NTTジャパンラグビー リーグワン 2024-25
ディビジョン3 第14節
2025年5月4日(日)13:00 久留米総合スポーツセンター陸上競技場 (福岡県)
ルリーロ福岡 vs マツダスカイアクティブズ広島
マツダスカイアクティブズ広島(D3)

先週、ひと足先に行われた第14節で、2位・狭山セコムラガッツがヤクルトレビンズ戸田に敗れて勝ち点1の獲得にとどまったため、4日の試合でマツダスカイアクティブズ広島が勝ち点5を獲得すれば、ディビジョン3優勝が決まることになる。
昨季は4勝8敗に終わって入替戦の出場もかなわなかったチームが、今季は開幕5連勝と好スタートを切ってここまで勝ち点を積み上げてこられたことに、選手たちも自信をもっている。
ウイングとしてグラウンドに立ち続けてきた中村悠人は、チームの成長をとても実感している一人だ。だからこそシーズンの最終盤で結果を出していくことの重要性を口にした。
「今季は体制も変わって新しく外国籍のヘッドコーチや外国籍の選手が来て、フレッシュなルーキーたちも入ってきて、チームの新しい文化を作るすごくいいきっかけになっていると思います。だからこそ、結果にしっかりとつなげていきたい。D3の優勝を決めて、入替戦に勝ってD2に上がる。このチームがさらに成長していくためにも、いま結果を出すことがすごく大事だと思っています」
ウイングとしてチームの期待に応えるプレーをできている手ごたえもある。
「プレータイムは多いですし、シーズンをとおして安定感のあるパフォーマンスを出せているところは評価してもいいのかなと思います」
ただ、中村は「昨季と違って跳ねた試合があまりないので、そこが自分の中では課題と思っているところです」と言い、さらなる高みを見据えている。
「昨季からウイングに挑戦してきて、いまは自分にとって一番いいポジションは14番だと思えているので、これからも磨いていきたい。特にこだわっていきたいのはランのところ。自分が(ボールを)持ったら何かしてくれると思わせられるプレーヤーになりたいです」
そして、続けた。
「個人としても、もっと目に見える結果を出せるように頑張りたいです」
シーズン最終盤。チームとして結果を出すことを求めていく中で、中村自身がどんな結果を出していくかにも注目したい。優勝を決めるトライ、チームをD2に導くトライを決められれば、中村自身も次のステージへ進んでいけるはずだ。
(寺田弘幸)