2022.05.16 NTTリーグワン 2022 D1 第16節レポート(埼玉WK 35-14 S東京ベイ)

NTTジャパンラグビー リーグワン2022 ディビジョン1(リーグ戦) 第16節 カンファレンスA
2022年5月7日(土) 17:00 熊谷スポーツ文化公園ラグビー場 (埼玉県)
 埼玉パナソニックワイルドナイツ 35-14 クボタスピアーズ船橋・東京ベイ

クボタスピアーズ船橋・東京ベイのフラン・ルディケ ヘッドコーチ(右)、立川理道キャプテン

クボタスピアーズ船橋・東京ベイ
フラン・ルディケ ヘッドコーチ

「こんにちは。まずはワイルドナイツにおめでとうと言いたいです。凄くいい戦いができたと思いますし、シーズン通して上位2チームが戦えた事はよかったと思います。特にラスト10分に関してはほぼ試合が決まってしまった所はあったのですが、その中でも小さな勝利を見ることができました。
チャンス自体も多く作ることができたし、22mに入ってからも正確性であったり、取り切れなかった所、後はプレッシャーをかけきれなかったなど、そういう所を変えていかなくてはならないんですけど、結果には満足していませんし、今後変えていきます。ただ問題自体もそこまで大きいとはとらえていませんし、完全に修正できると思っています。来週以降けが人も含めてリカバリーをしてプレーオフの準決勝に備えていきたいと思います」

──試合の前半に結構メンバーを入れ替えていたが、選手のコンディションも含めて背景を教えてください。

「怪我人に関しても大きな怪我ではなく準決勝を踏まえて念のために下げたという感じです。あとベンチメンバーもしっかりインパクトを残してくれたと思います」

──今日いなかったマークス選手、フォーリー選手、ボタ選手、クロッティ選手は二週間後に向けてどうでしょうか

「その4選手に関しては2~3週間後に向けてメディカルチームがハードワークしてくれて、よい感じで戻って来ているという所でセレクションには入って来ると思います。ただそこから選考していきますが、彼らは影響力もありますし、戻って来てくれると非常に嬉しいです」

──スモールビクトリーという言葉がありましたが、どのような成果がこの試合ありましたでしょうか?

「先ほど申し上げた通り、キックゲームが凄く大事になるという事は最初から分かっていましたが、ワイルドナイツがキックに来た所をしっかりカバーができたのを見せる事もですし、22mに入ってチャンスを作ってトライが取れたところは良くやってくれたと思います。そういう風にできれば相手にプレッシャーをかけていって、勝つことができると思います。ミスなどをせずにしっかり学んで、取れる所で取って、正確性とかあれば勝てると思う」

──昨年の課題で個人個人の戦術の理解とか試合中の対応とかをあげていました。

「14点に同点にしたところと、そこからの40分ぐらいでフィニッシュに持っていけなかった事などのそういった戦いのなかで、ワイルドナイツは2トライを2分で取ったようなもので、最後の2トライを取られた段階で接戦では無くなってしまったのですが、昨シーズンと比べても選手のスキル力や遂行力などは確実に上がっていますし、ボールを持ってプレイするところも、ボールを動かすところも良くなっています。そういう意味では比べられませんが、全体で確実に良くなっている。今晩の試合に関してはさらに良くしていくという意味で、自分達もエキサイティングに、更に今後に成長していくプレイに向けて、正確性であったり、取りきれることが必要となる。そういった所をターゲットにして修正していく」

クボタスピアーズ船橋・東京ベイ
立川理道キャプテン

「お疲れ様です。ヘッドコーチが言っていたように凄く良い雰囲気の中、スタジアムで試合ができたことは良かったです。埼玉パナソニックワイルドナイツが80分通して上手くコントロールしていたゲームだと思います。クボタスピアーズ船橋・東京ベイとしても、前半と後半の入り、後半の中盤辺りはしっかりと対抗できていたと思いますし、スコアができず、逆に相手に取られてしまったのは、埼玉パナソニックワイルドナイツの強さだと思いますのでしっかり受け止めて、準決勝に向けて準備をしていきたいと思います」

──埼玉パナソニックワイルドナイツは後半強いですが、どのように感じましたか? 2週間後のプレーオフ準決勝での再戦に向けてどう準備しますか。

「埼玉パナソニックワイルドナイツがラスト20分ぐらいでいろいろな試合で逆転に持っていっている要因としては、FWの強さだったりとか、ペナルティーを取ってペナルティーで点を取ったり。リーグで一番ペナルティーゴールが多い数なので、そういう所でしっかり点差を縮めていく、プレッシャーをかけていくというところで、それに自分達も同点になってから、スクラムペナルティーなど与えてしまって、相手にスコアで優位に立たれたというところ。そこは予想をしていたというか、自分達がはまってしまった部分もあったと思うので、それは今となっては負けをしっかりと活かしていかないとセミファイナルで勝てないと思っていますし、そのような事も含めて今はポジティブにとらえていますし、そこをしっかりと修正して準備していきたいと思います」

──セミファイナルで勝つイメージは?

「しっかり準備をしていけばしっかり勝てると思っているので、良い準備をしたいと思います」

──先ほど名前が出た主力選手達が帰って来て準決勝を戦えると、自分としては良い戦いができるという事ですか?

「これでリーグ戦は終わりましたけど、本当にリーグを通して、若い選手だったりとか、怪我人が出た中でもチームの中でやり繰りしながらパフォーマンスを出し続けていけたと思うので、チームにとっても凄く自信にもなりましたし、2週間後どのようなメンバーになるかわかりませんが、今日出たメンバーが中心になってしっかり準備をしていく事は大事だと思います。もしそのような選手達が帰って来るとさらによいエッセンスが加わっていくのではないかと思います」

クボタスピアーズ船橋・東京ベイの岸岡智樹選手(左)、根塚洸雅選手

クボタスピアーズ船橋・東京ベイ
岸岡智樹選手

「今日はビジターゲームでリーグワン最終戦という事で、自分達にフォーカスをしてしっかりと自分達がやりたい事を遂行していこうという話だったのですけども、特に前半は自分達のいい所でゲームを進められたと思います。後半もその流れで自分達にフォーカスをして試合を進めていこうと思っていたが、小さな綻びが最終的なスコアにつながったのではないかと思います」

──今日も多彩なキックがありましたが、ゲームメイクも含めて振り返って聞かせてください。

「キックを使ったゲームメイクの所ですけど、埼玉パナソニックワイルドナイツさんは非常にキックを多彩に使ってきますが、できるだけ埼玉パナソニックワイルドナイツ陣地でラグビーをしないということが埼玉パナソニックワイルドナイツのやりたい事、それは逆転するとクボタスピアーズ船橋・東京ベイではそれをやりたいというところだったので、試合前からキックをお互いに使っていくのだろうという事は容易に想定する事はできました。そこに対して自分自身も多彩なキックの種類を使って相手が嫌がるような、逆に相手に嫌がる事をされた場面も多かったのですが、そこの攻防は前半できたのではないかと思います。
そのキックの所から小さいな綻びというのは、後半のペナルティーの所ですね、キックだけではないのですが、ブレイクダウンだったりとか、小さな綻び、特にペナルティーの所から失点につながった場面が多かったのではないかと思います」

──よくバックスペースに蹴ることが多かったですが、その対応を野口選手がカバーしていましたがその感想をお聞かせください

「高校の先輩でもありますが、非常に後ろのスペースをカバーする事にはたけていると後輩ながら思っています。そこに対しても彼一人が孤立してしまう場面もあったので、意図的に最初のスペースはないのですけど、カバーしてくる、でもそのカバーしてくる選手は一人なのでそこにプレッシャーをかけていくとか、恐らく後半の根塚がトライしたシーンににつながりますし、そういった事に関しては自分達が積極的に攻められたのではないかと思っています」

──埼玉パナソニックワイルドナイツのDFを崩す事を考えていたと思いますが、どのくらいできましたか? 今後の改善点は?

「なかなか難しい部分ではありますが、ゲームをコントロールしていく中で埼玉パナソニックワイルドナイツDFを崩し切るというのは他のチームでも難しいと思います。できるだけ自分達が戦うエリアを間違わないようにすることが、チームとしてもフォーカスポイントだったと思います。特に前半の最後に関しては敵陣でペナルティーを貰って敵陣でのラインアウトモールでのトライとかもありましたし、そういう所が起点になってくれば、クボタスピアーズ船橋・東京ベイの大きいFWが機能してくると思うので、そういった所でゲームを崩していく、コントロールしていくことが今日自分達の自信にもつながっていきますし、次もこういったことを糸口として持っていくのではないかと思います」

──相手がどんな試合をやってくるかはだいたい予想はついたと思いますが、実際感じ取れた埼玉ワイルドナイツの強さとは?

「どこまで言おうか考えていたのですけど、それぞれ試合を15試合分ですかね、見ているなかで、やってみて大きく差を感じた事は全くなかったと思います。埼玉パナソニックワイルドナイツさんがやりたいラグビーというのはこういう事なんだとか、逆に埼玉パナソニックワイルドナイツさんはこんなラグビーはやりたくないとかというのをお互い体験したといいますか、それが最後スコアになったと思います。
自分達が何を改善しなくてはいけないのか、どういう所を強みでやっていかなくてはいけないのかというのが顕著に出た試合だと思いました。2週間後対戦したとしても恐らく同じような展開になるのではないかと思います。また面白くなると思いますけど、その中で自分達もやりたい事を崩してしまった方が恐らく最後負けるのではないかと思いますし、逆にそれを崩せずにいくという事をやりにいくのですけど、そこの拮抗した勝負になるのかと思います」

──後半最後のほうで小さい綻びがありまして、トライを重ねられてしまいましたが、反応の速さなど、どうして相手が上回ってしまったか。

「恐らく考えられるとしたら、あの形を埼玉はやりたい、僕らはやられたくないの違いだと思います」

クボタスピアーズ船橋・東京ベイ
根塚洸雅選手

「僕のほうも殆ど同じなんですけど、自分達がやろうと思っていた事とかが今日いい学びがあったと思います。ゲームをやっていて、相手にも良いアタックやDFを仕掛けることができたので、次につながる良い学びが貰えたなという感じです。ただ自分達のミスだったりとかで埼玉パナソニックワイルドナイツさんにやられたことが今日の結果につながったのだと思います。そこを修正して2週間後につなげていければと思います」

──後半最後のほうで小さい綻びがありまして、トライを重ねられてしまいましたが、反応の速さなど、どうして相手が上回ってしまったか。

「反応のスピードというところで、僕の所だと1本僕がミスってトライを取られた所も、やっぱり相手の選手がボールを蹴ってから僕が後ろから見て動き出すスピードとかはやっぱり、攻めているとかもありますが、動き出しの1歩というのは埼玉の選手のほうが一歩早かったのではないかと思います。僕はワンタッチという事に気づかずに持ってから蹴り出そうとそのまま押さえたらインゴールだと思ったので、その判断ミスだったりとか、そういう経験値が自分としては学びだったと思います。反応のスピードというのはただ、予測できているかできていないかの差だと思うので、あの時はボールがこっちにこぼれて来ている中で、相手が蹴ったから僕達は戻るというところで遅くなってしまっただけなのかなと思っただけで、逆にいえば僕達が攻めている時にあのボールだったら、僕達の方が一歩早く出れると思うので、そこの予測のスピードはもうちょっと自分としても改善していければと思います」

──相手がどんな試合をやってくるかはだいたい予想はついたと思いますが、実際感じ取れた埼玉ワイルドナイツの強さとは?

「僕も同じ意見なのですけど、ラストは今日の試合でもそうだったのですけど、ラスト20分でいつも埼玉パナソニックワイルドナイツさんは巻き上げて来ることが多いので、次の試合もそこの我慢比べになるというところだと思います。そこを自分達が逆にそこで強みを出せれば、自分達がミスをせずにやりたい事を出せれば今日の逆の結果に持っていくことができるのではないかと思いますので、そこまで持っていけるように2週間準備していきたいなと思います」

埼玉パナソニックワイルドナイツのロビー・ディーンズ監督(右)、坂手淳史キャプテン

埼玉パナソニックワイルドナイツ
ロビー・ディーンズ監督

「今日も非常に素晴らしい環境の中でラグビーをすることができました。毎週プレーできることは当たり前だと思っていません。毎回プレーできることに感謝して試合に臨むことができました。
タフな試合だったことは間違いありません。前半からクボタスピアーズ船橋・東京ベイさんのプレッシャーが強い中で大きなチャレンジとなりましたし、クボタスピアーズ船橋・東京ベイさんも同様にプレッシャーの中でチャレンジしていたと思います。
後半の最後は点差が開きましたが、プレーオフの準決勝で当たる相手ということで、双方のチームで駆け引きがあったことではないかと推察しますが、チームとして我々は勝利を飾れたことには満足しています」

──前半にプレーヤーを入れ替えた趣旨を教えてください。

「プレーヤーの交替の背景としては、予防というところで交替に踏み切りました。自信をもってプレーヤーを送り出せるのは、彼らは効果的にゲームを進められるという信頼もありますし、山沢選手も非常に成長しているので自信をもって信頼して送り出すことができました。
本日は23人で戦いましたが、これはチームとして非常にいいことであり、リザーブのメンバーにチャンスが来た時ゲームに出場した時に、皆良いレスポンス、良いプレーで応えてくれるというのは、コーチの視点から彼らの頑張りは頼もしく思います。これからプレーオフに入っていく中で、80分間タフで大事な試合が続きますので、全員で頑張っていきたいと思います。
最後にヒーナンダニエル選手が非常に良いプレーをしていたので、そのことについて伝えさせて下さい。
あの年齢であの体を維持することは、並大抵の努力ではないと感じています。自分自身の自己管理であったり、パフォーマンスの管理などを最大限まで活かした結果を体現している選手だと思いますし、彼を見習って若い選手達も刺激を受けて成長することを願っています。ヒーナン選手は本当に負けず嫌いで、練習でも試合でも数合わせでプレーすることは一切なく、出たからには自分の役割をしっかりまっとうする選手だと思っています。今日もゲームが終わって帰ってきた時に、彼がまだまだフレッシュな状態でいたことに非常に驚きましたし、間違いなくサラブレッドの気性だと思います」

埼玉パナソニックワイルドナイツ
坂手淳史キャプテン

「ホーム最終戦ということで、たくさんのファンの方の前でプレーすることができてよかったと思います。9000人を超える方々がナイトゲームにも関わらず集まってくれたのは本当にうれしかったですし、良い環境でラグビーができたなと思っています。
プレーに関しても良いところと悪いところが両方ありますが、特にディフェンスは少しずつ良くなっているかなと思います。良い形でディフェンスのプレッシャーを上げることができているので、ここ一週間空けて次のプレーオフ準決勝でもっと強いディフェンスが、もっと脅威になるディフェンスができてくるんじゃないかなと、今からワクワクしています。
ジャッカルのところも良くなってきていると思いますので、うまくキックを使いながら更に良いアタックができるようにゲームを構築していきたいと思っています」

──ディフェンスが良くなった、その要因を教えてください。また、改善点はありますか。

「今日は特にタックルが良かったと思いますし、そこでプレッシャーをかけることができたので、そこは評価できると思います。
また、改善するところも同じですが、タックルのミスもありましたし、そこでもっと前にプレッシャーをかけて相手を下げていくことができてくれば、ワイルドナイツのディフェンスがさらに良くなるし、強くなると思っています。今日は皆よくしゃべっていましたし、よくつながっていましたし、良い形でデイフェンスはできていると思います」

──2週間後に対戦する相手に意識したことは?

「次に、もう一回対戦することは決まっていましたが、あまり意識せずに、まずはホームの最終戦、いつも応援に来てくれているワイルドナイツのファンの方々の前で今シーズン最後のプレーというところにフォーカスを当てて、そこで一番いいプレーを見せる一番いいプレーをすることにフォーカスしていたので、次のゲームというのは考えていませんでした。
ここからニ週間しっかり作りこんで、またいいゲームができるように頑張りたいと思っています」

──チームの感覚、あるいはキャプテンの感覚としてディフェンスは楽しいという感じですか。

「ディフェンスは楽しいですね。良い形でディフェンスができている時に、相手がどんどん下がるのでペナルティをとったり、マイボールになった瞬間だったり、僕等が前に出た瞬間だったりとか、その部分は喜びだと思いますし、タックルに入る時もよくコミュニケーションをとって2人が入ることができれば、自分たちの形がどんどんできていくので、そうした相乗効果のような場面が、凄くプレーしていて楽しいですし、さらに良くなると感じています」

──前半はリードして折り返すことを意識しましたか。

「前半の点差は意識をしていませんが、ゲームの入りは大切だと思いますし、前半はどのチームもエネルギーはありますが、プレッシャーを続け、相手をどんどん追い詰めていき、最後にしっかりと締切るという形がワイルドナイツのラグビーだと思います。ロビー・ディーンズ監督の仰る通りチーム全体で戦うという姿がワイルドナイツの強さだと思います。今日は自分たちのホームグラウンドである熊谷ラグビー場でプレーする最後のゲームでしたが、いつもロビー・ディーンズ監督はここでラグビーをすることは特別だということを仰っています。
そういう気持ちはすごく大事だと思いますし、今日はみんなこのグラウンドでラグビーすることに対して特別なものを感じてプレーしたと思います」

──14連勝でレギュラーシーズンを終えたことに関する感想をお聞かせ下さい。

「結果ということに関してはすごく満足しています。しかし、内容に関しては、改善すべきものが沢山ありました。その取り組みの成果が、今日のディフェンスが良くなってきている、アタックもリンクができているっていうところに繋がっているので、1試合1試合うまく成長できたと思います。
リーグ最初の2試合は自分たちの形ではなかったので、そこから皆で成長して良いゲームを繰り返して来れたと思います。プレーオフトーナメントに向けて、ここからもう一つギアを上げて取り組んでいきたいと思います」

埼玉パナソニックワイルドナイツの左から、大西樹選手、ラクラン・ボーシエー選手、ヒーナン ダニエル選手

埼玉パナソニックワイルドナイツ
ヒーナン ダニエル選手

「非常にタフなゲームとなることは試合前から想定していました。相手は非常に良いチームですし、非常にフィジカルですし、特に前半はプレッシャーを感じて、かなり厳しい時間帯になりました。
後半、リザーブのプレーヤーが登場してチームに勢いを出せて、逃げ切ることができたので、凄く良いゲームだったと思います」

──どのような準備をしてシーズン最後のゲームの活躍につなげましたか?

「自分ができることを自分の役割っていうのをただシンプルにまっとうすると、ロビー・ディーンズ監督やコーチが出してくれる役割に徹底して集中して準備しました。
もちろんそれがゲームで発揮できることもあれば、できないゲームもあるのですが、自分のパフォーマンスを出して、また、年齢というのを忘れて、自分がやるべきことにフォーカスした結果、今日はそれが良い方向に進みました。
これまで怪我ではないのですが、チームに非常に良いプレーヤーが沢山揃っているので、ポジションを勝ち取るために激しい競争があります。その競争の中で他のプレーヤーも良いパフォーマンスを出していましたので、ようやくここにきて出番が回ってきたということです。自分の出番が回ってきた時に、凄く良いパフォーマンスで自分の力を発揮することが次につながりますし、自分に求められる役割をやり切ることが個人としてもチームとしてのパフォーマンスにもつながると思います」

──シーズンのホストゲームの序盤に、入場時に旗を持って入ってくる役割を担っていましたが、どのような思いでやっていましたか。

「ホストゲームでチームから役割を与えてもらえることは非常に光栄なことだと思います。時にはプレーで、時には旗を持ってチームに貢献しますが、どちらかといえばグラウンドでプレーすることのほうが自分には合っていると思いますが、チームを代表して旗を持って先導することは非常に名誉なことですし光栄なことでした」

埼玉パナソニックワイルドナイツ
大西 樹選手

「タフなゲームになるのは分かっていて、チームとしてやろうとしていたことができた試合かなと思います」

──今日のファーストトライを振り返っていただけますか。また、日本代表への想いを聞かせてください。

「チームとしてモールが強みで、チームの中でしっかりプランがあって、それが遂行できて自分がトライする形になったのですが、チームの力だなと思います。
日本代表については意識していなくて、このチームで出場し続け良いパフォーマンスを出していれば、その先が見えてくるのかなというのが自分の中でもあるので、このチームでゲームに出て優勝することを目標にしています。同じポジションの選手がすごい選手で色々と勉強することもありますし、自分の強みを活かすことがゲームへの出場にも繋がるので、そのチャンスをものにできるように、毎週毎週、毎練習毎練習、意識してやっています」

埼玉パナソニックワイルドナイツ
ラクラン・ボーシエー選手

「前半からクボタスピアーズ船橋・東京ベイさんの圧力もあってフィジカルなゲームとなりました。我々もファイトして、ワークして立ち向かう必要があったのですが、後半からプレーヤーが勢いをもたらしてバックスにもボールが展開できるようになり、チームとして勝てたことは嬉しく思います」

──後半、敵陣で良いタックルを決めたり、自陣でターンオーバーしたりと要所で良いパフォーマンスを発揮していました。

「クボタスピアーズ船橋・東京ベイはフィジカルも強いですし、サイズも大きいプレーヤーが揃っていますので、ゲームを通じてのチャレンジを継続したことが後半のディフェンスにつながったのだと思います」

埼玉パナソニックワイルドナイツの左から、堀江翔太選手、野口竜司選手、山沢拓也選手

埼玉パナソニックワイルドナイツ
山沢拓也選手

「個人としては、これまでと違う形でゲームに出場したところもあり(リザーブから開始3分で出場)、焦りというかびっくりした部分もありましたが、そのような中、チームとしてやるべきこともあったので、それをスタンドオフとして継続していけたらと思いながらプレーしました。
前半は個人的なプレーでミスもあり、なかなか相手にプレッシャーを与えられない時間帯もあり、逆に自分たちにプレッシャーを受ける場面もあったのですが、相手に多く得点を与えることもなく、ディフェンスは機能していたと思います。後半は戦うエリアという部分を修正し、自分たちの強みであるディフェンスからのアタックが良くできたと思うので、チームとしては試合を通してしっかりと対応したプレーができたと思います」

──ディフェンスに関する手応えと、後半での変化について教えてください。

「前半はクボタスピアーズ船橋・東京ベイさんも元気だったので、なかなかブレイクダウンでプレッシャーをかけられなかった結果、いいテンポでボールを展開されてしまった部分もあったのですが、後半はブレイクダウンでプレッシャーをかけ続けたので、相手に良いテンポでプレーをさせず自分たちのディフェンスが優位に立ちました。1試合を通して相手のアタックに対して相手の立ち位置とか相手のやろうとしていることに対してしっかりとプレッシャーをかけられたことが良かった点だと思います」

──今シーズン初めてのプレイヤー・オブ・ザ・マッチでしたが、感想を。

「熊谷でプレイヤー・オブ・ザ・マッチを貰えたことは嬉しいですが、特に自分が何かしたという訳でなく自分のやるべきことをやった結果、今日の勝利につながったと思うので、とれて良かったなというくらいの気持ちです」

──次戦のクボタスピアーズ船橋・東京ベイ戦について、意気込みを聞かせて下さい。

「お互いにやりたいことをどちらができるのかというところではあると思いますが、自分たちがやりたいことをやるために細かいところをしっかり準備して、チームの戦術から自分の役割までを理解してしっかりとやり切るということと、あとはチームのために身体をはるということをやっていければ、今日のようないいゲームができると思います」

埼玉パナソニックワイルドナイツ
野口竜司選手

「前半自分もあまりコンテストのいいキックが蹴れなくて、そこのエリアマネジメントが余りうまくいってなくて、プレッシャーをかけるところで、もう一つうまくいきませんでした。そこを修正した後半に関しては、エリアマネジメントも良かったと思いますし、自分たちの強みであるディフェンスをしっかり出すことができたので、こういう結果に繋がったのだと思います」

──ディフェンスに関する手応えと、後半での変化について教えてください。

「竹山選手のインターセプトのトライは、あのワンプレ-だけが凄かった訳でなく、後半から相手に対するディフェンスの立ち位置などを修正し、フォワードがアグレッシブにプレッシャーをかけ続け、常に前を見てコミュニケーションがとれていたことにより、相手が苦しくなり外に回したところをインターセプトできたのだと、後ろから見ていて思いました」

──岸岡選手のキックに対するカバーリングと、ディフェンスラインに上がるときの判断について教えてください。

「前でフォワードが凄くディフェンスで頑張ってくれているので、そこでゲインを切れない時は、キックでエリアであったり、プレッシャーかけてくるのは分かっていたので、スタンドオフの動きや外側のラインの浅さなどを見ながら周りのバックスとコネクトして早めに対応ができたと思います。
ディフェンスラインについては、外に脅威があれば参加しますし、脅威がなければ参加しないっていう判断は、大外のディフェンスのウイングのプレイヤーであったり、ブラインド側のカバーしてくれるウイングとコミュニケーションを取りながら、自分が上がりたいのであれば、ブラインドの選手を呼んでディフェンスをしますし、必要性を感じない場合は逆に残ってもらい、そこにカバーに入れるように準備はしていました」

──キック処理で味方と交錯したことが相手のトライにつながりましたが、その後どのように切り替えましたか。

「あの場面では少し竹山選手と話すのが遅くて、竹山選手もコールをかけていましたが、僕もボールを取りにいくモーションに入ってしまったので、なかなか上手くコミュニケーションがとれない中でミスが起きてトライをとられ同点になった場面でした。
自分たちのミスもありましたが、自分たちが崩されたトライではなかったので、そこは切り替えてディフェンスした中で、ターンオーバーであったり、チャンスがある時にスコアしていこうと気持ちは切り替えていました。次回以降は僕が取って竹山選手にカバーしてもらうという役割を話し合い、次のプレーに参加しました」

埼玉パナソニックワイルドナイツ
堀江翔太選手

「前半はディフェンスで修正できた部分が沢山あったのかなと、僕が入った時には幅を保つとか相手のアタックの人数に合わせることなどの部分をしっかりと修正したくらいです。後は、山沢選手や野口選手にキックのチョイスの部分は任せていたので、それに添ってプレーしました」

──ディフェンスに関する手応えと、後半での変化について教えてください。

「前半は相手のアタックの人数は少ないのに、こちらがディフェンスの人数を多く配置した場面があったのですが、後半はそこをうまく対応できるように、ラック周りで人数を掛けないことを伝えました。
ディフェンスの人数があっていない状況を改善し、常にプレッシャーをかけ続けたことにより、インターセプトが可能な状況が生まれたと思います。後はウイングのスキルの部分なので、竹山選手の嗅覚も加味されたのかなと思います」

──組織ディフェンスのクオリティーが上がっているように見えますが、ここ数週間でどのような変化、成長がありましたか。

「特別なことはしていません。僕らの苦手なところを練習しましたが、前半はできていないところが沢山ありましたので、もう少し練習して意識させてできるところは落としていきたいなと思っています」

──次戦のクボタスピアーズ船橋・東京ベイ戦で相手のメンバーが違う可能性がありますが、どのような対策を考えていますか。

「ガラッと戦略、戦術を変えてくるのではないかと予想しています。コミュニケーションをとりながら自分たちのやりたいことをやるか、相手のプレーを嵌め込むようにイメージしながら対策をたてるので、それが前半からできたらいいなと思います。
前半は相手もすべて僕らを分析した上で力を出してくるので、なかなかゲームが動くことはないと思いますが、なんとかそこをうまく抑えて80分間最後まで抑え続けたいなと思っています」

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