2022.03.25NTTリーグワン 2022 D1 第10節レポート(埼玉WK 29-12 BR東京)

NTTジャパンラグビー リーグワン2022 ディビジョン1(リーグ戦) 第10節 交流戦
2022年3月19日(土) 12:00 熊谷スポーツ文化公園ラグビー場(埼玉県)
 埼玉パナソニックワイルドナイツ 29-12 リコーブラックラムズ東京

埼玉パナソニックワイルドナイツの金沢 篤BKコーチ(右)、坂手淳史キャプテン

埼玉パナソニックワイルドナイツ
金沢 篤BKコーチ

「ホームゲームでまずはしっかり勝てたことは素晴らしい結果を残せて、選手たちの頑張りを本当に誇りに思います。今日は新しい選手も入った中での勝利で、なかなか難しい時間帯もあったけれど、その中で選手がしっかりと対応して勝ち切れたことは本当に良かったと思う」

──坂手キャプテンと堀江選手とのポジションの使い分けについて。

「イレギュラーで前半最初に負傷交代などがあったことやカテゴリー枠の問題もあったなかで、堀江選手はとても経験豊富な選手で様々なポジションに対応できるので、今回イレギュラーな変更をしました」

──新しいメンバーも沢山入った試合でしたが、セレクションの狙いなどを教えて下さい。

「その時に一番パフォーマンスの良い選手をスタートで使っていく、というのが基本的な考え方です。これから先長いシーズンが続く中で、選手層を厚くしていく必要もあります。その中で今回のように新しい選手が入ることでチームにも良い刺激となり、これからの後半戦にも臨めると思います」

──山沢京平選手の今日のパフォーマンスについて。

「今回フルバックとしての出場でしたが、特にカウンターアタックのところでラインブレイクしたり、非凡な才能を発揮してくれました。チームの中でもコネクトして動けていましたし、これからも非常に楽しみな選手だと思っています」

──藤田慶和選手もリーグワンとなり初先発でしたが、今日のパフォーマンスへの評価と、本日出場していない山沢選手、野口選手の状態を教えて下さい。

「藤田選手は長くセブンズで活躍した選手で、今シーズン練習に参加しながら15人制に適応してきて、準備ができたため、今週先発メンバーに入りました。彼は特にラインアタックのところで魅力があると思っているので、今日はあまりボールを持つ機会はありませんでしたが、チームの中で良い働きをしてくれたと思っています。途中で交代しましたが、そこについては満足しています。
山沢選手、野口選手については、ポジションのところでパフォーマンスで上にいる選手が出ているので、これからパフォーマンスを上げてくれば出場する機会を得られると思います」

埼玉パナソニックワイルドナイツ
坂手淳史キャプテン

「ゲームの中で流れが来ない時間もあり、なかなか自分たちの思うようなゲーム運びができない時間もあった。ただ、勝ったことが全てだと思いますし、ホームでたくさんのファンの方の前でゲームができてとても楽しかったですし、それは良かったと思います。
今週はコネクションをしっかり持ってゲームを進めていこう、という話をしていたので、ゲームの中で良いコールが出ていたし、集まって何をするのかという意思統一もすごく良かったと思いますので、そういう部分もさらに伸ばし、この後のリーグ戦も戦っていきたいと思います」

──後半自陣での時間が長くなった要因と再度盛り返した解決策について教えて下さい。

「後半の最初に、ペナルティを続けて犯してしまって自陣から抜け出すことができなかったのですが、直ぐに修正ができる種類のものでしたので、修正しながら試合を進められたことは良かったと思います」

──坂手キャプテンと堀江選手とのポジションの使い分けについて。

「どのポジションをやっても理解力の高い選手ばかりなので、堀江選手に限らず沢山の選手が色々なポジションをカバーするために1週間かけて勉強しているので、それに関しては良い形でゲームが進められたかなと思います」

──複数のポジションをこなすためにどのような準備をしていますか。

「特にフォワードでプレーが変わるのはラインアウトのアタックの動きが沢山ある中で、フランカーでも6番、7番の動きは違いますし、ロックでも4番、5番の動きが変わってきます。自分のポジションに近いポジションや堀江選手のようにフッカーとフランカー、沢山の複数ポジションでプレーできるようにコミュニケーションをとっています。ジェネラルプレーは練習でできていますが、セットプレーからのアタック、ディフェンスは変わってくるので各選手が勉強をしています。
今日、堀江選手はワイルドナイツで162キャップとなり、最多キャップを更新しました。埼玉ワイルドナイツでもレジェンドですし、日本のラグビー界でもレジェンドで、そういう選手と一緒にプレーできることは僕自身、とても勉強になっているし、これからもたくさんのことを教わりながら一緒に成長していきたいと思っています」

──堀江選手といっしょにピッチに立つのは初めてですか?

「初めてだと思います。堀江選手も162キャップの中で6番で出場したことはほとんどないと思います。一緒にプレーすることもなかなかないので、プレー中の堀江さんの存在感やコミュニケーション力、プレーの精度など勉強になりますし、いつも外で見ている時も感じますし、一緒にプレーすることも大きな経験となりました」

──堀江選手の前の最多キャップホルダーを教えて下さい。

「ワイルドナイツ公式戦のこれまでの最多161キャップ保有者は北川智規氏とヒーナン ダニエル選手です。ヒーナン ダニエル選手は今もワイルドナイツに所属してトレーニングをしています。北川智規氏は引退されています。全員レジェンドなのですが、今回の162キャップはすごく大きな歴史だと思います」

埼玉パナソニックワイルドナイツの堀江翔太選手(左)、内田啓介選手

埼玉パナソニックワイルドナイツ
堀江翔太選手

「今日はなかなか点数が取れませんでした。アタックを継続できなかったことがもどかしくフラストレーションの溜まることが多かったです。その他は自分たちのディフェンスができた部分も多くあったので、結果勝てて良かったと思います」

──6番での出場はいつ以来ですか?

「過去にはフッカー以外ではウイングで出たこともありますが、覚えてないぐらい久々にフッカー以外のポジションで出場しました。今日の出場も1週間の準備中に、メンバーを見て『これ多分3列出場もあり得るなというのがあったので、フランカーとしてのアタックやディフェンスを頭に入れ準備はしていました。後半『6番で入るよ『と言われましたが、1週間の準備中にはもう覚悟を決めていたのでそこまで驚きはしませんでした。
フッカーとしてスクラム組んでくれ、スローイングを放ってくれと言われたらやろうと思っていましが、坂手選手を信頼しました。ラインアウトもジャンパーをやれと言われればやりますが、みんなが気を遣ってくれてシンプルで簡単なところにポジショニングをさせてくれました」

──ピッチに入って意識したこと、みんなに声を掛けたことなど、どのように修正方法を考えていましたか?

「自分たちの仕事をしっかりやろうということだけです。練習でやってきたことをそのまま出せばこちらのリズムになりますが、そこができていないことが多く、ブレイクダウンでボールを獲られることが最後まであったので、次の試合に向けての準備段階で修正していきたいと思います」

──最多キャップホルダーとなった感想を。

「162キャップを取ろう、最多キャップを更新しようなんて全く思ってもいませんでした。周りの先輩や後輩、コーチ・監督を含め、様々な人の支えがあっての162キャップを獲れたかなと思っていますし、ここで満足するような人間でもないですし、これまでも1キャップ目からどれだけ成長できるかと思い続けてきたので、それは止めずに、今日からも成長し続けていきたいと思います」

埼玉パナソニックワイルドナイツ
内田啓介選手

「前半は立ち上がりから良いアタックがスコアに繋がり良い入りができましたが、そこから自分たちのミスもあり良い流れが掴めず、相手に攻撃権を与えてしまうことが多かったです。ペナルティも多く、個人個人の役割をしっかり果たせない部分も多かった。相手云々というよりは、自分たちにもっとフォーカスしないとこの先苦しくなるという印象があります。それでも新しいコンビネーションの中で、結果として勝てたことは良かったと思います」

──今季初登場の選手も沢山いましたが、試合で難しい面はありましたか?

「コミュニケーションに関して難しい面はそんなに感じませんでした。ただ練習であまりやっていなかったコンビネーションだったこともあり、お互い思っていることが違うことも試合中にはありました。そういう所、誰がいつ出場してもできるように練習からイメージしてできればもっと良くなるというポジティブなフィードバックはできると思います」

──内田選手は今シーズン調子が良いように見えますが、手ごたえはいかがでしょうか?

「調子が良いという感覚はあまりないのですが、毎試合課題は出ますし、毎試合できることできないことが明確になっているので練習でそれらをしっかりと潰して、次の試合で改善するという繰り返しです。自分の中で好調という感覚は本当に今のところ全然ないです。毎試合成長していけたら嬉しいなと思いますし、全然まだまだだと思います」

埼玉パナソニックワイルドナイツの藤田慶和選手(左)、山沢京平選手

埼玉パナソニックワイルドナイツ
藤田慶和選手

「まずは勝てたことを嬉しく思いまし、勝利の一つのピースになれたことは良かったです」

──長い間セブンズに専念していて久しぶりの15人制でしたが、プレーしての感覚はいかがでしたか?

「セブンズから15人制に戻り結構時間も経っていますし、しっかりフィットしている感じはありますが、今日の試合に関してはボールの処理がなかなか手につかなかった場面もありました。それはアンラッキーということではなく、まだまだ自分の実力ですので、しっかりと今後トレーニングを積み、そういう部分も改善していきたいと思います。
今後、アピールしていきたいポイントとしては、やっぱりランニングです。今日はあまり良いところでボールがもらえず走るシーンはありませんでしたが、自分からどんどん積極的にチャンスを作り出しチームに貢献していけたらと思います。そういう細かいところをもう少し精度高くできる選手になっていきたいと思います」

埼玉パナソニックワイルドナイツ
山沢京平選手

「メンバーが結構変わった中でも勝ち切れた、というのは良かったポイントですが、上手くいかない時間帯だったり、自分自身の判断や精度でミスもあったりしたので、しっかり修正していきたいと思います」

──試合での手応えと、お兄さんと同じポジションで出場した想いなどをお聞かせ下さい。

「兄と同じポジションで出場した気負いはなく、公式戦が大学3年生以来2年ぶりだったので、まずは自分自身の役割をしっかり全うし、チームにしっかり貢献するという想いで挑みました」

──体が大きくなったように見えますが、大学時代から体重は何キロ増えていますか?

「体重自体は変わっていません。そこまで体を大きくすることにフォーカスを当ててはいませんが、そう見えていたことはちょっと嬉しいです」

──最初のカウンターアタックについてはいかがでしたか?

「空いてるスペースは見えていたので、抜けて良かったです」

──試合開始前に先輩から声を掛けられた感想と、熊谷でプレーすることの想いを教えて下さい。

「ファーストキャップということで、周りの人たちがすごくサポートしてくました。そこは純粋に嬉しかったし、気持ちも楽になり、リラックスした状態で挑むことができました。熊谷は自分自身が育ち、ラグビーを始め、新しくなる前のAグラウンドやBグラウンドでも試合をしてきました。熊谷にプレーしに帰って来られたことをすごく嬉しく思います」

──競争が激しい中でどのような強みを出して先発に定着しようと考えていますか?

「ライバルという意識はそんなに持っていません。自分のやるべきこと、チームがやるべきことに矢印を向けています。自分自身の強みはランやキックです。今日は2本蹴って2本とも良いキックではなかったので、そういう所もしっかり修正し、自分の強みを出しながら1試合でも多く試合に出られるようになれればと思います」

──リーグデビューに向けてお兄さんからアドバスは?

「『楽しめよ』ぐらいですかね。割と楽しめました」

──怪我の遍歴を確認させて下さい。

「大学1年の時から痛めていた右肩を3年時に手術したが完治せず、4年時に右膝の靭帯を断裂し手術する時に右肩の再手術も行いました」

──リハビリ期間中にモチベーションアップにつながったことは?

「チームメートや仲間の励ましが助けになりましたが、不安のほうが強かったです」

リコーブラックラムズ東京のピーター・ヒューワット ヘッドコーチ(左)、武井日向キャプテン

リコーブラックラムズ東京
ピーター・ヒューワット ヘッドコーチ

「まず、最初に言いたいのはチームのパフォーマンスを凄く誇りに思います。
今、13人のFWがプレーできない状態で、本来のポジションでプレーしていない選手がHO、BKで出ていたり、そんな状況です。その中でも今日見せたパフォーマンスは誇りに思います。ファイトし続けろと伝えていて、80分間それをしてくれたと思います。もちろんまだまだやらなくてはいけないこともありますが、でも良い方向に向かって成長しているチームだと思いますし、本当に誇りに思っています」

──13人のFWがプレーできないというのは?

「ほとんどが怪我です。もともとメンバー発表時点で入っていたデーモン選手に関しては昨日の夜に変更になりました。奥さんの出産があったので。このチームは言い訳をしたくないチームなので今日は言い訳一つもせずに戦うことができたと思います。相手が誰だろうが、うちは誰が出ようと良いパフォーマンスを見せることを期待しています」

──アイザック・ルーカス選手のパフォーマンスが良いですが。

「まだ彼も若い選手で、うちのチームと同じでエネルギッシュで良い成長を遂げています。ゲームマネジメントに関しては毎週毎週アイザック・ルーカス選手と話をしていますが、本当にハードワーカーでいつもフィードバックを求めていて自分のラグビーを磨こうとしています。一番大きいのはビッグハートの持ち主なので絶対あきらめないという所です」

リコーブラックラムズ東京
武井日向キャプテン

「毎回毎回勝ち続けるということでこの試合にフォーカスして、自分がうまくいかなかったりチャレンジされたりすると、今までであればバラバラになってしまったが、そこで絶対コネクトし続けて諦めずにチャレンジし続けることが今日の試合では見れたので、負けてしまったのですが、前回からチームとして成長を感じられたと思います」

──前半のチャンスをなかなか、ものにできなかったが。

「そこも自分達として課題に挙げているポイントで、敵陣に入った時に、しっかりトライをして帰ってくるというのが僕達の課題なのですけど、今日もまだまだだなと感じています。自分達のミスからトライまで取り切れなかったことがあるので、ミスだったり、守り切れなかったり自分達がミスをして、取れなかったのかと思います」

──柳川選手(LO)の活躍が目立ちますが、チームでの役割を教えてください。

「柳川選手はラインアウトでリードをしてくれ、そこでしっかり分析をしてくれていて、高いスタンダードを求めて常にやっていく選手。あとはチームのムードメーカーとしてチームを盛り上げてくれているので、柳川選手がいるとチームが活気づき、その様な部分でも助けてもらっています」

リコーブラックラムズ東京の左から、南昴伸選手、千葉太一選手、アイザック・ルーカス選手

リコーブラックラムズ東京
千葉太一選手

「今日の試合は凄くチームとしてもチャレンジする機会だったので、チームが誇りに思う試合をしようということで、そこは再現できたのではと思います。個人としてはスクラムで負けてしまったので課題が残る試合だったのかと思います」

──スクラムを組んだ感想と課題を具体的に教えてください。

「難しいですが、簡単にいうと振り返るとまず相手の最初のバインドでのプレッシャーが凄く重くて、どうしても受けてしまった所はありました。そこをどう修正して行くかというと、1番と2番がより密着して相手が真っ直ぐに入って来るところを、僕達が相手と勝負できる様にしていければと思います。来週からまた試合があるので、そこの部分を改善していきたいと思っています」

リコーブラックラムズ東京
南 昴伸選手

「今回の試合でまず初めに我慢するという所で、埼玉パナソニックワイルドナイツという強い相手に対してどれだけ自分達のラグビーができるかだったのですけど、前半の最初の方にトライを取られてしまったが、その後しっかり我慢して我慢して最後トライ迄持って行くことができたので、今日の試合としては課題もありますが、リコーとしては良い結果の形もあったのかなと思います」

──埼玉ワイルドナイツはプレッシャーやブレイクダウンなど強いですが他のチームとの違いは?

「今回は両チームそうなのですけど、ブレイクダウンに凄くプレッシャーを感じる部分もありました。今日も埼玉ワイルドナイツ陣に入ったのですが、そこでも相手のプレッシャーに押されてしまってノックオンという場面もありました。その部分ではしっかり良い準備はしてきたのですが、やはり強い相手に対して、そこでやられてしまった部分はあったのだと思います」

──南選手とアイザック選手はどの様にコミュニケーションを取ってアタックの判断などをしていますか。

「セットプレーからはだいたい僕が自信があるので決めていきます。プレー中に関してはミルキー(アイザック選手)がランニング能力が凄くあるので、ミルキーへ先に渡してスペーシングを上手く使ってもらってサポートをしてトライに行くかなどを考えているので、一応決まりはないのですけどセットプレーからアタックする際は自分のランが多くて、フェーズ中はミルキーのランが多い気がします」

──試合を重ねるにつれてよりスムーズになってきたとかありますか。

「9番10番が凄く攻められるチームなので、相手もやりにくいのかと思います。最近はミルキーとも、ここのエリアはこういくとか、コミュニケーションを取れているので、その中では自分が行ったりミルキーが行ったりを上手く使いながら試合ではできていると思います」

リコーブラックラムズ東京
アイザック・ルーカス選手

「最初から最後までハードなバトルでした。相手がどんなことをしてくるかは分かっていましたし、チャンピオンチームで常に上位に何年もいるチームなので、ほんとその中でゲームが始まってから80分間しっかり皆が戦い続けてくれたことに感謝します」

──ディフェンスが強い埼玉ワイルドナイツに対してどの様なプランをえがいていましたか。

「我慢強くです。ワールドクラスのディフェンスを見せてくれるチームで、僕らも辛抱強くフェーズを重ねていけば結果を出せると分かっていたので、ボールをキープできた時は得点できたと思います」

──フェーズアタックしている時に積極的に、ボールを持つ時と持たない時の使い分けを教えてください。

「先ほども話があがったとおり、相手のDFは強いですので、バリエーションを持ってしっかりFWでプレイして、BKがしっかりリンクしたりとかです。しっかりやるということは重要だったのでバリエーションですかね」

──バリエーションを付けている中でアイザック選手が行くという判断をするのはどの様なときですか。また南選手とどの様なコミュニケーションを取っていますか。

「僕の考えはFWの所で良いキャリーができたかどうかです。その様な勢いに乗った所を上手く使って、南選手とのコンビネーションというのも磨かれて行きます。良いキャリーができたらフラットになって、できるだけ早くボールを欲しいと伝えて、9番10番としてコンビネーションは研いている所です」

──南選手からミルキーと呼ばれていますがその由来は?

「肌が結構白いので、日焼け止めを結構使っている。その辺からミルキーが来ました」

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