NTTジャパンラグビー リーグワン2025-26
ディビジョン2 第14節
2026年5月11日(月)19:00 ヤンマースタジアム長居 (大阪府)
レッドハリケーンズ大阪 vs NECグリーンロケッツ東葛
レッドハリケーンズ大阪(D2)
レッドハリケーンズ大阪(以下、RH大阪)が、今季最後の試合に臨む。
週末の試合に向けて、チームは1週間かけて準備する。アナリストが分析した自チームと対戦相手のデータに基づき、コーチングスタッフの指導の下、ノンメンバーの選手たちが対戦相手役を務めてトレーニングを行う。マネージャーがスケジュール管理や用具の準備をし、トレーナーやメディカルスタッフは選手たちのコンディションを整え、リハビリやケアを行う。ストレングス&コンディショニングスタッフは、GPSなどで得たデータと本人が感じている疲労度、トレーニングに取り組む選手の様子を細かく見て、ノンメンバーを含めた選手全員分の状況を管理。通訳は誰かが言葉を発するごとに話し続け、管理栄養士や臨床心理士も選手の心身をケアする。試合当日のグラウンドに立つのは23人の選手だけだが、たくさんの人の日々の細やかな気配りや努力が積み重なった上で、その23人は最高の状態で試合に臨むことができる。
ホストゲーム当日は、イベント運営会社や試合中継の配信会社なども含め、多くの人が動く。選手たちにとって最高の舞台になるように努め、試合当日のイベントや演出などもある中でスムーズに試合を進行するための段取りをするのは、フロントスタッフだ。ファンエンゲージメントを考え、試合に向けた企画や広報活動、諸々の事務処理、スポンサーや行政などとのつながりを常日ごろから良好に保っているスタッフがいて、試合が成り立つ。すべての日々の努力は、観客に“最上の観戦体験” (※RH大阪のミッション・ビジョンの一つ)をしてもらうためだ。
ただでさえ労力の掛かるホストゲームで、RH大阪は今節、対戦相手をホストチームと同等のものとして迎え入れることを決め、準備した。ビジターチームが、“NECグリーンロケッツ東葛”として最後の試合となるからだ。チームがなくなるかもしれない不安や深い悲しみと存続できることになった喜びを知っているリーグワンで唯一のチームであり、“最太のつながり”(※)を大切にしてきたRH大阪だからこそできることなのかもしれない。
とはいえ、RH大阪にとっても、応援で支えてくれたホストエリアの人たちに見せられる今季最後のゲームだ。掲げていた目標には届かなかったが、「チームとして成長でき、土台を作ることができた」シーズンになったと松川功ヘッドコーチは振り返る。最終節でも、「粘り強くあきらめない自分たちの戦い方を大阪のみなさんに見せたい」。
試合時間は、たったの80分。けれど、シーズン前から長い時間を掛け、選手・スタッフ全員で一つひとつの試合のための“最善の努力”を尽くしてきた。5月11日は、来季につながる今季最良の試合にしたい。
(前田カオリ)



























