NTTジャパンラグビー リーグワン2025-26シーズン開幕前特集

ディビジョン1 カンファレンスA
静岡ブルーレヴズ
1984年創部のヤマハ発動機ラグビー部を母体とする老舗クラブ。リーグワンでは初年度からディビジョン1に所属して3シーズン連続で8位に終わったが、昨季は総合力を大いに高めてレギュラーシーズンを4位で終え、初めてプレーオフトーナメントに進出。伝統的な強さがあるスクラムやラインアウトモールといったセットピースからの攻撃に加えて、バックスの展開力や突破力が大幅に向上し、守備の粘り強さも増した。プレーオフトーナメント準々決勝で惜しくも敗れたが、若手選手たちの成長も目立って大きな手ごたえと自信を手にした。
今季は昨季の主力がほぼ残留し、成長著しい北村瞬太郎、ヴェティ・トゥポウをはじめ、サム・グリーン、マロ・ツイタマらも日本代表の活動に参加。新戦力ではフィジー代表としてラグビーワールドカップ2大会に出場したセミ・ラドラドラが目玉で、即戦力となりうる日本人ルーキーも獲得した。さらに厚みを増した戦力を背景に、就任3年目を迎えた藤井雄一郎監督は「目標は優勝です」とシンプルかつ力強く語る。
注目選手紹介
No8 クワッガ・スミス

チームの大黒柱である南アフリカ代表。スティールの世界的な名手としても知られ、強さも運動量もあって攻守両面で貢献度は抜群。ジャパンラグビー トップリーグ時代から5回ベストフィフティーンに選出されてきた、リーグワンを代表する実力者の1人でもある。
SH 北村瞬太郎

昨季はレギュラーシーズンで14トライを挙げてリーグワン新人賞に輝いた超攻撃的スクラムハーフ。その活躍や俊足が認められて日本代表にも選出され、7月に代表初キャップを獲得。その経験と自信を胸に今季はチームをタイトルに導く活躍を誓う。
(前島芳雄)



























