2025.11.14継続のアタッキング・ラグビー。新体制で図る巻き返し[横浜E]

NTTジャパンラグビー リーグワン2025-26シーズン開幕前特集

ディビジョン1 カンファレンスA

横浜キヤノンイーグルス

5シーズンにわたってチームを指揮した沢木敬介監督が昨季限りで退任。新指揮官には元ニュージーランド代表のレオン・マクドナルド ヘッドコーチが就任し、昨季8位からの巻き返しを図る。

2022-23シーズンの3位が最高位である横浜キヤノンイーグルスの旗印は"アタッキング・ラグビー"。マクドナルド新ヘッドコーチもアタッキング・マインドが強く、同じ方針でチーム作りを推し進めていくことになる。

昨季終盤はケガで欠場を余儀なくされたファフ・デクラークも残留。梶村祐介に代わってキャプテンに就任したジェシー・クリエルとともに南アフリカのスター選手コンビが中心となってチームを引っ張るだろう。

また田村優とデクラークで形成するハーフバックスも健在。チームの創造性を生み出す看板ユニットとして観ている者を虜にする。さらにチームに新風を吹き込んでいる石田吉平や武藤ゆらぎら、若手プレーヤーの成長も見逃せない。

注目選手紹介

WTB/FB 石田 吉平

2023年加入で昨季から主力の座に定着。沢木敬介前監督が重宝してきた現役日本代表は、相手ディフェンスの間隙をぬう積極果敢なボールキャリーを武器に、"アタッキング・ラグビー"を実践する貴重なピースだ。

SO 武藤 ゆらぎ

田村優がその才能に太鼓判を押す新鋭のスタンドオフ。元日本代表の名プレーヤーによる英才教育で「ゲームコントロールの部分は成長している」と本人は言う。スペースへ仕掛けるランもブラッシュアップ中で進境著しい若手のホープ。

(郡司聡)

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