NTTジャパンラグビー リーグワン2025-26
ディビジョン1 第1節(リーグ戦)カンファレンスA
2025年12月14日(日)15:00 味の素スタジアム (東京都)
東芝ブレイブルーパス東京 0-46 埼玉パナソニックワイルドナイツ
東芝ブレイブルーパス東京
東芝ブレイブルーパス東京
トッド・ブラックアダー ヘッドコーチ
「埼玉パナソニックワイルドナイツ(以下、埼玉WK)さんに『おめでとう』とお伝えしたいです。彼らは今日のゲームで要所を押さえていて、ゲームの流れ、勢いを握られてしまいました。自分たちがボールを持っていてもプレッシャーを感じて、無理なプレーを選択してミスが起きてしまい、厳しい試合になりました。埼玉WKさんはフィジカルも良く調整していると感じましたし、単発の強さではなく80分間、良い強度のプレーをされたことで今日はやられてしまったと感じています。
同時に、埼玉WKさんに感謝したいと強く思っています。『このレベルできっちり仕上げなくてはいけない』という教えをいただけました」
──プレシーズンから、対戦相手は東芝ブレイブルーパス東京(以下、BL東京)対策をかなりしてきていると思いますが、いかがでしょうか?
「そこが大きなチャレンジになることは、チームで話しながら準備をしています。今日はあと一歩というシーンもありましたが、勇敢に攻め切ることができませんでした。何よりも埼玉WKさんのディフェンスにはつながりがあって、隙間がなく、スペースを見つけづらいゲームだったと思います。少ないスペースを無理にこじ開けようとするとエラーが起きて、そこを取り返そうとしてまたミスをするという難しさがありました。
ただ、僕らBL東京の強みは学ぶ力だと思っているので、今日のゲームから成長できるきっかけをもらいました」
東芝ブレイブルーパス東京
松永拓朗バイスキャプテン
「ペナルティの多さで自分たちの首を絞めてしまいましたし、アタックしていてもプレッシャーを受けたと感じた部分がありました。我慢して、継続してアタックをし続けることが必要だと感じています。今日は完敗してしまいましたが、伸びシロしかないとも思っているので、スキルを使って自分たちのラグビーをできるように成長していきたいと思います」
──リーチ マイケル選手が欠場し、今季は原田衛選手とワーナー・ディアンズ選手が海外挑戦で不在となった影響はありますか?
「試合に関しては、メンバーどうこうはまったく関係ないと思っています。チームも良い準備をして、同じ方向を向けてはいました。ただ、絶対的キャプテンのマイケルさんに頼っていた部分があって、この試合で一番感じたのは僕を含めてマイケルさんに頼り過ぎていたな……という点です。もっと自分からどういうメッセージを送ることができるのか、どうやってチームを変えるのか、という部分が難しいところでした。次の試合に向けて、練習から意識しないといけないところは明確に分かっているので、修正する際にリーダーということを自覚して、練習に臨みたいと思います」
埼玉パナソニックワイルドナイツ
埼玉パナソニックワイルドナイツ
金沢篤ヘッドコーチ
「今日の試合は『自分たちのラグビーを示していこう』ということで臨みました。まさにそれを選手がやってくれたと思います。当然、ゲームの中で波はあるのですが、良い我慢をして、流れを手放さずにやってくれたのが結果につながったと思っています」
──今季からヘッドコーチに就任して、BL東京戦に向けてどのように準備してきましたか?
「BL東京戦ではコンタクトにフォーカスしていました。それはアタックでもディフェンスでも同じで、その意識が今日の試合に出たと思います。
坂手(淳史)が言ったように、『自分たちの強みを出していこう』と話しています。この試合については守備を担当している布巻峻介がすごくいい準備をしてくれて、それを選手が実践できたことが一番大きなところだと思っています」
埼玉パナソニックワイルドナイツ
坂手淳史キャプテン
「プレシーズンでやってきたこと、この1週間の準備が良い形でゲームに反映されたと思います。各コーチが選手に良い落とし込みをしてくれて、選手はそれを理解して良い準備をしていました。試合の前に金沢ヘッドコーチからマインドセットについて話してくれた際に、選手たちが自ら関与していって、チームとして前進することができたので、そこは自信になっています。良いスタンダードを示すことができましたし、『これがワイルドナイツ』ということを見せられたので、ここからさらにプラスしていって、良いシーズンにしたいと思っています」
──埼玉WKとしての今季の新しい試みはありますか?
「ディフェンスはこれまでの選手たちが作ってきてくれた伝統なので、そこは引き継いでいます。今季に関してはそこに怖さを加えたいと思っています。相手に"怖い"と思わせるようなボールを奪うディフェンスを目指しています」



























