
リーグワンとして2023-24シーズンから継続して導入する試験実施ルール
2023-24シーズンに導入されていた下記2つの試験実施ルールについては2024-25シーズンにおいても継続採用されます。
https://league-one.jp/news/2708
5. オフ・フィールド・レビュー(D1/D2、プレーオフトーナメント、入替戦の試合において適用)
6. 20分レッドカード(全試合において適用)