2022.03.30NTTリーグワン 2022 D1 第11節レポート(神戸S 35-46 BL東京)

NTTジャパンラグビー リーグワン2022 ディビジョン1(リーグ戦) 第11節 交流戦
2022年3月27日(日) 14:30 東大阪市花園ラグビー場 (大阪府)
 コベルコ神戸スティーラーズ 35-46 東芝ブレイブルーパス東京

東芝ブレイブルーパス東京のトッド・ブラックアダー ヘッドコーチ(右)、小川高廣 共同キャプテン

東芝ブレイブルーパス東京
トッド・ブラックアダー ヘッドコーチ

「こんにちは。非常にうれしく思います。今日は、自分達の選手を誇りに思います。選手たちはしっかり準備をして重要な試合になることはわかっていたので臨みました。
素晴らしいラグビーがプレーできたと思います。もちろん完璧ではありませんでした。ただアグレッシブな姿勢とフィジカルな部分を出せたと考えております。スクラムと接点、コンタクトの所ではうれしく思っています。よくディフェンスができて、ターンオーバーを獲得できたと思っております。ただ今日の活躍は選手皆さんのおかげだと思っておりますし、小川キャプテンはじめ、選手達が本当によくやってくれたと思います。本当に自分たちは良いチームだと思っています。ただ認識として、自分達よりも強いと思われているチームに実際に勝てたことは、うれしく思います。自分達も高いレベルでプレイできると思っていたので、本当にこの結果をうれしく思っています」

──ボールを動かすスタイルがうまくいくようになった要因は?

「選手自身が楽しめるようなラグビーをしたいと思っております。チャンスを生み出すようなラグビー、選手たちが自分を表現できるようなラグビー、常にアタックマインドを持ち、自分達が求めるラグビーをしたいと思っています」

東芝ブレイブルーパス東京
小川高廣 共同キャプテン

「まず今日勝って、ベスト4に入る可能性があるので、本当にうれしく思っています。
今回の試合に対しては、フィジカルの部分もそうですし、一番自分たちのやるべきことをしっかりエクスキューションしていこうと、一番のターゲットにしていたので、それができたので、この結果になったと思います。自分たちのやっていることに対して、自信をもって臨もうと話していたので、それができたことを本当にうれしく思いますし、次また、トヨタVとの試合も、同じように、良いマインドセットで、良い準備をして、チャレンジしていきたいと思います」

──いつもと何か違う練習をしてきたのでしょうか?

「練習ではバックスで合わせたりする時も、しっかり裏に出てから、最後まで出てスコアするとか、そういう所をしっかり徹底するようにしました」

──ゴール前フリーキックの際に、リーチマイケル選手とどのような会話をされたのでしょうか?

「スクラムを選択したけれども、次にフリーキックになったら、自分に欲しいとリーチが言いました」

──今日のスクラムはどうでしたか?

「非常に良かったです。これまでスクラムで苦しんだ試合もあったので、しっかり球さえ出せれば、良いランナーがいるので、スクラムの勝負に勝てたことは良かったです」

──ペナルティが少なかった要因は?

「アタックと一緒で、自分達のディフェンスに対して自信をもってやれたと思うので、その部分で慌てずに落ち着いてプレーできた所だと思います」

──ボールを動かすスタイルがうまくいくようになった要因は?

「アタックは自分達のシェイプをセットするところ、それさえできれば、前に出て判断することができるので、あとは、相手のディフェンスとの兼ね合いもあると思います」

東芝ブレイブルーパス東京のリーチ マイケル選手

東芝ブレイブルーパス東京
リーチ マイケル選手

「今日は、花園で多くのファンの前でプレーできたことをすごくうれしく思います。
楽しかったです。天気も良かったですし、良いラグビーができたとも思います。
東芝ブレイブルーパス東京としては、今日の勝利は、非常に大きいです。神戸は優勝経験もあって、非常に強いチーム。そこに勝って、自分達のやっていることが、良い自信になったと思います」

──今までと今日の試合の違いは何ですか?

「前回の反省を含めて、少しずつ一個一個の課題を、クリアにしていって、今日は80分の戦いができたと思います。前は接戦のところで、キックを使わなかったり、プレーしすぎたりして、試合に負けていたので、今日は、全体的に良いプランをもって、80分戦えたことは、チームとしては凄く良かったです」

──ご自身のトライについて。

「相手を崩し切ってトライを取ったわけではなく、ちょっとした隙間を見つけてトライを取ったので、もっとチームが崩し切ってトライを取ることがベストですけども、隙間を見つけてトライを取るのは、たまには良いと思います。今年初トライができたことは嬉しく思います」

──次のトヨタV戦に向けてどのような準備が必要ですか?

「良い準備をして、月曜日から良いスタートが切れるように、練習が始まるので、良いメンタル状態、フィジカル状態でスタートすることが大事です。トヨタヴェルブリッツは非常に大きくて、フォーワードで来るチームなので、東芝として真っ向勝負だと思います」

──調子が上向いている要因は?

「自分自身も調子が上がってきている自覚があります。すごくラグビーをやっていて楽しいです。なぜかというと、身体の弱い所を強くしたり、一貫性のあるトレーニングをして、サム・ワード コーチとワン・オン・ワン・ミーティングをたくさんやって成長している最中です。サム・ワード コーチの存在が大きいです」

コベルコ神戸スティーラーズの左から、李 承信ゲームキャプテン、ルカニョ・アム選手、デーブ・ディロン ヘッドコーチ

コベルコ神戸スティーラーズ
デーブ・ディロン ヘッドコーチ

「大事なゲームということもあり、結果が伴わなかったことは、非常に残念です。努力が足りていない訳ではなく、選手達も全力を尽くしていましたし、決断力が足りなかったのかと感じます。
チャンスで取り切れなかった所、最後まで選手達の努力というのは、フィールドにありましたが、やはり決断力という部分、大事な局面で取り逃がしてしまったことがありました」

──今日の敗戦を次にどのように繋げますか?

「私も選手も背負うものの大きさを自覚していますし、その背負うものを再確認して、修正し次戦にしっかりとチーム一丸となり準備をしていきたいと思います。良い所悪い所を確認して、しっかりと継続してやっていかないといけないと思っています」

コベルコ神戸スティーラーズ
李 承信ゲームキャプテン

「プレーオフ進出に向けて大事なゲームに負けてしまい、とても悔しく思います。流れが自分達に来るようなシーンであったり時間帯に、チームとしてまとまりきれなかったことで結果につながらなかったと思います」

──流れが来ているシーンで決めきれなかった原因は?

「後半の点差が僅差の所で、自陣からのアタックでミスしたり、ディフェンスでペナルティを重ねたり、そういった所で、チームとして綻びが出たと思います」

──ミスが多い試合が続いていても、改善できてない理由は?

「すべてが悪いわけでもないが、BL東京さんにチャンスをものにされて、スコアが開いてしまった。そういった所はしんどい時間であっても、我慢する必要があると思います」

コベルコ神戸スティーラーズ
ルカニョ・アム選手

「試合中にチャンスは沢山あったが、そこで取り切れなかった自分も含めた個人のミスが多く、取り切れなかった所だと思います。選手達の中には、気持ちはあったはずですし、最大限の努力はしていたと思うので、実行が伴えば勝てたのではと思います」

──今日プレーして、チームの改善すべき点は?

「どのような試合でも成長する余地があると思います。誰でも絶対に成長できると思います。本日感じたことは、一番必要な要素の気持ちはあり、実行力が伴えば、もっともっと成長できるチームだと思います。実際試合を振り返ると、たくさんのチャンスを生み出していたので、そのチャンスをものにできれば、必ずより成長できると思います。もっと前に進めると思います」

──リーグワンでプレーした印象は?

「どのチームもスピードがあって、テンポの速いラグビーをする印象があり、アタック・ディフェンスの両方においてフィジカル高く、他の国のラグビーとの違いは感じないが、強いて言うなら、ボールをよく動かすという印象があります。今までのラグビーはテリトリーを意識したラグビーをしてきたのですが、やはりボールを動かすなという印象です」

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