2022.04.20 NTTリーグワン 2022 D1 第13節レポート(BR東京 22-43 BL東京)

NTTジャパンラグビー リーグワン2022 ディビジョン1(リーグ戦) 第13節 カンファレンスB
2022年4月16日(土) 14:30 秩父宮ラグビー場 (東京都)
 リコーブラックラムズ東京 22-43 東芝ブレイブルーパス東京

東芝ブレイブルーパス東京のトッド・ブラックアダー ヘッドコーチ(左)、リーチ マイケル ゲームキャプテン

東芝ブレイブルーパス東京
トッド・ブラックアダー ヘッドコーチ

「こんにちは。リーチ、他の選手を含め誇りに思いました。準備がすごくしっかりできて、良い週を過ごすことができました。準備が身になったことが見られて、とても良かったです。
試合の開始から勢いが出せました。まさにそこはリーダー、ドライバーであるメインの選手たちのお陰です。選手たちが重ねている自分たちの仕事、役割をしっかりやってくれた証です。自分たちがアタックをうまくやっているというところを観ていて、すごく嬉しく思いました。ディフェンス面でも、今日はすごく誇りに思いました。ブラックラムズ東京は脅威のある強い、ボールを維持してどんどんプレーし素晴らしいトライをしてくる。自分が誇りに思うことは、自分たちの選手がすごく良いプレーを80分間、やりきったことです。自分が一番うれしく思うことは若手を含めて、チームの層が徐々に厚くなってなり、深くなりつつある。選手たちがフィールド上で表現して、充実したプレーをしたこと。今日試合をしてくれたブラックラムズ東京に感謝します。本当に両チームが多くのファンの中で良いプレーをしました」

──かなりスタッツが上がってきている。どういうことがうまくいっているのか?

「良い質問をありがとうございます。EXITの部分が大きいと思います。シーズンの前半では自陣でのプレーが多く、同時にミスが多かった。それが、今は敵陣、もしくは敵陣に近いところでできている。オフロードで仮にミスをしても、大きなミスには繋がらない。なので、自分たちとしてはポジティブなゲームを続けていくことだと考えています。ランをする時、キックをする時のバランスが良くなってきている。それが、スタッツが良くなっている要因だと思います」

──最近の試合を見ていると、モールが安定した得点源になっていると思う。古くから東芝を知っているファンからすると、嬉しいと思います。モールに関する手応えと、何を改善してきたのか。

「自分たちとしても、モールにフォーカスして取り組んでいます。フォワードコーチも含め。ただ、そこだけではなくてバリエーションも持っています。モールをする時もあれば、プレーを選択する時もあります。前半の最後にありましたが、前のほうに行ったというプレーもありました。バリエーションがあることが手助けになっています。同時に、モールでドライブできることは、自分たちにとって嬉しく思います。そこもバランスだと思いますし、チームとして良くなってきています」

──東芝ブレイブルーパス東京、横浜キヤノンイーグルスがトーナメントに入りそうな勢いですが、途中に森選手を出場させるなど、一つずつ勝っていかないといけないシチュエーションでも、若手を使わないといけないと思っているのですか?

「自分たちは育成することについて自信を持ってやってきています。選手たちを信じていますし、自分たちのラグビーのシステムを信じています。もちろん、葛藤はあります。ただ、若い選手がプレーする時、チャンスを掴んだ時に、しっかりやってくれると信用していなければならないと思います。若手選手がチームに入った時には、チャンスがあるということを伝えています。そういった意味では、若手が育っているチームだと思います。森選手がトム・テイラーと交代しました。上でも話していましたが、最終的には出そうという判断をしました。衛(原田)も大学を卒業したばかりですが、今日プレーしました。リーチも話したようにブレイブルーパス東京 vs ブレイブルーパス東京でハードな練習をしました。チャンスを与えてそれに見合う活躍をしてくれました。杉山選手などの若手が活躍してくれました」

東芝ブレイブルーパス東京
リーチ マイケル ゲームキャプテン

「みなさん、こんにちは。ヘッドコーチも言っていましたが、多くのファンの前でプレーできたことが嬉しかったです。ブレイブルーパス東京としては短い1週間でしたが、準備の中で出られていないメンバーが、モールだったりスクラムだったり、オフェンスディフェンスの良い練習台になってくれたことが、良いパフォーマンスに繋がりました。チームとして、良い雰囲気になってきていますし、自信も少しずつ上がってきています。クラブハウスの中の会話もすごいポジティブで、今年行けるのでは? という声も上がってきています。この5・6年、なかなかそういう声が聞こえてきませんでした。この会話ができていることが良いことだと思います。これから、連戦が続く中で、まだまだチャレンジャーなので、次のレッドハリケーンズ大阪戦に向けて、良い準備をして頑張っていきたいと思います。ありがとうございます」

──ヘッドコーチのラグビーがかなり浸透、理解されてきているのか?

「形になるまで3年ぐらい、毎年毎年良くなってきているところに、新しく加入した若手、今日で言えば衛、勇登、ワーナー、それに今日は出ていませんがセタ・タマニバルなどが良くなってきていることが影響しています。
ノンメンバーの藤田、梶川選手はかなり強くて、BL東京 vs BL東京でトライを取ることができない。それが一つの原因かなと思います」

──今日はスコアで勝つこともちろん、ボーナスポイントも意識していたと思いますが、トライを獲ることに少し焦りもありましたか?

「そんなに、なかったです。ボーナスポイントを獲ろうという声がこの2週間、チームに上がっていて、見事にできたと思います」

──前半の最後にショットではなくトライを獲りに行く機会がありましたが、チーム方針としてしっかりボーナスを獲りに行こうという気持ちがあったのですか?

「相手へプレッシャーをかけるという意味で、確実に3点を獲りに行くか、一回勝負を掛けに行くか、どちらでも良かったのですが、仕掛けて前に行きました。そのプレッシャーのおかげで次のモールでまっすぐ行けたので、駆け引きの中で、トライを獲れたのが良かったと思います」

──プレーオフに向けて残り3試合。3勝すれば可能性はあると思いますが。

「1週間、1週間。目の前の相手に対して、最大の準備をすることが大事だと思います。ブレイブルーパス東京もチャレンジャーなので、クラブハウスの中も会話も先のことは見ていないので、今週終わって来週のNTTドコモレッドハリケーンズ大阪戦に向けて良い準備をしたいと思います」

東芝ブレイブルーパス東京のジェイコブ・ピアス選手(左)、ワーナー・ディアンズ選手

東芝ブレイブルーパス東京
ジェイコブ・ピアス選手

「タフな試合でした。このリーグで簡単に勝てる試合はありません。ブラックラムズ東京は素晴らしいチームですし、想像はしていましたが、タフなチームでした」

──今日のパフォーマンスを見ると怪我の影響はないですか?

「心配ないです。ただ、フィットネスがまだ足りないです」

──ブレイブルーパス東京の状況として、ノックアウトトーナメント状態ですが、どのように考えていますか?

「先ほど言ったタフなリーグということに繋がっていると思います。リーグの前半には勝てる試合を落としてしまったという残念な結果がありましたが、後半になるに連れてタフな相手でも勝てていること、勝ったことはうまくいっているんだな、と感じています」

──当初からチームとかリーグワンを意識されていた、お父様もプレーしていたということもありますが(父のスコット・ピアス氏はヤマハ発動機等、日本で長くプレーしていた)、日本でのプレーにすぐにフィットできましたか?」

「本当にニュージーランドとラグビーに関しては共通点があると思います。速いことと、展開をしていくこと。ただし、来てみた時にはそのスピードに驚きました。ここ数年の日本ラグビーの進化には驚いています。今後、さらにリーグはタフになっていくのかな、と思います」

──お父様のスコットさんは、日本のラグビーだけでなく、パブ(飲み屋)についても熟知していると思いますが、ラグビーにプラスになるインフォメーションはありましたか?

「ちょっとお酒は、問題があるかもしれません。父はそこでの時間を過ごし過ぎているかもしれません。ラグビーに関しては、すごく助けてもらっています。日本に来る時に、日本ラグビーにどうやったら順応できるか、文化にどう溶け込めるか、という質問はしました。そういった意味で、いろいろなアドバイスはもらいました」

東芝ブレイブルーパス東京
ワーナー・ディアンズ選手

「ジェイコブと似たような意見です。タフな試合でした。自分たちのディフェンスが試される試合でした。アタックも素晴らしい相手ですが、そこを落ち着いて対応できました。自分たちのしたいラグビーができたことが良かったです」

──20歳になって初めての試合となりましたが、心境の変化とかはありましたか?

「あんまりないです」

──リーグワンに慣れてきましたか?

「ジェイコブと一緒にラインアウトができたら、簡単にボールが取れる感じです」

──練習でジェイコブに教わることはありますか?

「学んだことはあまりないですが、コネクション、人間としては素晴らしい選手です。いい友達です」

──今日は相手に高校時代の先輩や、観戦に高校の流経柏の後輩がいましたが?

「気持ちが良かったです。後輩のほうを見ると応援されている気がしました」

──どんなところが成長して、見せられていた部分だと思いますか?

「たぶん、試合の中のハードワークとか、何度も何度もプレーすることが一番成長しているところだと思います。今日は、良いプレーができました」

──キックをする選手に対するチャージの意識が高い気がします。ディフェンスに対する意識付けを強く持っているのですか?

「身長も高く、腕も長いので、若いころからキッカーへプレッシャーをかける意識はあります。ロックとして、ハーフにプレッシャー、キッカーに対するプレッシャーは大事だと思っています」

──若い年で怪我をしないように、リーグで戦ううえで、身体へのケア等で、苦労していることはありますか?

「試合の後は疲れていますが、リカバリーをちゃんとすれば大丈夫です」

リコーブラックラムズ東京左から、ピーター・ヒューワット ヘッドコーチ、アイザック・ルーカス選手、マット・ルーカス ゲームキャプテン

リコーブラックラムズ東京
ピーター・ヒューワット ヘッドコーチ

「今回も自分たちが見たかった結果ではなかったですが、ポジティブなところは1週間を通じて自分たちのエフォートについて選手たちがチャレンジし続け、今日はそのファイトを見せてくれたと思っています。もちろん、ところどころできなかったところはありますが、絶対ギブアップして欲しくないな、と感じています。その姿勢は見せてくれたと思っています。ちょっとしたところですが、バウンドも味方をしてくれなく、何かうまく行っていない時はそのままその流れが伝わるのかなと。ただ、ハードワークをし続ければ必ず良いバウンドがこちらにも来ると思いますので、続けたいと思います」

──たぶん、規約の問題で平選手、自由に使えないと思いますが、マッガーンが出てきて、アイザックが後ろに下がってからのアタックはすごく良いと思うのですが?

「隠すことは何もありませんが、今16名は使うことはできない状況なので、フォワードも人が少ない状況です。マッティー(マット・マッガーン選手)はフォワードを動かすことがとても上手で、当初からやってきて人が揃っていない部分でうまくやって来れていない部分はありますし、セレクションの部分でも難しい部分はあります。でも、毎週出場しているメンバーは勝てるメンバーだと思っています。この二人(となりに座っているルーカス兄弟)とマッティーは、すごくパフォーマンスが良いと思います。フォワードがいれば三人とも同時に使うことができると思いますが、今の状況だと僕自身がジャージを来てロックで出てもおかしくないくらいです。やったことはないですけど」

──点を取るための今後の改善点は?

「プレッシャーの中での実行力。まだまだ成長中のチームで、となりのアイザックも23と若く、バックラインがエキサイティングですが、完璧にいかないのはわかっています。教えてどんどん成長させていくことが、自分の責任だと思っています。他のコーチも成長していて、やるべきことはやっています。毎週のトレーニングをみていただければわかりますが、やるべきことはやっています。すぐに経験は積めないので、そういった意味では、経験の高いマット・ルーカスが頑張っていますが、未来のある、この時期を一緒に乗り越えられれば、良い経験を積んでいる選手が多いので、さらに良いチームになれると思っています。まずはこの期間を、しっかり乗り越えていきたいです。15番(メイン平選手)も、11番(古賀由教選手)も若い選手ですが、今日も素晴らしかったと思っています」

──今年、けが人が多く、思うようなチーム編成が組めていないと思いますが、来週、再来週に向けて強豪チームとの試合があります。この1週間どのあたりを一番修正しようと思いますか?

「同じエフォートを持って取り組み、ジャージにプライドを持って戦えればと思っています。まずはその姿勢、あとは実行しきれなかったこと、ディシジョンメイキングについては、毎週学びながら進めているので、見直したいと思います。世界No.1の選手でもミスはするので。ただ、うまくいっていないときほど、ミスは目立ってしまいます。これからひっくり返していきたいと思います」

──アタックの手応えもあると思いますが、PGへのこだわりは?

「1週間の中で、リーダーグループで話し合っているポイントです。ポイントを獲れるようであれば獲ろう、どのポイントも大事です。点を取った後は勢いを盛り返したと思います。ただ、自分たちが攻めているときに、インターセプトでトライを獲られ、流れに乗っているときにこういうことは起きないと思います。獲れる時には獲りにいきたいと思います。

リコーブラックラムズ東京
マット・ルーカス ゲームキャプテン

「先週終えてから、厳しい会話をしていました。チャレンジとしては何があっても、ファイトして、コネクトし続ける。完璧ではなかったのですが、正しい方向に一歩進めたと思っています。今は、きつい時期ですが、チャレンジし続けて、ここを抜け出すことができると絶対信じています」

リコーブラックラムズ東京
アイザック・ルーカス選手

「二人が話したとおりですが、楽にはならずこれからもタフな試合が続くと思います。僕らはグループとして一つでまとまり続け、一緒にここを乗り切っていくことが大事だと思います。エフォートをしっかり見せ続ければ、良い方向に転び始めると思っています。抜けて行けると信じています」

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