NTTジャパンラグビー リーグワン 2024-25
ディビジョン1 第9節(交流戦)
2025年2月23日(日)12:00 三重交通G スポーツの杜 鈴鹿 (三重県)
三重ホンダヒート vs 横浜キヤノンイーグルス
横浜キヤノンイーグルス(D1 カンファレンスA)
3試合ぶりの勝利を目指す横浜キヤノンイーグルス(以下、横浜E)は今節、三重ホンダヒート(以下、三重H)とのビジターゲームに臨む。キックオフは2月23日(日)12:00。試合会場は三重交通G スポーツの杜 鈴鹿だ。
今季初先発のチャンスが巡ってきた前節の埼玉パナソニックワイルドナイツ(以下、埼玉WK)戦。ノーサイドの瞬間、田畑凌はグラウンド上にいた。自身の持ち味であるボールキャリーとハードワークの実践にフォーカスして臨んだ首位チームへのチャレンジ。「自分に課していたやるべき仕事を最低限はできた」という個人的な手ごたえが、チームの結果へつながらなかったことに敗戦の悔しさを募らせた。
それでも、挽回のチャンスはすぐにやってくる。三重Hとのビジターゲームで沢木敬介監督は、田畑を2試合連続で先発のピッチに送り出す決断を下した。
指揮官との1on1ミーティングでのこと。沢木監督の男気あふれるメッセージに自然とパワーが湧いてきた。
「カジ(梶村祐介)とともに、次も日本人選手が12番と13番を務めることになる。ここであらためて日本人選手の価値を示してほしい」
指揮官からの背中を押される言葉に、田畑は心にこう誓った。
「埼玉WK戦もそうでしたが、12番と13番を日本人選手で出場しているチームはそう多くないと思います。このチャンスで日本人選手の価値とプライドを示したい」
今節で顔を合わせる三重Hは「勢いがあるし、アタッキングマインドを持ったチーム」(田畑)。2連敗の状況を脱しようと、チームは“Our Standard”をテーマに掲げて三重H戦に臨む。「自分たちが求めている基準でどれだけ長い時間、自分たちのラグビーをできるかに勝負は懸かっている」。三重H戦で田畑が自身に誓う“スタンダード”とは──。
「ハードなボールキャリーとハードワークという自分のストロングポイントを発揮し、チームメートとコネクションを持ってどんどんアタックにつなげていきたい」
歓喜の勝利への扉は、指揮官にハッパを掛けられた13番が切り拓く。
(郡司聡)