NTTジャパンラグビー リーグワン2025-26
ディビジョン2 第8節
2026年3月7日(土)13:00 AGFフィールド (東京都)
日野レッドドルフィンズ vs NECグリーンロケッツ東葛
NECグリーンロケッツ東葛(D2)
けがのため今シーズンは今節が初出場となるNECグリーンロケッツ東葛の宮島裕之選手(写真は2025年5月11日、対レッドハリケーンズ大阪戦)今節、宮島裕之が今季初出場を迎える。プレシーズンのトヨタヴェルブリッツ戦での負傷から約4カ月。けがからの復帰戦を前に、宮島は穏やかな表情でこう話す。
「練習はしっかりやってきたので、不安はないです」
昨年8月、チーム譲渡の話が浮上。そして開幕直前に来季からJR東日本へ譲渡されることが決定した。したがってNECグリーンロケッツ東葛(以下、GR東葛)として戦うのは、今季が最後のシーズンとなる。
「今シーズン初めて出るということと、ジャージーが変わっていること、そしてGR東葛としては最後のシーズン。いろいろなことが重なっているので、すごくワクワクしています」
宮島はグラウンドの外でも、チームを支えてきた選手の一人だ。社業の一環としてスポンサー企業を回り、チームの近況を伝える役割も担っている。譲渡が決まったあとも、彼は地元企業を訪ねて報告を続けてきた。
「挨拶に行ったときに『僕はまだけがで試合に出ていないんですけど……』と話すのと、『この前の試合では……』と話すのとでは全然違うんです(笑)。やっぱり試合に出ている選手がスポンサーさんのところに来るというのが、チームの良さでもあるので」
笑みを見せながら話す宮島は、さらにスポンサーやパートナー企業の支えをあらためて感じたことを話す。
「『決まってよかったね』『頑張ってね』と、ずっと声を掛けていただきました。譲渡が決まらなかった時期でも『一番つらいのは選手だから、私たちは応援しているよ』と言っていただいて、本当にありがたかったです。来季以降も東葛地区で活動できることも大きいです。そのまま関係を続けられるわけですから」
そして迎える今節の日野レッドドルフィンズとの一戦。前節、GR東葛は清水建設江東ブルーシャークスに敗れただけに、再び勢いを取り戻したい状況だ。宮島にはフルバックとして、後方からチームを動かす“ゲームドライバー”の役割が求められる。
「自分の役割をしっかり果たすこと。フルバックとしてゲームを進めていく、司令塔に近い役割をやりたい。チームを前に進めて、引っ張っていく姿勢を見せたいですね」
スポンサーの声、地域の期待、そしてチームの未来。グラウンドの外で聞いてきたその思いに対して宮島は、グラウンドの上で応える。ただの戦線復帰ではない。宮島の復帰は、グラウンドの内外においてチームと地域をつなぐ“ゲームドライバー”の帰還でもある。
(鈴木潤)



























