NTTジャパンラグビー リーグワン 2025-26
ディビジョン2 第1節
2025年12月13日(土)14:30 柏の葉公園総合競技場 (千葉県)
NECグリーンロケッツ東葛 vs レッドハリケーンズ大阪
NECグリーンロケッツ東葛(D2)
NECグリーンロケッツ東葛のリーダーの一人、亀井亮依選手2017年の入団以来、今季で9年目を迎える亀井亮依は、NECグリーンロケッツ東葛(以下、GR東葛)において精神的支柱とも言うべきリーダーの一人である。昨季はディフェンスリーダーを務め、そして今季はバイスキャプテンと、チーム側から責任のあるポストを与えられ、その役割を全うしている。
12月11日、GR東葛の譲渡先がJR東日本に決定したと発表された。活動拠点、ホストスタジアム、練習グラウンドも継承される方針である。選手たちには同日の練習前にその朗報が伝えられた。亀井も「ホッとしました」と安堵の表情を見せた。
「たぶん、入団して数年の若い選手たちのほうが戸惑いは大きかったと思う」
亀井は、そんな若い選手たちと対話の場をもった。ラグビーの話題はもちろん、グラウンド外のことも話した。譲渡の件があったから対話をしたというよりは、それを率先して行動に移すことが亀井の自然体の姿であり、彼が“リーダー気質”と言われる所以でもある。
日々の真摯な振る舞いと、グラウンド内でチームを引っ張る姿。グレッグ・クーパー ヘッドコーチから、バイスキャプテンに指名されたのも当然の流れだった。
亀井は生まれながらのリーダーだと思っていた。だが、彼の自己分析によれば「必要以上に話をしないし、静かにしていることが自然の姿」。つまり、リーダーとしての気質は後天的に身に付いたものだという。そんな亀井が潜在的にもっていたリーダー気質を引き出してくれたもの、それがほかでもないラグビーとの出会いだった。
「ラグビーをやっていると、やっぱり勝ちたいという思いがある。勝負へのどん欲さはめちゃくちゃあると感じています。勝ちたいと思うからそれがプレーにも出るだろうし、日ごろの振る舞いやちょっとした言動にも出ているのかもしれない」
チームが勝つためには、全員が同じ方向を向いて戦わなければならない。そのために日々グラウンド外ではどういう行動が必要か。グラウンド内ではどういうプレーが必要か。そしてヘッドコーチが伝えようとしていることは何か。それをいち早く感じ取り、チームにかみ砕いて伝える。
理由は勝ちたいから。それが亀井のリーダーとしての資質を引き出し、成長させた。ラグビーを始めた中学生のときから現在に至るまで、亀井は所属チームでキャプテン、もしくはそれに準ずるポストを務めている。
「もしラグビーをやっていなかったら、そこは自分に備わらなかったかもしれない。そんな未来になっていたら、心配ですね」
亀井はそう言って笑う。彼は2025-26シーズンも、頼れるリーダーとしてGR東葛を引っ張っていく。
(鈴木潤)



























