2022.05.14 NTTリーグワン 2022 D2 4位〜6位 順位決定戦 第3節レポート(釜石SW 22-19 日野RD)

NTTジャパンラグビー リーグワン2022 ディビジョン2 4位〜6位 順位決定戦 第3節
2022年5月8日(日) 12:00 釜石鵜住居復興スタジアム (岩手県)
 釜石シーウェイブスRFC 22-19 日野レッドドルフィンズ

日野レッドドルフィンズの箕内拓郎ヘッドコーチ(左)、オーガスティン・プル 共同キャプテン

日野レッドドルフィンズ
箕内拓郎ヘッドコーチ

「今シーズンを通じて我々の試合の応援にかけつけてくれたファンの方々、関係者の方々に感謝したいと思います。皆さんの応援が力になって試合をする多大な力をいただいたと思います。非常に感謝しています。今日の試合ですけども、順位の決まったところで難しい部分はありましたし、それ以上に釜石さんの気迫を感じました。チームとして受けてしまった部分はありましたしなかなか自分たちのラグビーができなかった部分もあります。ただ今シーズン通じて堀江主将、プル主将中心に、やってきたことというのはしっかり来シーズンも引き継いでやっていきたいなと思います。ありがとうございました」

──難しい試合だったと思いますが、どういったところをテーマにして、どういったことを伝えて試合に臨まれたでしょうか?

「先程、プル選手が言ったように、フォーカスするのは自分達であり、しっかりやってきたことをチームを去る仲間のためにすべてを尽くして戦うという準備をしてきました」

──その結果、勝てなかったですが、受け身になったようだということで、その内容に対してはどうでしょうか?

「どういう理由であれ目の前の試合に勝てなかったということは、しっかりレビューして次に生かさないといけないですし、こういう試合でもしっかり勝ち切るようなチームにならなきゃいけない。もちろんメンタルもフィジカルも。しっかりレビューしてやりたいです」

──残留は決まりだと思いますけど、そのことについてはどうですか?

「昇格を目標にやっていた分、4位という結果について満足していませんし、来シーズン新たな目標を掲げていきたいという気持ちが強いです」

──来シーズンにつながる今年の成長した部分というのはどこですか?

「言い訳はしたくないですけど、今シーズンコロナ禍でいろいろと難しい部分がありましたけど、それ以上にたくさんの選手、若い選手がたくさん経験を積めたというのは今後のチームにとっての財産になりますし、これをどう生かしていくかというのがこのチームの次の課題であると考えます」

──釜石のスタジアムに来て試合をしたチームの皆さん、試合後の会見で例外なくこのような素晴らしいスタジアムで試合ができて嬉しいとか光栄だという感想を言ってくださるのですが、釜石で試合をするというのはどういうところが違って、どういうところが特別なのでしょうか?

「僕自身小さい頃からラグビーをしてて、釜石、新日鐵釜石というのがどういうチームか知っていますし、レジェンドの方々がプレーしてきた場所。今年2回、ここで試合させていただいて、ここがラグビーの町だという認識で、ワールドカップの試合会場でもありましたし、もちろん復興から立ち上がった町というのもありますし、僕だけじゃなく選手たちもいろいろエモーショナルになる部分もある中で、ラグビーに対して温かい町だなと。そんなに大きなスタジアムではないですけど、ここでプレーできて選手たちが羨ましいなと思います。またこのスタジアムで試合ができるのを楽しみにしています」

日野レッドドルフィンズ
オーガスティン・プル 共同キャプテン

「箕内さんもおっしゃったように、今日スタジアムまではるばる足を運んでくださったファンの皆様に本当にありがとうございますと伝えたいです。この試合、特に戦う理由、意味という点では難しい部分もあったのですが、その中で、チームを今シーズン限りで去る選手のためにしっかり良い形で送り出してあげようと思って戦っていました。負けはしましたが、その中でもチームメイトみんな、80分体を張り続けたところは誇りに思います。ただ釜石さんが戦う意味やこの試合にかける思いが強くて、それには称賛、尊敬を示したいと思います」

──今日の釜石のブレイクダウンに関するプレッシャー、感じたところを教えてください。

「ラックまわりでの釜石さんのプレッシャーというのは本当に的確で、すごく圧力を感じていました。そこをハーフタイムにチームで話して、ボールキャリーする味方に対して早くサポートについてあげよう早くプレーしてあげようと。そこは改善できたのかなと思いました。9番というポジションをやっているので、ラックから良いボールを供給してくれたチームメイトに感謝しています」

──後半に風向きがビハインドになるというところを含めて、後半の戦い方、話されたところがありましたら教えてください。

「風の動きに関して、箕内ヘッドコーチはじめコーチングスタッフがうまく分析してくれて、的確な指示をしてくださったので、後半はボールをもう少しキープしてワイドワイドに展開していこうと話をして、そこはうまく機能して得点も取れたところだと思います」

──来シーズン、リーグワン1部昇格するために、積み上げないといけない部分、いわゆる課題はどこにあるでしょうか?

「シーズン通じてのレビューというのはこれからしなければいけませんが、まずすべての部分において、レベルアップしなければいけないと思っています。セットプレーであり、アタック&ディフェンスですけれども、どういう試合でも勝つんだというマインドセットというのも含めて、またイチから出直したいなと思います」

釜石シーウェイブスRFCの左から、須田康夫ヘッドコーチ、小野航大キャプテン、村上陽平選手

釜石シーウェイブスRFC
須田康夫ヘッドコーチ

「先週マツダスカイアクティブズ広島さんとのゲームで1点差で負けてしまって、ここで負けたら入替戦にまわってしまうというプレッシャーもあったんですけど、日野レッドドルフィンズさんに対して選手たちがフィジカルバトルで勝って見事勝利をおさめてくれたという今季ナンバーワンのゲームだったと思います」

──勝たなければならない試合、負ければ入替戦にまわるという重圧の中で、レギュラーシーズンでは2試合とも大敗していた日野との対戦でした。日野に勝つためにどのようなところにフォーカスしてどのような形で勝とうと指示を出したでしょうか。その結果、選手たちはどうだったでしょうか。

「今回勝てたのは主体性というところなんですけども、選手の自発的なところからプロセスというところを選手たちで決めてもらって、まず過程を大事にして一個ずつやっていこう、自分の役割をやっていこうというところを選手たちが確認して、それを80分間体現できたというところが良かった部分かなと思っております。プロセスの部分をしっかりできたことが勝利につなかったと思います。もうひとつはセットピースからのがんばりという前節からの修正というところは良かった部分ではないかなと思います」

──後半残り20分ぐらいでずっと3点差のまま続いていました。これまで後半に防御が崩れてしまって失点を重ねるという場面がありましたが、今日はこれまでの試合とどういうところが違ったのか。

「アタックにしてもディフェンスにしても過程だと思います。過程をひとりひとりがしっかり理解して頑張れたというところだと思います」

──シーズン通じて総括のようなことを聞きたいのですが、実際にリーグワンひとシーズン戦っての感想、トップ3の目標を掲げていましたけどちょっと届かなかったこと、実際に戦ってみてわかったこと、これを受けての来季に向けての課題、改善点どのようなことになりますでしょうか。

「リーグワン初年度ディビジョン2に入らせていただいて、はっきり言ってフィジカルの部分ではチャレンジする年になると思って挑みました。そんな中で選手たちが成長していけばいいかなと最初は思っていました。自分たちの形をうまく見出して自信もつけたシーズンだったと感じております。来季に向けてもフィジカルのベースラインを知ったことでそこにしっかりフィックスしないといけないということを学んだ一年でもあると思うので、来季はしっかりフィジカルバトルでどこのチームにも勝てるようにトレーニング計画、ゲームプランもそうですけれども、チームとしてディビジョン 2でしっかり戦っていける体づくりからやっていければなと思っています」

──ソンゲタトマシ選手が80分プレーしました。そのことについてひと言いただきたいと思います。

「39歳、私と同い年なんですけども、39歳でプレーするすごさというのも改めて感じましたし、前回マツダスカイアクティブズ広島さんにセットスクラムでやられたということで、スクラムでパワーを発揮してもらうということでいつもと違う使い方だったんですけども、しっかり限界以上の力を最後まで発揮してくれましたし、素晴らしいラグビーキャリアに対して、最後までトマシにすがってしまったというのはすごい申し訳ないんですけども、当初50分ぐらいまでがんばってほしいなと思っていたんですが、どんどんプレーが見たくて80分間いかせてしまいました。でも本当にチームからのリスペクトがある選手ですし本当に良い影響を与えてくれた選手のひとりなので、引退については少し寂しいですけれども、おめでとうと言いたいです。お疲れ様というところです」

釜石シーウェイブスRFC
小野航大キャプテン

「本日はありがとうございました。先週1点差で負けてしまったんですけど今週勝てば先週の負けはチャラにできるということで、今週のゲームにしっかりフォーカスして、23人だけじゃなくてチーム全員で一週間最高の準備ができた結果かなと思います。このディビジョン2で戦うということが僕たちにとってすごく大切なことですし、来年もここで戦えるということが決まって非常に嬉しく思います。自分たちのポテンシャルも示せたと思いますし来年はトップ3に入れるように、今シーズン当初の目標を達成できるように、オフを挟んでまたハードワークできればなと思います。本日はありがとうございました」

──選手でプロセスを決めて、過程の部分を大切にしてきたとヘッドコーチの説明がありましたが、選手のほうではどういった意思統一があり、試合に向けて、試合中、どんな感じだったか。

「先週のゲームで取り急いでしまったり簡単に取ろうとしてしまったりイージーに勝ちにいこうとする姿勢が良くないなということで、ヘッドコーチからもあったように、選手のミーティングでプロセスを大切にしようということにフォーカスして臨めたことは良かったかなと思います。80分間通してというよりは、目の前のワンプレーワンプレーにこだわって、アタック、ボールキャリー、ブレイクダウンもそうですし、ディフェンス、ダブルタックルにフォーカスしてやっていたので、ひとつひとつのプレーにチームとしてフォーカスして出せたということがチームとして良い結果につながったかなと思います」

──今日、ずっとリードで試合が進んでいた訳ですけど、準備のプロセスの中に、リードしている場合とビハインドの場合、試合展開のところまで想定がされていたのかどうかお伺いしたいのと、されていない場合、ハーフタイムに皆さんで確認し合ったことがありましたら教えてください。

「特に点差によってやることを変えるというプランはなかったので、事前にチームで決めていたプラン通りにゲームを進めたという感じでした。点差が詰められたり厳しい場面はありましたけど、チームとしてやることをぶらさずにやり切れたということが良かったのかなと思います。ゲーム中のコミュニケーションもよくとれていたので、プレー選択のところもほとんど間違いなかったと思いますし、チームとしてやるべきことを統一できて良かったと思います」

──今季リーグワン鵜住居での初勝利となりました。釜石のラグビーファン、釜石市民に対して勝ったことの報告と今後の決意をお願いします。

「リーグワン、ホーム初勝利というのもありますしここ何年かホームスタジアムで勝利できていなかったので、いつもサポートしていただいて応援にきていただいている方への思いに応える意味では今日のようなゲームをお見せできて本当に良かったなと思っています。今日のゲームをスタンダードにしないといけないと思いますし地域の方々が応援に来たくなるような試合を観たくなるようなそんなラグビーをお見せできるように来シーズンも頑張りたいと思います。今後ともサポートお願いします」

釜石シーウェイブスRFC
村上陽平選手

「本日はありがとうございました。おふたりがおっしゃったように、今シーズンベストゲームが最後にできて本当に良かったと思います。この一週間準備できたこと、チーム全体でハードワークして達成できたことが勝利につながったと思いますし、先週マツダスカイアクティブズ広島さんに負けてからかなりメンタルも体もきつかったところがあったと思うんですけど、そこから挽回してこんないいゲームができたこと、釜石もやればできるということを証明できたゲームだったと思います」

──今日、ずっとリードで試合が進んでいた訳ですけど、準備のプロセスの中に、リードしている場合とビハインドの場合、試合展開のところまで想定がされていたのかどうかお伺いしたいのと、されていない場合、ハーフタイムに皆さんで確認し合ったことがありましたら教えてください。

「小野キャプテンが言った通り、ビハインドとか勝った状態でということはそこまで意識してはやってなかったですけれども、ひとりひとりの役割というところを意識して試合に臨めていたので、最初から最後までやること変わらず、80分間戦い続けられたことがこの結果につながったと思っています」

──今日もよくフォロー、走ってトライをあげました。これまでの試合もこういう場面ありましたが、シーズン通じて自分が成長した部分、こういった厳しい中で戦って得た経験、財産を教えてください。

「成長した部分と言いますか、常にシーズン序盤からサポートして、釜石は非常に強いランナーが多いですので抜けたところをサポートすればトライチャンスがあると思ったので、毎試合サポートプレーは意識してやってきたことがトライにつながって非常に嬉しいです。あとディビジョン2は、ラックまわり、ブレイクダウンが非常にハードプレッシャーなので、この中でも速い球さばきを意識して試合できたということは非常にいい経験だったと思います。来年につながるんじゃないかと思っています」

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