NTTジャパンラグビー リーグワン2025-26
ディビジョン1 第4節(リーグ戦)カンファレンスB
2026年1月11日(日)12:00 三重交通G スポーツの杜 鈴鹿 (三重県)
三重ホンダヒート vs クボタスピアーズ船橋・東京ベイ
三重ホンダヒート(D1)
「『蹴ってくれるだろう』と思って走り続けました。信じて良かったです」
三重ホンダヒート(以下、三重H)の岡野喬吾は、前節・リコーブラックラムズ東京戦の前半終了間際の場面をそう振り返った。スクラムからチャンスを迎えたその場面、岡野が左にパスをつなぎ、ライン際で仕掛けた山下楽平が左足でキック。それを再び岡野がつかみ、トライエリアへ飛び込んだ。鮮やかなコンビネーションだった。
開幕戦を終えたあと、岡野は新たなバックス陣について「楽平さんが逐一指示をしてくれるのでやりやすい」とコメント。それを聞いた山下は「そこは意識しています。伝わっているならうれしいです」と応じ、「岡野は日本代表に入れるポテンシャルがありますよ」と高く評価した。ホットラインが生まれたのは偶然ではなく、互いの信頼の結果なのだろう。
「自然だったので、意識していることにはまったく気づかなかったですけど(笑)」と岡野は笑う。さらに「サインプレーの細かい動きでも、『ここどう思う?』『こういうのはどう?』と、話し合いの切り口を作ってくれるんです。日本語なので指示にも自然に反応できますしね」と、山下の絶妙な対話術に感謝を示した。
そう語る岡野は、昨年6月に日本代表候補合宿(15人制男子トレーニングスコッド菅平合宿)へ招集され、JAPANのジャージーを身に着けた。
そして前節の直前には、日本ラグビーの強化拠点であるJAPAN BASEを訪れ、桜のエンブレムが施された施設でトレーニングを行った。
「近づいている感覚は得ましたか?」と尋ねると、岡野は「まだ『うわぁ、JAPANや……』という感じですね」とはにかむ。「あの日は風も強くて、寒さばかりが気になってしまいました。でも練習はより楽しく感じましたし、またあのエンブレムを身に着けたいなと思いました」と続ける。あらためて気持ちは昂ったようだ。
そして岡野は、「残り少ない鈴鹿でのホストゲームで、ファンのみなさんに初白星をお届けできたらと思います。応援よろしくお願いします」とインタビューを締めくくり、11日に迫るクボタスピアーズ船橋・東京ベイ戦での勝利を誓った。
信頼でつながるバックスのコンビネーションと、JAPANへの思い。いままさに伸び盛りの岡野は、三重Hに今季初勝利をもたらすことができるだろうか。
(籠信明)



























