2022.04.22NTTリーグワン 2022 D1 第13節レポート(東京SG 56-27 静岡BR)

NTTジャパンラグビー リーグワン2022 ディビジョン1(リーグ戦) 第13節 カンファレンスB
2022年4月17日(日) 14:05 秩父宮ラグビー場 (東京都)
 東京サントリーサンゴリアス 56-27 静岡ブルーレヴズ

静岡ブルーレヴズの堀川隆延監督(右)、大戸裕矢キャプテン

静岡ブルーレヴズ
堀川隆延監督

「久しぶりの秩父宮で、対戦相手もサンゴリアスということで非常に選手たち、チームはモチベーション高く臨んだゲームでした。
前半自分たちらしさを出せたのですが、後半は自分たちのゲームプランを遂行する力というか、サンゴリアスさんが強かったというよりは自分たちのやるべきことが遂行できなかったというところが後半の点差に繋がったかなと思います。後半から入ってきたメンバーがインパクトという意味では、まだまだ不足していたのかなと感じます。
次はホームでの試合で、今日の試合反省材料たくさんありますが、いいところもたくさんあったので選手と共有して準備していきたいと思います」

──前半うまくいった部分はどのようなプランと要因があったのでしょうか。

「サンゴリアスさんは我々がボールを動かしていけば、必ずスペースが出てくるのが見えていたので、自分たちの強いランナーでゲインラインを切りながらアウトサイドのスペースを果敢に攻めていこうというところは前半うまく機能したかなと思います。
後半は自分たちがフィールドポジション取れなかったというところがこの結果に繋がっていると思うので、そこはゲームコントローラの判断がまだまだ足りなかったところだと思います」

静岡ブルーレヴズ
大戸裕矢キャプテン

「本日はこのような状況の中で試合を開催してくださった関係者の皆さん、本当にありがとうございます。見に来てくださった方々にも感謝を伝えたいです。
試合内容としては、前半は自分たちのスタイル、時間の使い方など満足のいくものだったんですけど、後半サンゴリアスさんが自分たちには持っていない強さを発揮して、たくさん勉強させてもらった試合になりました。
この経験をしっかり生かして、ショートウィークなので、しっかり体のリフレッシュとメンタル大事にしていい準備をして次の試合に繋げたいです」

──サンゴリアスには自分たちにはない強さがあるとは、具体的にはどのような部分でしょうか。

「後半の勢い、取り切るような力は見習わないといけないところかなと思います」

──前半うまくいった部分はどのようなプランと要因があったのでしょうか。

キャプテン)
エリアのところでフォワードが22m入ったら取り切れる自信はあるので、そこに関してもう少しこだわっていきたい。
次の試合までしっかり修正して、つきつけていきたいです。

──プレーオフの可能性がなくなった中での試合でしたが、モチベーションはどうだったでしょうか。
キャプテン)
モチベーションに関しては下がっていなかったです。
一つでも順位を上げなくてはならない状況なので、勝ち点5を取るのがベストでした。

東京サントリーサンゴリアスのミルトン・ヘイグ監督(左)、尾崎晟也ゲームキャプテン

東京サントリーサンゴリアス
ミルトン・ヘイグ監督

「今日の試合は厳しかったです。ブルーレヴズはいいチームです。特にラインアウトとスクラムなどのセットピースがいいです。前半はたくさんペナルティーを犯し、全然ダメでした。ですが、後半はいいプレーをし、いいトライができました。ボーナスポイントを獲得できて嬉しいです」

──勝てばプレーオフいちばん乗りの試合でしたが、意識したことは何かありますか。

「いつも通りです。特別プレーオフ進出を一番に考えていたわけではなく、いつも通りの準備。今の順位の事というよりは、この試合にしっかり準備して自分たちのパフォーマンスを追求するということで臨みました」

──今後プレーオフを勝ち切るための修正点、準備があれば教えてください。

「フィジカルバトルのところは、試合へ臨む姿勢やマインドの部分が大きく影響していると思うので、ウォームアップの段階からスイッチの入り方が少し甘かったかなという反省点はあるので、これから大きな試合が控えていますけど修正できると思っています」

──100キャップだったツイ選手にコメントお願いします。

「サンゴリアスで経験のある選手ですし、クラブにとって本当に大切な存在。
サンゴリアスの選手としてこうあるべきというお手本のような選手だと思っています。今後サンゴリアスでの100キャップもあるので、しっかりチャレンジしていってほしいと思います」

東京サントリーサンゴリアス
尾崎晟也ゲームキャプテン

「まず、ブレイクダウン、セットプレーのところで前半プレッシャーを受けてしまった。フィジカルの部分で少し劣勢になったところがあったので、前半はイエローカードが出て人数が一人少ない状況だったり苦しい時間があったのですけど、我慢の部分で言うと前半はよく我慢できたかなと思います。
後半しっかり修正して、自分たちのやるべきことを明確にして、後半はしっかりスコアに繋げて自分たちのいいラグビーができたかなと思います」

──勝てばプレーオフいちばん乗りの試合でしたが、意識したことは何かありますか。

「特別意識したことはなく、自分たちのプレーに1週間フォーカスしてやってきましたし、ゲームの前もしっかり声掛けして自分たちのプレーに集中して入りました」

──後半どの部分にフォーカスして立て直したのでしょうか。

「まずはフィジカルのバトルのところ。1対1の部分で食い込まれていくとペナルティーに繋がる。前半はノット・ロールアウェイやオフサイドに繋がっていたので、まずは1対1のタックルの部分でゲインラインを切っていくというところを修正しました。その後はペナルティーを無くして、シンプルに敵陣でプレーするということを修正しました」

──フィジカルバトルで劣勢だったのを盛り返すのは難しいと思うのですが、どの部分を修正したのでしょうか。

「自分たちのシステムがあるので、その箇所を見直しそこを修正してディフェンスに繋げました」

──弟さんと一緒にプレーをして意識したり、いい影響があれば教えてください。

「弟には根本的に負けたくないと思っているので、日々の練習の中でもいい刺激もらってますし、彼もいいポテンシャルを持っていてすごくいいプレーをするので感覚の部分であったりコンビネーションの部分でいいコミュニケーションを取りながらお互い切磋琢磨していけたらと思っています」

──ゲームキャプテン等の経験を経て、チームをまとめる、引っ張るという部分で今学んでいるところはなんでしょうか。

「どのようなタイミングで、どのような言葉をかけるかというところは、自分はまだまだ勉強中で、そこは経験ある流選手、ツイ選手がうまくゲーム中もサポートしてくれました。中村選手ともうまくコミュニケーション取りながら、学んでおります。
自分が心掛けているのは、チームがいい状態の時は自分があまり出過ぎず、逆にうまくいっていない静かなときに前に出るのがリーダーだと思うので、そこの空気の感じ方や見極め方っていうのは日々の練習の中で学んでいます」

──ここまでのチームの仕上がりと手ごたえ。

「ここまでベースの部分はしっかり作り上げてきたと思いますし、あとはペナルティだったり課題だったりプレーの精度というところにこだわってチームをこれから仕上げていくという段階です」

──マッケンジー選手とのフィット具合はどうでしょうか。

「最初は彼のパススピードだったり、彼の動きに合わせるのは少し難しかったのですが、だんだんサンゴリアスのラグビーにフィットしてきて彼の力は素晴らしいなと感じております」

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