2022.02.08NTTリーグワン 2022 D1 第5節レポート(BL東京 59-26 静岡BR)

NTTジャパンラグビー リーグワン2022 ディビジョン1(リーグ戦) 第5節 カンファレンスB
2022年2月5日(土) 14:30 駒沢オリンピック公園総合運動場陸上競技場 (東京都)
 東芝ブレイブルーパス東京 59-26 静岡ブルーレヴズ

静岡ブルーレヴズの堀川隆延監督(右)、大戸裕矢キャプテン

静岡ブルーレヴズ
堀川隆延監督

「今日のゲームを迎えるにあたり非常に良い準備をすることができ、自信がありました。ただ、前半あのような結果になってしまったということは、やはり我々の弱さというものがあったのではないかと思います。それが、言葉にすると何なのかというと、一言で言うとパニックの状態に陥ってしまったのではないか。では、それが何でそうなったのか? というのを1週空きますが、次の横浜E戦に向けてこの負けを次にどう活かすかというところをチームとしてしっかりと考えて、答えを持ってこの試合を成長できるきっかけにしていきたいと思います」

──前節から選手の入れ替えの意図は?

「先週のゲームでの怪我により今週はメンバーから外れる形となりました。戦略的なものと言うよりは、怪我によるメンバーの入れ替えとなります」

──(試合中止があった中での)試合勘についてはどうだったのでしょうか?

「3試合できなかったのですが、先週ヤマハスタジアムで試合を見ていたら、休んだことによって選手たちの体力やコンタクト力が落ちているということは一切感じなかった。今週のトレーニングについても中5日とはいえ選手たちも非常にシャープに動くことができていました。できる最大限のことをやって本当に良い準備ができていました。今日のゲームに関しては、休んでいて試合ができなかったからとか、そういうことは一切関係ないと思っています。メンタル的なものなのか、何なのかについては今は答えが出ていないのですが、ゲーム勘というかフィジカル的な部分は何の問題も無かったと思います」

静岡ブルーレヴズ
大戸裕矢キャプテン

「まず初めにこのような状況で試合を開催していただき本当にありがとうございます。そして、BL東京さん勝利おめでとうございます。
先ほど堀川監督からあったように、良い準備ができていました。試合としては、前半の風下のところで、自分たちでボールを持ってアタックしたかったのですが、なかなか上手く行かずに、前半はあのような形になってしまいました。監督が言うように持久力のところもありますが、自分たちがどのようなマインドでアタックしていくのか、ディフェンスしていくのかは、改めて振り返らないといけないと思っており、たくさん課題のある試合だったと思います。次節の横浜E戦に向けてはヤマハスタジアムでのホストゲームですので、しっかり皆様の前でブルーレヴズらしい試合ができるように、よい準備をして勝利したいと思っています。本日はありがとうございました」

──前半終了間際にアタックを続けた理由は?

「確か4トライ差だったと思いますが、もちろん射程圏内というか、後半巻き返せるように前半のうちに1つ仕留めておきたいと考えました。もちろんスコアできれば良かったのですが、上手くいきませんでした」

東芝ブレイブルーパス東京のトッド・ブラックアダー ヘッドコーチ(左)、小川高廣 共同キャプテン

東芝ブレイブルーパス東京
トッド・ブラックアダー ヘッドコーチ

「まず、今日はチームをすごく誇りに思いました。準備をしっかりしようということ、また、容赦なくエクスキュ―ション、実行するという部分をやりたいと話してこの試合に臨みましたが、それがよくできた試合だったと思います。すごくいいラグビーができたと自負しています。また、この勝利をつかんだのはファンにとってもすごく嬉しいことだったと思います。このチームのいいところはやはり、これまでよりさらに向上できているというところです。個々のプレーでも輝くプレー、素晴らしいパフォーマンスが見られました。まさにSH小川高廣キャプテンをはじめとして、素晴らしいプレーでチームを導いてくれたなと思っています。本当にこういった素晴らしい試合というのは選手のためにあるものだと思いますし、そういった意味ですごくいい試合をしてくれました。選手たちが自分自身をあのように表現してくれたこと、すごくうれしく思います。改めて皆様のサポートに感謝申し上げます」

──今日から試合復帰したLOワーナー・ディアンズ選手ですが、出場停止期間中の学びと今日のパフォーマンスについてはいかがですか。

「彼が(第2節で)ハイタックルをしてしまい、そこからしっかりタックルできるように取り組んできました。当然レッドカードをもらって出場停止を受けたわけですが、それについてのプロセスをしっかり遂行できたと思います。そして、タックルの高さを低くできるように取り組みましたが、今日の試合でしっかり低いタックルを決めることができていたのをうれしく思っています。また良い面としては、出場停止という懲罰によってしっかりとしたプレーができるという意味では(この制度が)すごく機能していると思いますし、ワールドラグビーがこういったシステムを導入していることはすごく喜ばしいです。当然出場停止を経て今回が初めての試合になりましたが、それができたからこそPOM(プレーヤー・オブ・ザ・マッチ)にも選ばれたということで、そういった部分ではうれしく思います」

東芝ブレイブルーパス東京
小川高廣 共同キャプテン

「今日は、試合の入りから自分たちがやるべきことをしっかりやることによって、このような結果につながったと思います。もちろん完ぺきではないのですが、最後までやり切れたことは本当に良かったです。バイ・ウィークを挟んで、埼玉ワイルドナイツという前年王者に挑戦するわけですが、チャレンジャーとしては相手よりも絶対にペナルティも少なくしなければいけないですし、そういったところでチャレンジしていきたい」

──前半の最後、ペナルティを取ったBL東京がその後も攻め続けた理由について聞かせてください。相手に合わせたのか、自分たちのマインドだったのか。

「まだ静岡ブルーレヴズの息の根も止めることができていなかったですし、自分たちのアタックに自信もあって、もう一本取れる時にはどんどんトライを狙っていこうという気持ちでした。
得点差もありましたし、ここでプレーを続行することで(相手に)もっとプレッシャーを与えられるかなという点でそうしました」

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