釜石シーウェイブスRFCより、3月12日の 浦安D-Rocks戦“一枚岩ダービー”関連イベントについて発表がありましたので、ご紹介します。
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Division2第8節 浦安D-Rocks戦
るんびにい美術館 在籍アーティスト
小林 覚氏の作品披露について
いつも釜石シーウェイブスへの温かいご支援ご協力をいただきありがとうございます。
釜石鵜住居復興スタジアムにて、3月12日(日)に開催されるNTTジャパンラグビー リーグワン2022-23 D2第8節 東日本大震災 復興祈念試合 一枚岩プロジェクトPresents “一枚岩ダービー” vs 浦安D-Rocks戦(13:05 Kick Off)にて、岩手県花巻市の「るんびにい美術館」に在籍するアーティスト 小林 覚氏による新作の作品披露が決定いたしましたので、お知らせいたします。
この制作にあたっては、昨年、ビールを通じたコラボでご縁を頂いた株式会社ヘラルボニー様(岩手県盛岡市)のご尽力により、るんびにい美術館様(岩手県花巻市)と連携し、小林氏への新作制作のご依頼に繋がった経緯がございます。
作品のテーマとしては、「一枚岩」、「釜石」という言葉はもとより、一枚岩プロジェクトが紡ぐ絆や繋がり・縁といった意味合いだったり、釜石・岩手、そしてラグビー等、プロジェクトにまつわる様々なワードが織り込まれ制作が進みました。小林氏の持つ、「文字を繋げて表現されるアート」により、幾重にも言葉が繋がった、素敵な作品が完成いたしました。
試合当日は、試合前にピッチ上でのセレモニーを行い、当該作品を初披露させていただきます。
また、地元・釜石の試合ということで、会場には小林氏ご自身にもご来場頂き、ピッチでもご紹介できればと思っております。
ぜひ、会場にお越しいただき、釜石が生んだ素晴らしいアーティスト・小林 覚氏の作品にも触れて頂きながら、この「一枚岩プロジェクト」を通じて体現できた釜石の新しい象徴をご覧頂ければと思います。
【対象試合】
セレモニー実施日時:2023年3月12日(日)12:00頃〜
試合名称:NTTジャパンラグビー リーグワン2022-23 D2第8節
東日本大震災 復興祈念試合 一枚岩プロジェクトPresents “一枚岩ダービー”
対戦相手:浦安D-Rocks (キックオフ 13:05)
会 場:釜石鵜住居復興スタジアム
【チケットについて】
対象試合の観戦チケットでご入場・ご鑑賞いただけます。
釜石シーウェイブス 公式サイトのチケットページ(https://kamaishi-seawaves.com/ticket)よりお買い求めください。
【来場者プレゼント】
ご来場者のうち、先着1,000名様を対象に、当該作品がプリントされた小林 覚氏のアーティストカードをプレゼントいたします。
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■作家紹介
小林 覚(こばやし さとる)/岩手県釜石市生まれ。
るんびにい美術館(岩手県花巻市)在籍。
好きな音楽家はビリー・ジョエル、クイーン、井上陽水、スピッツ、THE BOOM。そして散歩が大好き。小林は養護学校中等部の在学中に、日記も作文もすべての文字を独特の形にアレンジして書くようになった。初め学校の先生も何とか直せないかと苦心したが、やがてこれを魅力的な造形表現ととらえることに切り替える。これを転機に、彼の表現は多くの人に喜びを与えるアートとして羽ばたき始めた。
■るんびにい美術館 アートディレクター 板垣 崇志様 メッセージ
釜石、一枚岩、楕縁…。シーウェイブスの想い、そして釜石という土地に生きる人たちの想い――想い以上に魂というべきでしょうか―が込められた言葉の数々が、自閉と知的障害のある小林 覚のもとに届けられました。
釜石・鵜住居に生まれ育った小林の精神のるつぼが、それを預かり、その想いと言霊の依り代として生み出した造形です。
釜石に心を寄せるすべての人の胸に、この造形が富来旗(大漁旗)のようにたなびくことを願っています。
■株式会社ヘラルボニー 代表取締役副社長 松田 文登様 メッセージ
ヘレン・ケラーの言葉に、「世の中には辛いことがたくさんありますが、それに打ち勝つことでも溢れています」と、あります。釜石シーウェイブスが掲げるスローガンの『REVIVE』と重なります。両社がスクラムを組むことで、この世界を隔てる壁を壊すような力が生み出せるのではないか。すべての人がスポーツに関わることができる新たなスタンダードの実現を図り、新たな豊かさや価値観を広く発信いたします。どんな障害も障壁も越えていきます。
異彩を、放て。
■釜石シーウェイブスRFC 代表理事 兼GM 桜庭 吉彦 メッセージ
この度はヘラルボニー様、るんびにい美術館様のご協力により、釜石・鵜住居出身のアーティストである小林 覚さんとの企画にチームとして携われること、大変光栄に思っています。小林 覚さんが奏でるアート、そしてラグビーの「強さ」と「優しさ」が一枚岩となり、多くの皆さんに笑顔、そして喜びが生まれ、世界と繋がっていくことを願っています。
■釜石シーウェイブス 選手兼アシスタントコーチ 片岡 将 メッセージ
※作品制作にあたり、片岡選手の言葉も作品の中に織り込んでいます。
小林 覚さんの作品を拝見した時に色の表現に目を奪われました。「一枚岩」や「釜石」という言葉のイメージから得た配色と、海や川、自然豊かな釜石の四季折々を表現されたのでは?と感銘を受けました。
釜石は私にとって御縁や全ての始まりを感じる素敵な場所。そういった想いも作品を通して改めて感じさせて頂きました。
プロジェクトにある「一枚岩」言うは易し行うは難し。
小林覚さんのアートを通して、皆が一つになりプロジェクトが成功することを期待しています。最後になりますが、一ラグビー選手がコメントする機会を頂けたこと、感謝致します。
■釜石シーウェイブス 選手 山田 龍之介 メッセージ
※作品制作にあたり、山田選手の言葉も作品の中に織り込んでいます。
この度は、岩手発のブランドであるヘラルボニーさんと釜石出身のアーティストである小林 覚さんとの共同企画に、釜石シーウェイブスの選手として関わらせていただき大変光栄です。
この企画や僕達のラグビーを通じて、オール岩手で一枚岩となり、岩手を盛り上げていきたいと思います!そして、岩手に限らず日頃から支えてくださっている全ての皆様に、少しでも感謝の思いが伝われば嬉しいです。
■るんびにい美術館について
2007年、岩手県花巻市の何気ない住宅街の一角にオープンした、小さくてユニークな美術館です。
館内には作品を展示するギャラリーのみならず、作品が生まれる現場となるアトリエも併設。
この小さなアトリエで誕生した作品の数々が、国内外の多くの人の心を揺さぶり、社会に新たな変化をも生み出しつつあります。ギャラリーでは知的な障害のある作者による美術作品をはじめ、見る人を「命」の再発見へといざなうあらゆる造形表現を縦横無尽に発信。多様な人の命の表現を紹介することを通じて、いかなる者も区切られることなく連なる「命の風景」を示し、社会と個人の心の中にある様々な分断を埋めていくことを目指しています。
公式サイト:
https://www.kourinkai.net/museum-lumbi/
■株式会社ヘラルボニーについて
「異彩を、 放て。」をミッションに、 福祉を起点に新たな文化を創ることを目指す福祉実験ユニットです。国内外の障害のある作家とアートライセンス契約を結び、2,000点以上のアートデータを軸に作品をプロダクト化するアートライフブランド「HERALBONY」、建設現場の仮囲いに作品を転用。「全日本仮囲いアートミュージアム」など、福祉領域の拡張を見据えた多様な事業を展開しています。2021年に「第3回 日本オープンイノベーション大賞 環境大臣賞」 受賞。
公式サイト:
https://www.heralbony.jp
https://www.heralbony.com
■一枚岩プロジェクトについて
本試合のマッチデータイトルの「一枚岩プロジェクト」とは、スポーツツーリズム※を通じて、地域経済の活性化に貢献する取り組みを創出するために様々な企業、ステークホルダーの有志によって結成したプロジェクトです。釜石シーウェイブスのホストゲームに関わるプロジェクトではございますが、プロジェクト全体については、ビジターチームである浦安D-Rocksと共に、両チームがまさに「一枚岩」となって、チームを超え、ラグビー界の中での仲間としてプロジェクト実現に向けた協働を通じて、両チームのファン、関係者の交流も図りながら、多くの皆さまに試合を楽しんでいただこう、ということで、試合当日の会場にとどまらず、当該興行の前後に様々なイベントを付帯させることで、主に釜石市外・岩手県外からのファンを会場に誘致することで、交流を図ってまいります。
具体的な施策については釜石シーウェイブス 公式サイト掲載の情報をご覧ください。
※「スポーツツーリズム」とはスポーツと観光を組み合わせた概念のことです。ここでは、スポーツをしたり、スポーツ観戦をしたりする目的で遠隔地に出かける、という意図で表現しています。