NTTジャパンラグビー リーグワン2022 ディビジョン3(リーグ戦) 第6節
2022年2月27日(日) 14:30 江東区夢の島競技場 (東京都)
清水建設江東ブルーシャークス 57-16 中国電力レッドレグリオンズ
中国電力レッドレグリオンズ
脊川 穏監督
「まずは今日このような素晴らしい環境で試合ができたことに江東ブルーシャークスの皆様、関係者の皆様に御礼申し上げます。私たちにとってはすごく苦しく、なかなか勝てずに苦しい状態が続いているので、その現状を打破したいという思いで臨んだ試合だったのですが、江東ブルーシャークスさんの勢いをとめる事ができずに最終的にこのようなスコアになってしまったのかと思います。非常に苦しい時間帯、状況が続きますけども選手一人一人、スタッフ一人一人、チーム一丸となって逃げずに前を向いて自分たちのラグビーを見つめなおして前進していきたいと思っています」
──コイントスでは風上、風下どちらを選択したのか。
「エリア風上を選択しました」
──前半のスコアのやり取りは思うようにいかなかったか、それともいける所もあったのか。
「前半ショットできる所は狙っていくということで、外した部分もあったが狙った選択は良かったと思います。ペナルティからタッチ、ラインアウトでスコアに至らなかったのが残念な部分でした」
──次はシャトルズ愛知戦ですが、前回の対戦をふまえて、どのように戦っていきたいか。
「自分たちのペースに持っていく、自分たちの時間をどれだけ作れるかといったところだと思うので80分のマネジメントより最初の入りの10分、20分でどれだけ勢いをつけられるか、どれだけ時間帯を作れるか。キャプテンも言っていたがディテールの部分で自分たちが継続できていないところがあるので修正して早い時間帯に自分たちのペース、勢いに持っていきたい」
中国電力レッドレグリオンズ
松永浩平キャプテン
「本当に悔しいゲームになりました。自分たちのミス、反則、アタックミスで悪い流れが続いたところを、チームに声をかけていたんですけど、自分たちで流れを変える事ができずにあのようなスコアになってしまったと思います。負けは続いているのですが、切り替えて次戦のシャトルズ愛知戦に向けてまた頑張りたいと思います」
──前半のスコアのやり取りは思うようにいかなかったか、それともいける所もあったのか。
「点の取り方、ボールの運び方は悪くなかった。前半の最後に連続でトライされたのが厳しかったと思います」
──反撃からのアタックやたたみかける場面もあったが、できる時とできない時、流れに持っていけないときにどのような違いがあるか。
「フェイズを重ねる事ができれば自分たちのアタックに持ち込む事ができるのですが、まだフェイズを重ねる事ができていない、ブレイクダウンの所とかプレッシャーをかけられて自分たちの思うようなアタックができていない。トライに繋がったところはそういう部分ができていたと思います」
──ブレイクダウンは個々が弱いのか、差を感じる部分はあったか。
「コンタクト自体に差はない。2人目3人目の寄りとか、ボールキャリーのダウンボール、ロングリリース等の細かい部分で負けている部分はある。全体的な意識としてディテールにこだわってやっていきたい」
──次はシャトルズ愛知戦ですが、前回の対戦をふまえて、どのように戦っていきたいか。
「今日の試合も大差で負けているが大きな差はない。ディテールの細かいところにこだわってチームの底上げを意識して継続してやっていきたい」
清水建設江東ブルーシャークス
大隈隆明監督
「まずは協会関係者の皆様、レフェリーの皆様、中国電力の皆様、本日はどうもありがとうございました。ゲームの方は中国電力さんの気持ちの入ったプレーをしっかり受けずに、ひたむきにアグレッシブにやろうと選手に伝えて80分間やりぬき通そうと選手に伝えたが、前半は中国電力さんの激しいプレッシャーに負けてしまい、自分たちのラグビーがなかなかできなかった。後半選手が気持ちを出してしっかりやってくれたおかげでこのような結果になって嬉しく思います。次戦は九州電力さんで前回負けてますので、しっかり良い準備をしてリベンジしたいと思っております。本日はありがとうございました」
──(コイントスで)相手は風上を選択したが前半の戦い、スコア含めてどのようにみていたか。
「想像以上に風が強かったっていうのもありましたし、本当に中国電力さんの激しいプレッシャーにちょっと受けてしまったところがあったかなと、前半の前半は思っておりました。ブレイクダウンのところでペナルティがあったりして自分たちのリズムを作れずにいたので、後半はしっかり修正して風上にもなりますし、しっかりボールを回そうということで指示をしました」
──前回の九州電力の印象とそれを踏まえて次はどのように戦いたいか。
「九州電力さんはプレッシャー、ディフェンス力、フィジカル面もあり、まとまりのあるチームだと思ってます。前回出足の速いディフェンスで苦労し、結果的にトライを取れずに敗戦してしまったので、そこに負けずにしっかりアタックすることを掲げてフィジカル面でも負けないように、しっかり気持ちを入れてプレーしたい」
清水建設江東ブルーシャークス
髙橋広大キャプテン
「本日の試合関係者の方々、本当にありがとうございます。中国電力さんもすごいアグレッシブなディフェンスとすごく気持ちの入ったプレーで前半ちょっと受けてしまったのですが、前半の終盤から後半にかけて、自分たちのやってきたこと、アタックを出していこうということで、僕たちもひた向きにハングリーというテーマを掲げて、この試合に臨み、それが出せた結果あのスコアに繋がったかなと思います。次戦は九州電力さんですごい力があるチームで、気持ちがすごい強いなと思ってるので、前半の入りから、僕たちのラグビーができるように来週しっかり1週間準備して臨んでいきたいと思います」
──体を当ててみて、前半は風下でどうだったか。
「私たちのプランとしては、コイントスでできれば最初風下を取って臨むというプランであり、その風下ということに関してはある程度想定内でした。私個人のイメージとしては風も関係ありますが、中国電力さんのプレッシャーをすごい受けてしまい、ちょっと焦る気持ちもあり、浮き足立っていた。そこは次の試合にむけて修正していきたい。前半はシンプルに中国電力さんのプレッシャーが強かったということだと思います」
──それは相手の出足の速さだとか、集団的なグループでの動きとか、具体的にどんな感じだったか。
「出足の速さもありますし、コンタクトのときに体を当ててくるプレー、ボールキャリーも一歩でも前に出ようとしてきましたし、すごくいいチームだと試合をしていて思いました」
──それを踏まえてハーフタイムではどんな話をしたか。
「後半は風上になるので、しっかりエリアもとりつつ敵陣でプレーするっていうところ、前半ペナルティが多かったので、もう1回規律のところ、オフサイドとかのブレイクの周辺の反則を減らして自分たちのアタックをすれば、スコア、結果はついてくるから、しっかり楽しんでいこうという話をしました」
──後半10分で2本トライを取れたということは、ハーフタイムに振り返ったところはしっかりできたという感じですか。
「毎試合チームには前半最初の20分、後半最初の20分をしっかり意識して臨もうということを伝えており、その部分で本日の後半の入りは完璧だったと思います」
──前回の九州電力の印象とそれを踏まえて次はどのように戦いたいか。
「九州電力さんはすごい気持ちが強くてフィジカル面でも強みを持ってるチームだなと思っています。一人一人すごくひた向きにハングリーにプレーしてきますし、そこを自分たちが受けずにしっかり1週間かけて分析して、前回の試合も含めて、次はどのようなプランで戦うかをしっかり詰めて戦えば問題なく結果はついてくると思うので、私たちはそこに自信をもって次の試合に臨みたいと思います」