三菱重工相模原ダイナボアーズより、相模原市における「新設する“多目的スタジアム”を象徴としたまちづくり」の提案内容について発表がありましたのでご紹介します。
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5月19日（月）に「相模原駅北口地区土地利用計画」の土地利用計画骨子が公表されました*1。相模原市ホームタウンチームであるSC相模原、ノジマステラ神奈川相模原、ノジマ相模原ライズ、三菱重工相模原ダイナボアーズの4チーム（以下、ホームタウンチーム）は他のステークホルダーと形成したコンソーシアム（以下、本コンソーシアム）として2024年8月から9月にかけて行われた「相模原駅北口地区土地利用計画に係る民間提案募集」に応募し、「スタジアム・商業を核とした高層高密度・交流重視ケース」に関する提案書を提出するとともに、同年10月の「プレゼンテーション・対話」にも参加いたしました。
残念ながら実現には至りませんでしたが、多くの方々のご尽力とご協力によりつくりあげることができた本コンソーシアムの提案を、期待をもって見守っていただいた市民の皆さま、地元企業の皆さま、その他関係者の皆さまにはお伝えすべきと考え、今般その概要をお知らせいたします。
本コンソーシアムの提案に関するイメージ図*1 相模原駅北口地区土地利用計画骨子について
https://www.city.sagamihara.kanagawa.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/032/939/0519/05.pdf
1．提案の骨子：「新設する“多目的スタジアム”を象徴としたまちづくり」
本コンソーシアムは、相模原市が標榜するコンセプト「多様な交流が新たな価値をうみだす ライフ×イノベーション シティ」を実現すべく、相模原駅北口地区土地利用計画検討会議により提示された3つの方向性の中から、街に「にぎわい」を創出し「シビックプライド」の源泉ともなることを目指して「スタジアム・商業を核とした高層高密度・交流重視ケース」にそった提案をいたしました。
具体的には、以下の5点を提案の骨子としました。
- 相模原のシンボルをつくる
- ホームタウン・スポーツを核としたまちづくりの中心となる
- 国際的な人流を効果的に誘い交錯させ、賑わいを創出する
- 多様な人々の交流をすすめイノベーションを促進する
- 脱炭素の取り組みを地域に根付かせる
2．施設構想：5つの機能を持った複合施設構想を提案
- 交流にぎわい機能
人の流入を促しにぎわいを創出するだけでなくシビックプライドのシンボルともなる多目的スタジアム。 - 商業機能
生活ニーズを満たしつつもエンタメや子育て支援の側面を持つ、宿泊施設を備えた複合商業施設。 - 業務開発共創機能
スタートアップ企業、教育機関、学術団体などが相互にコラボレーションし新たな価値をうみだすだけでなく、庁舎機能等の新規移管も視野に入れたオフィス棟。 - 居住生活機能
440戸のレジデンス。 - 交流ハブ機能
他4つの機能（施設）の中心に位置し、交流を促進する芝生プラザ。
3．実現のための想定スキーム
構想実現のため、本コンソーシアムが提案したスキームの概要は以下の通りです。
資金調達：寄付、助成金/補助金、ふるさと納税等を利用して調達
施設設計：民間のコンソーシアム主導で実施
施設建設：民間のコンソーシアム主導で実施
施設所有：相模原市（建設後に民間のコンソーシアムから市へ寄付）
土地所有：相模原市（市所有の公園という位置づけ）
管理運営：民間のコンソーシアムによる指定管理
4．石井晃ゼネラルマネージャー コメント
平素より三菱重工相模原ダイナボアーズへの温かいご支援とご声援を賜り、心より感謝申し上げます。
私たちダイナボアーズは、同じ相模原をホームタウンとする他のスポーツチームや地元企業、各種団体、商店組合など、多くの皆さまとともに「多機能複合型スタジアム整備を要望する署名運動」を実施いたしました。その結果、104,201筆ものご署名をいただき、皆さまの大きなご賛同を得ることができました。
しかしながら、今回の本コンソーシアムとしての提案は残念ながら採用には至りませんでした。それでも、私たちと相模原との歩みは、これからも変わることなく続いていきます。相模原市をホームタウンとして50年以上活動してきた私たちのミッションは『地域の皆さまと、夢と感動をわかちあうこと』です。このミッションを果たすべく、ダイナボアーズラグビーの更なる進化を目指す事はもちろん、地域の皆さまと感動を「共創・共有」できる環境づくりを引き続き真摯に追求してまいります。
まずは、ラグビーが相模原市の新たなにぎわいと魅力の象徴となり、「相模原にはラグビーがある」と多くの方々に感じていただけるよう、チームの強化や地域での活動に全力で取り組んでまいります。今後とも、ダイナボアーズへの変わらぬご支援とご声援を、どうぞよろしくお願い申し上げます。
