2026.05.08[浦安DR]どんなときもチームファーストで。巡ってきたチャンスにも“自分らしく”

NTTジャパンラグビー リーグワン2025-26
ディビジョン1 第18節(リーグ戦)カンファレンスA
2026年5月10日(日)14:30 相模原ギオンスタジアム (神奈川県)
三菱重工相模原ダイナボアーズ vs 浦安D-Rocks

浦安D-Rocks(D1)

「(前節の)埼玉パナソニックワイルドナイツ戦はすごく自信があったんだ」と浦安D-Rocksのヘル ウヴェ選手は語った、その理由とは‥‥(©URAYASU D-Rocks)

チームきっての賑やかな男に、今季初のチャンスが巡ってきた。それも、ゲームキャプテンという大役つき。「すごくうれしいね。ずっとこのチャンスを待っていたからさ」。このひと言を聞くだけで、どれほど出場機会を待ちわびていたか、伝わってくる。

メンバー外が続いても、ヘル ウヴェの明るさと陽気なキャラクターはいつだって変わらず、チームのために必要なリーダーシップも発揮していた。全体練習後、ノンメンバーの選手たちを集め、公式戦翌日に組まれる練習試合に向けてセットピースなどの動きの確認をする輪の中心にいるのはいつも彼だった。

「僕が大事にしているのはチームファースト。そのマインドセットはいつも変わらないよ。だから、試合に出るメンバーたちが自信をもてるようにいつもいい準備を心掛けていたいし、ロックスター(メンバー外の総称)の試合ではいつもキャプテンをやっていたからね。それがアピールにつながったのかな。実はいいリーダーなのかもね(笑)」

相変わらずの明るいキャラクターは健在だが、その裏には数々の体験とそれに裏付けされた経験値がある。悔しさも苦しさもたくさん味わってきたからこそ、チームのために身を捧げ続けられるのだ。

「もちろんいつだって試合には出たいし、2023年のラグビーワールドカップも本当に出たかったけど、けがで出られなかった。でも、そういう経験はいっぱいあるし、ほかにも悔しい思いはたくさんしてきているから。それよりもやっぱり大事なのはチーム。(前節の)埼玉パナソニックワイルドナイツ戦はすごく自信があったんだ。ロックスターのキャプテンをやっていると、だいたいみんなの気持ちが分かる。オスティン(森山海宇オスティン)がデビューして、(石田)楽人とかソニ(サミソニ・トゥア)とか、チャンスをもらった選手たちがいたから『この試合は何か起きるな』と思えた。それで勝ったからすごくうれしかったね」

グラウンド上でその瞬間を味わう番が、次は自分に回ってきた。今季限りでの退団が決まっており、浦安D-Rocksで過ごす時間は限られているが、自分のことは関係ない。

「チャンスをもらったから、全部を出し切る。Be my self。自分らしくだね。とにかく、(D1/D2)入替戦を含めて残り3試合。このチームをディビジョン1に残すだけ。そのあとのことはまだ考えられないよ」

そうやって35歳のベテランは最後まで豪快に笑っていた。いつもチームを明るく照らすヘル ウヴェと勝ちたいと思っている人はたくさんいる。

(須賀大輔)

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