NTTジャパンラグビー リーグワン2024-25
ディビジョン1 第16節(リーグ戦)カンファレンスA
2025年4月25日(金)19:05 秩父宮ラグビー場 (東京都)
浦安D-Rocks vs 東芝ブレイブルーパス東京
浦安D-Rocks(D1カンファレンスA)

ⓒURAYASU D-Rocks
金曜日(4月25日)の夜、浦安D-Rocksは秩父宮ラグビー場に東芝ブレイブルーパス東京を迎える。順位表を見れば最下位vs3位の構図になるが、1万人近くの来場が見込まれるゲームは、白熱の80分になること間違いなしである。
4番のポジションにニューカマーの名前が記された。ハンター・モリソン。約1カ月前からチームに合流し、4月10日に加入が発表されたロックは「最初にジャージーを着られる機会なのですごく楽しみ」と、いまかいまかとキックオフの瞬間を心待ちにしている。
オファーは突然舞い込んできた。ニュージーランドの名門・クルセイダーズとの契約を終えた矢先、エージェントからの電話が鳴った。「日本に行きたくないか?」。その4日後、モリソンは日本に向かう飛行機に乗っていた。
「クルセイダーズとは週ごとの短期契約だったので、その期間が終了して、荷物をまとめて車に乗せて帰ろうとしたときに急にもらった話で驚きました。同時に『新しいチャンス、新しい文化に触れられる』とワクワクした気持ちになりました」
U20ニュージーランド代表の一員としてU20日本代表と対戦した経験もあり、日本のラグビーのスピード感を知ってはいたが、来日して感じるその速さは、またひと味違う様子である。
「日本人選手はみんな速い。自分はキャリーが好きでコンタクトプレーが得意だけど、周りの選手に付いていくのが精一杯。特にラックのテンポがすごく速くて、走ってから止まる時間よりも走っている時間のほうが長い……。(アジャストするためには)もっと走らないと(笑)。日本に来てからもう数kg(体重が)落ちたよ」
そう冗談交じりにこの1カ月を振り返り、「力強いボールキャリーとオフロードが自分のラグビースタイル」と話すモリソンは、リーグワンデビューを前に強く意気込む。
「自分は選手としても人間としても競争心が高いので、チームを勝利に導き、チームの成功に貢献したいです」
聖地での王者撃破へ。新進気鋭の22歳が力の限り走り、力の限りボールを運ぶ。
(須賀大輔)