浦安D-Rocksより、株式会社ユーフォリアとの共同研究開発契約締結について発表がありましたのでご紹介します。
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この度、浦安D-Rocksは、株式会社ユーフォリアと共にハイパフォーマンス分野における共同研究開発契約を締結したことをお知らせいたします。本契約の目的は、ONE TAP SPORTSを活用しデータに基づいた意思決定を可能にする新しいシステムを開発し、チーム全体のパフォーマンス向上を実現することです。
■ 背景
これまで浦安D-Rocksは株式会社ユーフォリアのONE TAP SPORTSにより、選手のコンディショニングデータをはじめGPSデータ、フィジカルデータ、トレーニングデータ・傷害データなど様々なデータ管理を一元的に管理し、ダッシュボードによるデータの「見える化」を行い、指導者(コーチ・トレーナー等)が選手へのコーチングやアドバイスにデータ活用してきました。
一方で、データが多岐に渡り連携されていないため、編集や分析・データの統合に人の手が必要となる場合が多く、選手のパフォーマンスデータを把握するための稼働が多く発生しています。
同時に、トレーニングでの怪我による戦力ダウン、怪我に伴うメディカルスタッフの稼働増などに繋がっているという課題もあります。
今回の共同研究契約を通じて、より効果的かつ迅速なデータ活用を実現し、防げるケガを未然に防ぐと共にパフォーマンス向上に資するシステム開発を目指すことに協議し合意しました。
■共同研究の概要
ユーフォリアと浦安D-Rocksは、選手およびチームのパフォーマンス向上を目指し、以下の2つのポイントにおいて、共同研究を推進してまいります。これらのシステムは、データを活用して選手一人ひとりに最適なトレーニング計画を提供し、チーム戦略の意思決定をサポートします。
(1)リアルタイムデータ統合・可視化・意思決定システムの開発
(2)パフォーマンス向上・ケガ予防のアルゴリズム開発
※リアルタイムデータ統合・可視化のイメージ図
■ 今後の展望
今回の共同研究開発により、データによる選手のパフォーマンス向上及び怪我の未然予防を可能とするシステムを開発し、チーム強化を進めると共に、多岐にわたるデータを連携させることで、スポーツ界だけでなく、ヘルスケア産業や地域社会の健康促進などに繋がる新たなシステム構築を目指していきます。
【浦安D-Rocks 内山浩文ゼネラルディレクター コメント】
この度、ユーフォリアさまとパフォーマンス分野における共同研究開発契約が締結できたことを嬉しく思います。スポーツチームにはパフォーマンスを高めるために取得したデータが多岐に蓄積されています。これらを一元化、集約、分析を図ることで、パフォーマンス向上に繋がっているであろうチームの暗黙知までをデータ化そして可視化できると思っております。本取り組みがラグビー界にとってフロンティアなチーム強化・維持策に繋がると思っております。乞うご期待ください。
【株式会社ユーフォリア 宮田 誠 代表取締役 コメント】
この度、データドリブンな意思決定を支援することを目的に、浦安D-Rocks様と共同研究契約を締結できたことを大変嬉しく思います。本研究において、両者の専門知識と技術力とを結集することで、パフォーマンス向上のためのソリューションの実現を目指します。国内外の最先端の知見が集積するトップスポーツチームの現場は、スポーツ界はもちろん、一般産業にとっても、人々のパフォーマンス向上に寄与できる価値の宝庫です。この取り組みで、新たな知見の創出やイノベーションの加速に貢献して参ります。