2022.01.19 NTTリーグワン 2022 D1 第2節レポート(横浜E 55-21 神戸S)

NTTジャパンラグビー リーグワン2022 ディビジョン1(リーグ戦) 第2節 カンファレンスA
2022年1月15日(土) 14:30 日産スタジアム (神奈川県)
 横浜キヤノンイーグルス 55-21 コベルコ神戸スティーラーズ


コベルコ神戸スティーラーズのデーブ・ディロン ヘッドコーチ(左)、 橋本大輝キャプテン


コベルコ神戸スティーラーズ
デーブ・ディロン ヘッドコーチ

「本当に残念な結果であった。ほとんどのエリアで自分たちがのりかかられる状態であった。そこでついのられてしまうことによって今日はこのような結果になってしまった」

──開幕から苦しい戦いが続いているが、勝っていた時と比較して、戦いながら改善点を感じているところはあるか。

「いくつかのエリアでうまくまわっていないところがある。その部分を修正しきれていないところもあり、このような負けが続く結果になっている」

──ある程度メンバーを変えて臨んだ試合で、8トライ取られてしまった。本来はどのあたりを修正したくてこのメンバーにしたのか。

「何人かのメンバー変更に関しては怪我も理由の一つである。今週の何人かのメンバーについて、先週メンバーに登録できる状態ではなかった選手が復帰した。
今回選ばれたメンバーについては、誰も今日のような悪いパフォーマンスをしたいと思っていたわけではない。しっかり準備をして、よりいいパフォーマンスをしようと備えていた。本来の自分たちの力を出せなかったと思うし、チームの中でもこの負けから痛みを感じている。自分たちの選手を信じているので、来週月曜日に再集合してから来週末の試合に備えて向かっていきたいと思っている」

──スクラムハーフからのパス、FW同士のパス交換で去年ほどゲインを切りづらくなっているように見受けられたが。

「今試合が終わったところなので、レビューをみて、ゲインライン切れていないのか、再確認しないといけない」

コベルコ神戸スティーラーズ
橋本大輝キャプテン

「入りから受けにまわってしまい、相手に勢いを与えてしまい、それを80分間、こちらはコントロールできずに終わってしまった」

──開幕から苦しい戦いが続いているが、勝っていた時と比較して、戦いながら改善点を感じているところはあるか。

「勝っているときは80分間ゲームをコントロールできている。今日のゲームはこの80分間相手にコントロールされた試合であり、そこが違いであった」

──80分間試合をコントロールするためには、具体的にどのようなプレーをしていったら状況が変わると考えているか。

「ラグビーの基本的なこと。しっかり体を当てて、相手に勢いを与えないこと、それをやっていくしかないと思う」

──後半チャンスのラインアウトのところ、敵陣奥深くで、結果ノットストレートだったところがあるが、サインが決まらなく神戸自体のディシジョンメイクに迷いがあったように見えたが。

「プレーの選択はできていた。相手が叫んでサインが伝わらないようにしただけで、それでちぐはぐになったところがあった」


コベルコ神戸スティーラーズの山中亮平選手(左)、 李 承信選手



コベルコ神戸スティーラーズ
李 承信選手

「自分たちの望んでいる結果にならなかった。マイボールでプレーする時間が少なく、敵陣でもプレーできなかったイメージがある」

──8トライ取られたが、どのあたりを修正するか。

「シンプルにフィジカルの部分。ディフェンスの数、枚数、幅をとるところ、ハーフタイムで修正しようと話はしていたが、後半も思い通りのディフェンスはできなかった」

コベルコ神戸スティーラーズ
山中亮平選手

「入りで僕のミスからいいスタートが切れなかった、流れを悪くしてしまった。全体的にも神戸のやりたいプレーができなかったので修正していきたい」

──ご自身でもおっしゃっていたが、最初の部分はどういった形で起きてしまったのか。

「キックはしっかりキャッチしたが、パスをする際に手元が、自分でも驚いてしまったが、シンプルなミスだった」

──8トライ取られたが、どのあたりを修正するか。

「(李選手と)同じくディフェンス。相手にのられていて、裏に抜けてくる回数もすごく多くて、そこのシステムを修正しないといけない」

──FWは今年の神戸は強くなっているが、そこを生かしたゲームプランはあったのか、またそこがうまくいかなかった理由をおしえてほしい。

「FWはすごく強いが、それを生かす前にマイボールの時間が少なかった。セットプレーでも相手にプレッシャーをかけていこうと話はしていたが、ラインアウト、スクラムもマイボールの時間が少なく、フェーズでもキヤノンのディフェンスが出てきてFWにプレッシャーがあり、自分でもしっかりオーガナイズができていなかったのが反省としてある」

 


横浜キヤノンイーグルスの沢木敬介監督(左)、田村 優キャプテン



横浜キヤノンイーグルス
沢木敬介監督

「自信を持っているフィットネスのところで勝とう、前半ぶっ飛ばしていこうというプランでやっていた。ただ最後ガス欠した。ロッカールームでも、フィットネスがもうちょっと必要だと話した。少しずつ選手たちのマインドも変わってきているし、キャプテンの優も言っているが、次のステージを目指して毎試合しっかり成長し、全員でチームレベルを上げられるように、来週からもいい準備をしたい。ありがとうございました」

──ぶっ飛ばしてやろう、とは前半から飛ばしていこう、ということだと思うが、キーワードとして選手に伝えたのか。

「見ている人には今日攻めるというパッションが伝わったと思う。見ている人が何かを感じられるようなラグビーをすると、ファンの人が喜んでくれると思う。
前半はよかった。リードした後の忍耐強さはまだまだ鍛えていかないといけない」

横浜キヤノンイーグルス
田村 優キャプテン

「強い相手だったので、自分たちの持っているものでチャレンジしようと、1週間かけて準備したものが出せた。僕自身もっとうまくコントロール、バランスを保とうと思えば保てた場面があったが、このチームはやると決めたら極端に出したほうがいいチーム、ちょっと強引に進めた場面もあったが、良いほうに出てよかったと思っている」

──ワールドカップ以来の横浜の試合だが、ホストゲーム開幕戦を今日戦った感想、これから横浜を拠点として戦っていくことへの思いを。

「素晴らしいスタジアムで強い相手とでき、いい条件がそろい、その中でも自分たちの強さをみせることができた。横浜には有名なスポーツチームがたくさんあるが、その中でラグビーが力をもてるように、存在感を示せるようにいいスタートがきれたのではないかと思う」

──前半15分あたり、小倉選手の4本目のトライの時、キックを蹴る前に全員集めていたが、何を伝えたのか。

「雑にならないようにと。自分たちが優勢に進めて早い段階で勝ちが見えたので、ルースになると、力のある強い相手なので一気に飲み込まれることがないようにということを伝えた」

──冒頭で強引にとおっしゃっていたが、自陣からスペースをみてアタックするという意味合いだろうか。

「プランに沿ってやっていたが、あれだけ点差があったので、もっとスマートにできたのではないかと思うが、このチーム、やると決めたことを信じてやり抜くということも大事だと思っている」

──インタビューにて23年以外のことについても言及があったが、チームの態度、質などで去年からの変化などはあるのか。

「特にはない。去年からの積み重ね。サポートしてくれる選手もいる。
もちろん試合にでるためにみな頑張っている。自分たちはラッキーでたまたま試合に出られる。誰が出ても自分たちのプランに沿っていいラグビーをするのだろうと思っている」


横浜キヤノンイーグルスの左から松井千士選手、梶村祐介選手、アマナキ レレイ マフィ選手


横浜キヤノンイーグルス
梶村祐介選手

「今日のゲームプランは80分間走り切ろう。前半から後半のこと考えずに飛ばしていこう、それがしっかりゲームスコアにあらわれた試合だった」

──体が一段と大きくなっているが、さらにクイックネスも行きわたっていたと思うが、ご自身の体、プレーの変化、また今日の満足度を教えてほしい。

「昨シーズンまで自分のなかで小さくまとまっているという感覚があったので、もう一度昔のプレースタイルに戻ろうということで、アグレッシブにボールを前に運んで自分の強みのボールキャリーに戻ろうと、移籍してからはそこに取り組んできた」

──フィットネスの部分でどのくらいの練習をしてきたのか。また原点に返ったとあるが、誰のどんな言葉で個人的なトレーニングをしてきたのか。

「プレシーズンの初めにブロンコテストを行い、全員が数値のターゲットを切ろうと、最初の8・9・10月はそこに特化してきた。それ以降はゲームに近いボールゲームの中でゲーム以上の強度を練習で保つようにしてきた。そこのスタッフのプランを選手が信じてプレシーズン実行できた。
今日は走り勝つプランだったが、これからいろいろなプランを選択肢にできることはいいことだと感じた。
昨シーズンは個人としてチャンスをもらったが、あまりいいイメージを残せなかった。
移籍してきて自分がやろうとしてきたところをある程度優さんに任せて自分の役割に集中できたのが大きかった。
自分に必要なところはボールキャリー。フットワークはやり直して、ただディフェンスはやらなければいけないところなので、やっていた」

──ハットトリックはいつ以来? ステップワークがいいが、体重は少し絞れたりしているのか。

「おそらく高校以来。94キロ、自分が動きやすい体重をキープしている。去年と変えたところは、正面に当たりにいく癖があってそこは返されてしまうので、半分少しずらしてゲインラインを越えていくのを特に今日の試合は意識していた。
自分の中でジェシー(クリエル)がずらすのがうまいので映像をみている、まだ会っていないが、これから合流したときにもっとパフォーマンスを向上させたい」

──リーグワンで活躍することを目指していると思うが、来年のラグビーワールドカップを見据えて、どのように成長して、日の丸を背負いたいか。

「今年移籍してきて、もちろん代表にも選ばれたいが、一番はラグビーをしたいという思いで移籍している。代表にも戻りたいが今はラグビーができていることが幸せ。自分を成長させてタフなゲームを経験して代表に選ばれたい」

横浜キヤノンイーグルス
アマナキ レレイ マフィ選手

「今日みんなよく頑張った。素晴らしいと思った。ありがとうございます」

──後半いいディフェンスだったが、どういうマインドで戦っていたか。個人的にはコンディションはいいのか。

「神戸が何をやってくるかわかっていた。監督から出し切ろうといわれた。チームメイトもコネクトがすごくいい。一人ひとりがハードワークをしていると思う。
9月から5か月くらいずっと走っている。フィットネスがある。沢木監督がこのチームを強くするためにフィットネスが一番大事だと思っている」

横浜キヤノンイーグルス
松井千士選手

「梶村選手同様、走り切る、ということがしっかり出せた。去年70点いれられているので、そのリベンジということで勝てたことはよかった」

──1トライ目、アドバンテージが出ていたときの、キックが来る前、田村選手との二人のコミュニケーションを振りかえってほしい。

「難しい状況ではあったが僕自身からコールを出した。優さんはスキルフルな選手、蹴ってくれると思っていたしその練習もしっかりしていたので、試合で出せたと思う」

──前半最後、梶村選手のトライをアシストしたときはどのような思いだったのか。

「僕自身、アシストするつもりはなくトライしたい派。練習してきた中で、あそこが神戸が空くということは沢木さんを通してチームとしてわかっていた。サインが遂行できて、トライアシストできたことはよかった」

──リーグワンで活躍することを目指していると思うが、来年のラグビーワールドカップを見据えて、どのように成長して、日の丸を背負いたいか。

「15人制の日本代表に返り咲きたい、2023年の代表に入ることが目標なので、リーグワンでアピールしたい」

──松井選手、ご結婚おめでとうございます。奥様は会場にきているか。

「来ている。ジャージを着て応援に来ている」


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