2022 POST SEASON TEAMS 出場チーム

  • ディビジョン2 マツダスカイアクティブズ広島 広島県

    マツダスカイアクティブズ広島

    ブレイクダウンとスクラムに定評。局地戦に持ち込み残留を

    ディビジョン2のレギュラーシーズンを1勝9敗と最下位で終え、4位~6位順位決定戦では1勝1敗。釜石シーウェイブスに対して劇的な形で21-20と勝利を収めたものの、勝点1差で釜石シーウェイブスに及ばずに6位。D2/D3入替戦に臨むこととなった。

    マツダラグビー部、マツダブルーズーマーズを前身とし、初年度よりリーグワンに参入。ここまで勝利から遠ざかる試合を重ねてはいるものの、「WITH サポーターの方々とともに」というチームスローガンのもと、「感謝し、感動を与え、懸命に取り組む」精神で戦ってきた。

    坂本秀彰副部長兼総監督、元日本代表の中居智昭ヘッドコーチ体制は昨季から変わらない。LOやFW第3列でもプレーする佐藤羅雲、そしてCTBやWTBを務める亀井康平を共同キャプテンに据え、今季はスーパーラグビーのレッズやサンウルブズに所属経験のあるSO/CTBベン・ルーカスを迎え入れた。だが、期待のベン・ルーカスはコンスタントに出場することがかなわず、チームも釜石シーウェイブス以外に白星をつかめなかった。

    強みの一つに、ブレイクダウンの強さやスクラムの安定感がある。PR加藤滉紫、HO武田知大、PR大竹智也というFW第1列は運動量豊富で、3選手ともに今季トライを奪ってきた。また、豪州出身のLOロックラン・オズボーンは局地戦やラインアウトでキーマンとなる。突破力のあるNO8イシレリ・マヌは順位決定戦でレッドカードを受けたプレーにより出場停止処分が下され、入替戦には出場できない。それでも、キャプテンの佐藤羅雲が入替戦では途中出場からエナジーを加えていた。バックスでは、韓国代表歴のあるCTB李修平、摂南大から2月に加入したパワフルなランナーのWTBテビタ・タイがトライを狙う。

    勝利を収めた5月1日の釜石シーウェイブス戦では、一時13人でプレーする状況も生まれたものの、チーム一丸となり粘り腰のプレーを披露。中居智昭ヘッドコーチは「試合中、選手たちで修正してくれた。僕からの指示はほとんどなくて、選手自身がすごく成長ができた試合だと思う」と手応えを語っている。

    D2/D3入替戦の相手は清水建設ブルーシャークス江東。なお、ブルーシャークスとは2019-2020シーズンのトップチャレンジリーグで対戦しており、31-17で勝利を収めている。5月21日開催の第1戦、同28日開催の第2戦は壮絶な戦いになること必至。「一つひとつの練習を大切にしてきた。激しいプレーを続けたい」と語っていた佐藤羅雲キャプテンのもと、ひたむきに戦いディビジョン2残留を決めたい。

    (田中 直希)

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  • ディビジョン3 清水建設江東ブルーシャークス 東京都江東区

    清水建設江東ブルーシャークス

    ブルーシャークス、「ReBorn」の戦い。変革のシーズンに昇格なるか

    リーグワン初年度のディビジョン3で勇躍した清水建設江東ブルーシャークスが、ディビジョン2への昇格を懸けたD2/D3入替戦の舞台に立つ。

    レギュラーシーズンは、第3節のクリタウォーターガッシュ昭島戦で初勝利を挙げると第4節では宗像サニックスブルースも撃破し脚光を浴び、シーズンを通して成長を見せながら6勝4敗の3位でフィニッシュした。続く上位3チームによる順位決定戦で豊田自動織機シャトルズ愛知の後塵を拝し自動昇格こそ逃したものの、入替戦前の最後の試合で宗像サニックスブルースに再び勝利。運命の一戦に向けて気炎万丈である。

    今季のスローガンは「ReBorn」。2020年に就任した大隈隆明監督は、シーズン前に「今シーズンはブルーシャークスのラグビーを築いていこう」と選手に話したという。掲げるスタイルは「ボールを動かすラグビー」だ。

    また、プレシーズンマッチから上のディビジョンのチームと練習試合を組み、選手たちに高いレベルを意識させながら厳しい練習で鍛え上げてきた。「仕事とラグビーの両立」を活動理念に据え、清水建設グループ企業の社員だけでなく他の企業で働くラガーマンも所属するというチームにとってそれは簡単な取り組みではない。練習時間やコミュニケーションの時間は限られている。そんな中でも、「今年は練習から闘う集団をつくっていこうという話をしていて、選手がそれを体現してくれている」(大隈監督)と手ごたえを感じている。

    ディビジョン3の得点ランキングでトップを独走したFBのコンラッド・バンワイク、トンガ代表としてワールドカップにも3度出場しているCTBのシアレ・ピウタウ、日本代表経験者のNO8安藤泰洋、サンウルブズでも活躍したSOガース・エイプリルら経験豊富な選手がチームにクオリティーをもたらし、大卒2年目の24歳でキャプテンを任されているFL髙橋広大ら伸び盛りの選手も自信をつけてきた。今シーズン限りでの現役引退を表明しているベテラン高忠伸の存在も、入替戦に向けて、チームに特別なモチベーションをもたらしているに違いない。

    生まれ変わったブルーシャークス。目標のディビジョン2昇格を果たして、変革のシーズンを締めくくる。

    (寺嶋 朋也)

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2022 POST SEASON TICKETS ポストシーズンチケット

DIVISION 2/3 入替戦 第1戦
チームファンクラブ
優先発売
第1戦
一般発売
第2戦
チームファンクラブ
優先発売
第2戦
一般発売
2022年
5/13(金) 12:00~
2022年
5/14(土) 12:00~
2022年
5/18(水) 18:00~
2022年
5/19(木) 18:00~

※チームファンクラブ優先発売は、入替戦出場クラブのお知らせをご確認ください。

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2022 POST SEASON SCHEDULE 大会スケジュール

試合 日程 開場 キックオフ 対戦カード 会場
入替戦 第1戦 5/21(土) 10:30 12:00 D2 6位 vs D3 2位 or 3位 パロ瑞穂ラ
入替戦 第2戦 5/28(土) 13:00 14:30 D3 2位 or 3位 vs D2 6位 夢の島
  • ※D2、D3の対戦の順位は、順位決定戦により決定した順位
  • ※D3の最終順位1位チームは自動昇格

2022 POST SEASON OVERVIEW 概要

主催 公益財団法人日本ラグビーフットボール協会および一般社団法人ジャパンラグビーリーグワン
主管 一般社団法人ジャパンラグビーリーグワン
大会名称 NTT JAPAN RUGBY LEAGUE ONE 2022 DIVISION 2/ DIVISION 3 入替戦
NTTジャパンラグビー リーグワン2022 ディビジョン2/ディビジョン3 入替戦
日程 2022年5月21日(土)から28日(土)
参加チーム DIVISION 2またはDIVISION 2トーナメントの4位、5位および6位のチーム
DIVISION 3またはDIVISION 3トーナメントの1位、2位および3位のチーム
試合数 2試合
競技規則 ワールドラグビーが定める当該年度の競技規則に従う。試合時間は40分ハーフ、ハーフタイムは12分以内とする。
方式

以下のチーム間において2回戦で試合を行う。それぞれのチーム間で、上位となったチームは翌シーズンのDIVISION 2に参加し、下位となったチームは翌シーズンのDIVISION 3に参加する。

  • 1. DIVISION 2 または DIVISION 2 トーナメント の4位とDIVISION 3 または DIVISION 3 トーナメント の3位
  • 2. DIVISION 2 または DIVISION 2 トーナメント の5位とDIVISION 3 または DIVISION 3 トーナメント の2位
  • 3. DIVISION 2 または DIVISION 2 トーナメント の6位とDIVISION 3 または DIVISION 3 トーナメント の1位

方式の変更
第13条に定めるD1自動昇格チームが生じた場合、以下の対応を行う。

  • 1. DIVISION 3またはDIVISION 3トーナメントの1位から順に、D1自動昇格チームと同数の順位までのチームは、DIVISION 2/3入替戦に参加することなく、翌シーズンのDIVISION 2に参加する。当該チームを「D2自動昇格チーム」という。
  • 2. DIVISION 3またはDIVISION 3トーナメントの1位から3位までのチームのうち、前号のD2自動昇格チームを除くチームは、DIVISION 2/3入替戦に参加する。なお、4位以下のチームは、いかなる場合もDIVISION 2/3入替戦に参加しない。
  • 3. DIVISION 2またはDIVISION 2トーナメントの最下位から、前号のDIVISION 2/3入替戦に参加するチームと同数の順位までチームが、DIVISION 2/3入替戦に参加する。
  • 4. 前1号から3号のほか、方式の変更に際して必要な事項は、別途理事会が定める。
勝敗決定方法 勝敗は、(1)勝ち点、(2)勝利数、(3)得失点差、(4)トライ数、(5)トライ後のゴール数、によって決定する((1)が同数の場合に(2)によって決定するものとし、以降も同様とする。)。(1)から(5)により順位が決しない場合、DIVISION 2所属チームを勝者とする。勝ち点の考え方はリーグ戦に準ずるものとする。