一般社団法人ジャパンラグビーリーグワンは、1月15日に行われたNTTドコモレッドハリケーンズ大阪 vs 東芝ブレイブルーパス東京の試合における、東芝ブレイブルーパス東京のジョニー・ファアウリ選手およびワーナー・ディアンズ選手の危険なプレーに対する出場停止処分の措置が1週間減免されたことを、以下の通りお知らせいたします。
この処分の減免措置は、頭部へのコンタクトの対処手順におけるコーチングの介入(Head Contact Process Coaching Intervention)を同クラブがワールドラグビーに申請した結果、決定されたものです。
■処分内容の変更
該当選手①:ジョニー・ファアウリ(東芝ブレイブルーパス東京)
処分:
4試合出場停止→変更:3試合出場停止
※対象試合
NTTジャパンラグビー リーグワン2022 4試合 第3節、4節、5節、6節
変更→3試合 第3節、4節、5節
該当選手②:ワーナー・ディアンズ(東芝ブレイブルーパス東京)
処分:
3試合出場停止→変更:2試合出場停止
※対象試合
NTTジャパンラグビー リーグワン2022 3試合 第3節、4節、5節
変更→2試合 第3節、4節
■HCPにおけるコーチングの介入
2021年7月1日からワールドラグビーによって試験的に施行されているプログラム。プレーヤーやコーチが、負傷のリスクが高く、不正なプレーとなることが多いテクニックから統計的にリスクの低いテクニックへと改めるよう促し、日頃の行動や動作を前向きに変えていくことを目的とする。
HCPに関わる不正なプレーでサイティングの対象、もしくはレッドカードを受けたプレーヤーは、科された制裁処分の最後の週を、HCPにおけるコーチングの介入(不正なプレーの原因、または一因となった、誤ったタックルやコンタクトの技術的な誤りに特化したコーチング)を受けることで消化することを、申請できる。
コーチとプレーヤー本人は不正なプレーの原因となった技術的な過ちの詳細、および、その問題に対処するためにとった措置について申請し、ワールドラグビーの専門レビューパネル(専門的な中立のコーチで構成)の審査を経て、コーチングの介入が十分だったと判断された場合、処分が減免される。
初めて制裁を受けるプレーヤーのみが対象となる。