NTTジャパンラグビー リーグワン2025-26
ディビジョン1 第10節(交流戦)
2026年3月1日(日)13:30 たけびしスタジアム京都 (京都府)
三菱重工相模原ダイナボアーズ 29-31 トヨタヴェルブリッツ
三菱重工相模原ダイナボアーズ
三菱重工相模原ダイナボアーズのグレン・ディレーニー ヘッドコーチ(左)、吉田杏キャプテン三菱重工相模原ダイナボアーズ
グレン・ディレーニー ヘッドコーチ
「今日の試合の結果は残念です。残り2分は非常に大事な時間でしたが、22mライン内であまり集中できていなかったところがありました。その前までは良い試合ができていましたし、われわれのプレーはわれわれのDNAを表していました。最後の最後が少し残念です」
──試合が終わったあと、グラウンド上でハドル(円陣)を組んで話されていましたが、どのようなことを伝えたのでしょうか。
「努力については素晴らしかったという話をしました。選手たちは勝利に値する努力を見せたと思います。しかし、勝利に値する努力をしたからといって、必ず勝てるというわけではありません。
『目の前で起きていることに集中し、起きていないことを予測し過ぎないこと』についても話をしました。最後の場面(後半38分のトヨタVのトライにつながるプレー)では、ほかのプレーからリスタートすると思い込んでいた選手もいたと思います。しっかり前を見て一瞬に集中できるかどうかが重要です。自分たちの努力としては勝利に値するものを出したと思いますが、それだけで勝てるわけではないという厳しい学びになりました。自分たちもそこから学べることはあると思うので、しっかり学んで次にぶつけようという話をしました」
三菱重工相模原ダイナボアーズ
吉田杏キャプテン
「今週は『自分たちでアクションを起こす』というテーマを掲げていた中で、80分間とおしてそれができたかというと、いまヘッドコーチが言ったとおり、最後の2分くらいのところでスイッチオフしてしまった部分があると思います。そういったところは非常に小さな部分ですが、こうした接戦で勝ちを得られるか得られないかという大きな分かれ目になるとあらためて痛感しました。
自分自身も前半で負傷してしまい、後半のチームに貢献できなかったことについて、すごく責任を感じています。チームには『自分たちのやるべきことは変わらない』というメッセージを伝えたので、しっかり来週から良い準備をして、自分たちのDNAを取り戻したいと思います」
──前半、ペナルティゴールを狙える場面でもあえてモール勝負を仕掛け、結果的にトライを取り切りました。フォワードが得点源になっていた印象ですが、そのあたりの手ごたえはいかがですか。
「モールに関しては、自分たちも自信をもっている部分ではありますし、あそこでスコアできたこと、相手にダメージを与え続けられたことは、80分間とおして自分たちの強みとして出せたところかなと思います」
トヨタヴェルブリッツ
トヨタヴェルブリッツのスティーブ・ハンセン ヘッドコーチ(左)、姫野和樹キャプテントヨタヴェルブリッツ
スティーブ・ハンセン ヘッドコーチ
「非常に面白いゲームだったと思います。決してきれいな展開ではありませんでしたが、最終的に勝利という形で終えられたことを大変うれしく思います。2、3年前のチームであれば、おそらく負けていたような展開でした。しかし、選手たちがこれまで積み上げてきたハードワーク、そして自分たちを信じる力が強まっていることで、満足のいく内容ではなかったものの、勝ち切る方法を見つけ出してくれました。
勝ち点4を獲得できたことは非常に大きいです。選手たちは納得してオフに入れると思います。彼らは非常に強いメンタルと、自分たちを信じる力を見せてくれました。残り数分で逆転のトライを決め、その後の守備も非常に強力でした。いくつか納得のいかない点はありますが、結果と選手たちの姿勢については、これ以上ないほど満足しています」
──メンバーがリザーブを含め3試合連続で同じですが、これにはどのような意図があるのでしょうか。
「良いプレーをしている選手を評価し、継続して起用しています。チーム内でのコンビネーションも深まっており、試合終盤に見られたような選手同士の信頼関係にもつながっています。
いまのスコッドは非常に大きく、全員が非常に強く結束しています。控えの選手たちも、主力チームのために毎週非常に努力してくれています。(MIRAI MATCHとして行われた)金曜日の花園近鉄ライナーズ戦でも、素晴らしい勝利を収めてくれました。
全員の成長を目指していますが、同時にメンバーを頻繁に変えることはできません。継続性や、選手同士の理解度を高める必要があります。例えば今日、序盤に奥井章仁が負傷(脳振盪の疑いで一時交替のあと、交替)しましたが、アイザイア・マプスアが入り、姫野(和樹)を7番に動かすといった変化があっても、リズムを崩さずにプレーできました。こうしたコンビネーションの構築と、ハードワークして良いプレーを続けている選手を信頼していることが、いまのメンバー構成の理由です」
トヨタヴェルブリッツ
姫野和樹キャプテン
「勝って反省できるということが、いかに素晴らしいことかを実感しています。自分たちのラグビーは完璧ではありませんでしたが、選手のメンタリティーや勝つという文化を今後も作っていかなければなりません。こうしたタフなゲームをモノにできたことは、今後の自分たちにとって非常に大きな意味をもつと思います。選手一人ひとりがハードワークして勝ち取った勝利です。キャプテンとして、みんなの努力を誇りに思います」
──最後、ドロップアウトから得点につなげたシーンと、守り切ったシーンについて、それぞれどのようなことを考えていたか教えてください。
「トライとコンバージョンキックで逆転できるということは頭に入っていました。本当はまだ時間もあったので、スクラムでしっかりと相手陣に入ろうとシゲ(茂野海人)と話し合っていました。
しかし、アクシデントがありマプスアが出ることとなり、7人でスクラムを組むのはリスクがあるという判断で、22mからのドロップアウトを選択しました。そこから小村真也がショートキックでスキを見つけて、うまくやってくれました。和田悠一郎もそうですが、彼らのアタッキングマインドが、後半からインパクトを出してくれて、あのトライにつながったのだと思います。
最後のシーンに関しては、ひたすらクリーンにディフェンスすることに集中しました。残り1分だったので、一旦相手陣に蹴り込み、自分たちのチェイスとディフェンスを信じて守り切ろうと意思統一しました。それがうまく機能したと思います。自分たちにとってメンタル面のチャレンジでもありましたが、やり遂げられたことは素晴らしい経験になりました」



























