2026.01.22[三重H]盟友の言葉を胸に現役復帰。古巣との対決で刻む“新たな1ページ”

NTTジャパンラグビー リーグワン2025-26
ディビジョン1 第6節(交流戦)
2026年1月24日(土)13:00 ホンダヒート・グリーンスタジアム (栃木県)
三重ホンダヒート vs 浦安D-Rocks

三重ホンダヒート(D1 カンファレンスB)

浦安D-Rocksでいったんは現役を引退、その後、三重ホンダヒートの一員として復帰を果たした坂和樹選手

坂和樹のラグビー人生は、楕円のボールのように予測不能な軌道を描いてきた。昨季、浦安D-Rocks(以下、浦安DR)でプレーした彼は、5月のD1/D2入替戦を最後に現役引退。NTTドコモビジネスでの社業に専念した。

「自分なりに別の道を歩もうとしました。それも新しい挑戦で楽しかったんですが……」と坂は当時を振り返る。しかし、ラグビーへの情熱と、ある友人の言葉が、彼を再びグラウンドへと引き戻した。

その友人とは、今季浦安DRから東京サントリーサンゴリアス(以下、東京SG)に移籍した竹内柊平だ。同期でもあった彼からは、事あるごとに現役復帰を勧められていたという。

坂は「柊平から『絶対ラグビーを続けたほうがいい』と言われていたんです。復帰を決めたとき、もちろん最初は両親に伝えましたが、その次に連絡したのは彼でした」と明かす。日本代表でもプレーする友人の姿に刺激を受け、「そこに近づきたい」という強い思いも坂を突き動かした。

その後、三重ホンダヒート(以下、三重H)での契約を勝ち取った坂は、先週末の東京SG戦で加入後初出場を果たし、グラウンドの上で竹内と再会した。「本当に縁があるなと感じました」と、彼は感慨深げに復帰戦を振り返る。

そして今週末、運命はさらなる縁を彼にもたらす。三重Hが初めて栃木県宇都宮市で開催するホストゲーム。その相手は、昨春まで籍を置いた“古巣”浦安DRだ。

「ラグビー選手として再挑戦したいと伝えたとき、会社の方々は『そのようなチャンスは多くないのだから、頑張ってこい』と快く送り出してくれました。浦安DR、そしてNTTドコモビジネスの方々には本当に感謝しています」

恩ある古巣への思いを馳せつつも、坂は「僕は気負い過ぎると良いプレーができないタイプなので、考え過ぎずに臨みたいです」と微笑んだ。

「三重Hにとっても、宇都宮での公式戦は歴史の1ページを書き込む重要な試合になります。クラブとしてこの一戦に懸ける思いは強いですし、ファンのみなさんにもぜひ熱い応援をお願いしたいです」

一度遠回りをしたからこそ、踏み出す一歩の重みを知っている。新たな歴史を刻み始めた三重Hで、坂和樹のラグビー人生は再び加速していく。

(籠信明)

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