NTTジャパンラグビー リーグワン2024-25
ディビジョン1 第18節(リーグ戦)カンファレンスA
2025年5月9日(金)18:35 秩父宮ラグビー場 (東京都)
浦安D-Rocks vs 三菱重工相模原ダイナボアーズ
三菱重工相模原ダイナボアーズ(D1 カンファレンスA)
2季連続でD1/D2入替戦を回避したものの、プレーオフトーナメント進出は果たせなかった三菱重工相模原ダイナボアーズ(以下、相模原DB)。今節は秩父宮ラグビー場で行われる浦安D-Rocks(以下、浦安DR)とのフライデーナイトゲームに臨む。
現在の戦績は、昨季の最終結果と同じ9位(6勝)。昨季と試合数こそ違えど、相模原DBのレギュラーシーズン最終節は、勝利数を積み上げるための戦いとなる。前節の東芝ブレイブルーパス東京(以下、BL東京)戦の残り20分からつかんだモメンタムを継続できれば、道は大きく拓けるだろう。
「(BL東京戦の)最後20分で、一人ひとりが自分の役割を果たしてゲームプランどおりに戦えば、簡単にゲインできる、簡単に相手にプレッシャーを掛けられることを証明したと思います」
けがから復帰して5試合ぶりの出場となったBL東京戦で先制トライを挙げたエピネリ・ウルイヴァイティはこう振り返る。
強靭なフィジカルとダイナミックなプレーで攻守の起点となるウルイヴァイティは昨年、相模原DBの生え抜き選手としては初めて日本代表に選ばれ、現在6キャップを数える。
「日本代表で学んだことや経験したことを今季、フィールド内外でチームに還元することを意識し、そこはけっこう、できたと思います。2018年に加入して以来、チームはすべての面で進化してきました。若手はすぐに(チームに)貢献できるレベルで、今までいる選手たちもラクになりました。みんなが同じページを見て、同じ目標に向けて進んでいることがパフォーマンスに表れていると思います」
相模原DBのホストゲーム最終戦セレモニーで石井晃ゼネラルマネージャーが語った「上位進出の壁」。それを乗り越えるための課題である“一貫性の継続”について、ウルイヴァイティはこう俯瞰する。
「ディビジョン1で上位にいくために、何が必要なのか常に学び、経験を積むことで一貫性が出せる時間をもっと長くできるようになると思います。みんなもそれを目指して練習しています。すぐに変わるところではないのですが、努力で徐々に変わってきているので、それもまたチームが進化している証拠です」
ラストゲームも「これまでどおり」とウルイヴァイティ。とはいえ、出場停止処分と負傷で今季は9試合の出場に留まり、「少しフラストレーションを感じました」相模原DBの“暴れん坊”は明かす。このまま終わるはずがない。
(宮本隆介)