2023.11.12NTTジャパンラグビー リーグワン2023-24 大会概要および試験的実施ルール適用決定のお知らせ

NTTジャパンラグビー リーグワン2023-24の大会概要について、以下の通り、お知らせいたします。
また、「20分レッドカード」とラグビーワールドカップ2023フランス大会をはじめとする国際大会などで導入されている、「ファールプレーレビューオフィシャル」を試験的実施ルールとして、2023-24シーズンのディビジョン1、ディビジョン2、プレーオフトーナメント、入替戦の試合において適用しますので、あわせてお知らせいたします。
この試験的実施ルールは、昨シーズンのレビューおよびリーグワン所属各チームに対してのヒアリングなどを行い、ゲームのクオリティの確保とスピードアップの観点で導入を決定しました。

試験的実施ルールについて

ファールプレーレビューオフィシャル

  • レフリーは、ファールプレーにおけるイエローカード以上の反則に対してオフフィールドレビュー(Off Field Review)を実施することが可能。レフリーはプレーヤーにイエローカードを⽰し、カードを⼿に持ったまま腕を頭の⾼さで交差させる。

▼オフフィールドレビュー
テレビジョンマッチオフィシャル(TMO)はファールプレーレビューオフィサー(Foul Play Review Officer)に映像準備等の指⽰を出し、8分以内にレビューの結果(イエローカード、もしくはレッドカードの判定)をTMOからレフリーに伝える。

▼ファールプレーレビューオフィサー
オフフィールドレビューを行うマッチオフィシャルの一人。

20分レッドカード

  • レッドカードの判定を受けた当該選手は退場となるが、20分後に当該選手と別の選手を交替することを可能とする。
    ※プレーや行為の内容によって、交替が認められない場合がある

DIVISION 1 大会概要[公式戦実施要項第4条]

主催公益財団法人日本ラグビーフットボール協会(以下「日本協会」という)およびJRLO
主管JRLOまたは規約第29条第1項に定める各試合の「主管運営団体」
大会名称NTT JAPAN RUGBY LEAGUE ONE 2023-24 DIVISION 1
NTTジャパンラグビー リーグワン2023-24 ディビジョン1
日程2023年12月9日(土)~2024年5月6日(月・祝)※予定
参加チーム12チーム
大会方式①12チームを2つのカンファレンスに分け、それぞれ6チームがホスト&ビジターの2回戦総当たり形式で試合(各チーム10試合、内ホスト5試合)を行う。また異なるカンファレンスのチームと各1回戦総当たり形式で試合(各チーム6試合、内ホスト3試合)を行う。
②下記の順位決定方法により、1位から4位は暫定順位とし、それらに該当する4チームが第7条に定めるプレーオフトーナメントに進出し、最終順位を決定する。5位以下はリーグ戦の成績で順位を決定する。
③カンファレンスの振り分けは、NTTジャパンラグビー リーグワン2022-23の順位を基に行う。

※( )内はNTTジャパンラグビー リーグワン2022-23の最終順位

試合数96試合
競技規則①ワールドラグビー(以下「WR」という)が定める競技規則(以下「競技規則」という)に従う。
②試験実施ルールを採用する場合には、本要項の記載にかかわらず試験実施ルールが優先する。
試験実施ルールの採用等詳細については別途通達する。
③試合時間は40分ハーフ、ハーフタイムは12分間とする。
④テレビジョンマッチオフィシャル(TMO)を実施する
⑤頭部外傷の取り扱いは、HIA(Head Injury Assessment)とする
順位決定方法順位は、①勝ち点、②勝利数、③①および②が同数であったチーム間の試合での勝ち点、④①、②および③が同数であったチーム間の試合での得失点差、⑤全試合の得失点差、⑥当該チーム間の試合でのトライ数、⑦全試合でのトライ数、⑧当該チーム間の試合でのトライ後のゴール数、⑨全試合でのトライ後のゴール数、⑩抽選、によって決定する(①が同数の場合に②によって決定するものとし、以降も同様とする。)。
<勝ち点の考え方>
付与される勝ち点は、勝ち4点、引き分け2点、負け0点とする。ただし、7点差以内の負けは1点を付与する。また、3トライ差以上での勝ちは追加で1点を付与する。
なお、試合中止の判断がなされ、その代替試合の開催も不可能との判断に至った場合、当該試合は開催されたものとみなし、勝ち点および得点の取り扱いは以下の通りとする。なお、第54条乃至第56条に定めるメンバー登録、または、第53条に定めるエントリーを充足しないチームについては理由の如何を問わず、責に帰すべき事由があるものとみなす。
  1. 双方のチームの責に帰すべき事由によらず、不可抗力により試合中止になった場合、双方のチームに勝ち点2点および得点14点(2トライおよび2ゴール)を付与する
  2. 一方のチームの責に帰すべき事由により試合中止になった場合、その帰責性のあるチームに勝ち点および得点は付与されず、対戦チームに勝ち点4点および得点14点(2トライおよび2ゴール)を付与する
  3. 双方のチームの責に帰すべき事由により試合中止になった場合、双方のチーム勝ち点および得点は付与されない
大会成立要件全96試合のうち、48試合以上が実施されること。

プレーオフトーナメント大会概要[公式戦実施要項第7条]

主催日本協会およびJRLO
主管JRLO
大会名称NTT JAPAN RUGBY LEAGUE ONE 2023-24 PLAY-OFFS
NTTジャパンラグビー リーグワン2023-24 プレーオフトーナメント
日程2024年5月18日(土)~2024年5月26日(日)
参加チームDIVISION 1のリーグ戦順位における上位4チーム
試合数4試合
競技規則第4条に準ずる
大会方式DIVISION 1のリーグ戦順位における上位4チームによるトーナメント方式
①準決勝
リーグ戦1位と4位、2位と3位が対戦し、それぞれの勝者が決勝戦、敗者が3位決定戦に進む
②3位決定戦
準決勝の敗者2チームが対戦し、勝者が3位、敗者が4位となる
③決勝
準決勝の勝者2チームが対戦し、勝者が優勝、敗者が準優勝となる
勝敗決定方法①40分ハーフによる試合を行い、得点の多いチームが勝者となる。
②①を行って同点の場合は、以下の各号の順序により勝者を決定する。
  1. 10分間の延長戦を実施し、先に得点(ドロップゴール、ペナルティゴール、またはトライ)したチームを勝者とする。
    (1)延長戦は、後半終了から5分後に開始する。
    (2)延長戦開始まで、両チームはピッチレベルに留まらなければならない。
    (3)後半終了後5分以内に、レフリーは両チームのキャプテンを呼び、コイントスを行う。コイントスにより選択権を得たチームのキャプテンが、その場でボールまたはエリアを選択する。
    (4)出場メンバーは後半終了時のメンバーとし、交替・入替についてもそのまま引き継ぐ。
    (5)後半終了時に一時退出している選手は、ランニングタイムで時間計測し、制限時間内に復帰の宣告をしなければ、正式な交代となる。(出血交替は15分以内、HIAは12分以内)
  2. 1により勝敗が決しない場合はキッキングコンペティションを実施し、勝者を決定する
    (1)延長戦終了後ただちにコイントスを行い、選択権を得たチームのキャプテンは、先攻または後攻を選択する。使用するゴールは、競技区域内のコンディション、中継局のカメラ位置、日照方向等を鑑み、予めJRLOと主管運営団体で協議の下決定しておく。
    (2)両チームは、5名のキッカーおよびキックを行う選手の順番を、キッキングコンペティションの開始前に決定しレフリーへ申告する。延長戦終了時に競技区域にいた選手のみがキッキングコンペティションに参加できる。延長戦終了時にプレーしていない選手(入替・交替した選手、退場、シンビンまたは出血・HIAの一時交替でピッチにいなかった選手)は、キッキングコンペティションに参加することができない。
    (3)キッキングコンペティションは、延長戦終了から5分後に開始する。
    (4)両チームは22メートルラインより後方の3箇所のエリアから、レフリーに申告した選手の順番に従って、両チーム交互にキックを行う。各チーム5名の選手の順番に従い、エリアは下記のように定める。
    ・第1エリア・第4エリア:ゴール真正面
    ・第2エリア・第5エリア:ゴールに向かって左側、15メートルライン上
    ・第3エリア:ゴールに向かって右側、15メートルライン上
    (5)各チーム5名ずつ全員がキックを行うまで、または、残りのキック数に対していずれかのチームが相手チームの得点を超えることができないと判断されるまで続ける。
    (6)5人蹴っても同点の場合、再び1人目より第1エリアからキックを行う。ただし、6回目以降は先攻および後攻終了時に得点差がついた時点で勝者を決定する。
    (7)キッカーに選出された5名はハーフウェイラインで待機をする。
    (8)風が強くキッカーがボールを抑えるプレーサーを要求した場合、キッキングコンペティションに参加している選手をプレーサーとすることができる
    (9)両チームのキッカー以外のメンバー(チームスタッフエントリーシートに記載されたスタッフを含む)は、使用しないゴールポスト側の22mラインからゴールラインまでのエリアに待機する。
  3. 試合中止の判断がなされ、その代替試合の開催も不可能との判断に至った場合の取扱いについては、別途理事会において定める。

DIVISION 2大会概要[公式戦実施要項第5条]

主催日本協会およびJRLO
主管JRLOまたは各試合の主管運営団体
大会名称NTT JAPAN RUGBY LEAGUE ONE 2023-24 DIVISION 2
NTTジャパンラグビー リーグワン2023-24 ディビジョン2
日程①リーグ戦 2023年12月9日(土)〜2024年3月31日(日)
②順位決定戦 2024年4月19日(金)〜2024年5月6日(月・祝) ※予定
参加チーム6チーム
大会方式①リーグ戦として、6チームがホスト&ビジターの2回戦総当たり形式で試合(各チーム10試合、内ホスト5試合)を行う。
②順位決定戦として、①の結果による上位3チームと下位3チームとに分かれて、それぞれ1回戦総当たり形式で試合(各チーム2試合を対戦カードの上位チームがホストとして)を行う。
③順位決定戦の結果をもって最終順位を決定する。
試合数36試合(順位決定戦を含む)
競技規則①テレビジョンマッチオフィシャル(TMO)を実施する
②頭部外傷の取り扱いは、HIA(Head Injury Assessment)とする
③前2項以外の取り扱いは、第4条に準ずる
順位決定方法第4条に準ずる
大会成立要件全36試合のうち、18試合以上が実施されること。

DIVISION 3大会概要 [公式戦実施要項第6条]

主催日本協会およびJRLO
主管JRLOまたは各試合の主管運営団体
大会名称NTT JAPAN RUGBY LEAGUE ONE 2023-24 DIVISION 3
NTTジャパンラグビー リーグワン2023-24 ディビジョン3
日程2023年12月9日(土)〜2024年5月6日(月・祝)※予定
参加チーム5チーム
大会方式5チームがホスト&ビジターの3回戦総当たり形式で試合(各チーム12試合、内ホスト6試合)
を行い、順位を決定する。
試合数30試合
競技規則①テレビジョンマッチオフィシャル(TMO)は実施しない
②頭部外傷の取り扱いは、R&R(Recognize & Remove)とする
③前2項以外の取り扱いは、第4条に準ずる
順位決定方法第4条に準ずる
大会成立要件全30試合のうち、15試合以上が実施されること。

DIVISION 1/2入替戦大会概要[公式戦実施要項第9条]

主催
日本協会およびJRLO
主管
JRLO
大会名称
NTT JAPAN RUGBY LEAGUE ONE 2023-24 DIVISION 1/DIVISION 2 入替戦
NTTジャパンラグビー リーグワン2023-24 ディビジョン1/ディビジョン2 入替戦
日程
2024年5月17日(金)~2024年5月25日(土)  ※予定
参加チーム
DIVISION 1の10位、11位および12位の3チーム
DIVISION 2の1位、2位および3位の3チーム
大会方式
以下のチーム間において2回戦で試合を行う。各対戦で上位となったチームは翌シーズンのDIVISION 1に参加し、下位となったチームは翌シーズンのDIVISION 2に参加する。
1.DIVISION 1の10位 と DIVISION 2の3位
2.DIVISION 1の11位 と DIVISION 2の2位
3.DIVISION 1の12位 と DIVISION 2の1位
試合数
6試合
競技規則
①テレビジョンマッチオフィシャル(TMO)を実施する
②頭部外傷の取り扱いは、HIA(Head Injury Assessment)とする
③前2項以外の取り扱いは、第4条に準ずる
昇降格決定方法
1.昇降格は、①勝ち点、②勝利数、③得失点差、④トライ数、⑤トライ後のゴール数、によって決定する(①が同数の場合に②によって決定するものとし、以降も同様とする。)。
2.前項により順位が決しない場合、DIVISION 1所属チームが残留する。
3.勝ち点の考え方は第4条に準ずるものとする。
4.試合中止の判断がなされた場合は原則として代替試合を実施し、勝敗を決定する。代替試合の考え方は、①1試合中止となった場合は延期してもう1試合を実施する②2試合とも中止になった場合は延期して1試合のみを実施する。この場合の延期期間は2024年5月31日までとし、これまでに実施できない場合は状況を踏まえて協議する。
方式の変更
DIVISION 1に参加するチームにおいて、やむを得ない事由により、翌シーズンのDIVISION 1に参加しないことを理事会が認めたチーム(以下「翌シーズン不参加チーム」という)が生じた場合、以下の通り方式の変更を行う。
1.DIVISION 2の1位から順に、翌シーズン不参加チームと同数の順位までのチームは、DIVISION 1/2入替戦に参加することなく、翌シーズンのDIVISION 1に参加する。当該チームを「D1自動昇格チーム」という。
2.DIVISION 2の1位から3位までのチームのうち、前号のD1自動昇格チームを除くチームは、DIVISION 1/2入替戦に参加する。なお、4位以下のチームは、いかなる場合もDIVISION 1/2入替戦に参加しない。
3.翌シーズン不参加チームを除き、DIVISION 1の最下位から順に、前号のDIVISION 1/2入替戦に参加するチームと同数の順位までのチームは、DIVISION 1/2入替戦に参加する。
4.前1号から3号のほか、方式の変更に際して必要な事項は、別途理事会が定める。
翌シーズンの
カンファレンス分け
翌シーズンのDIVISION 1カンファレンス分けに今シーズンの順位を用いる場合、DIVISION 1の順位にDIVISION 2の順位が次ぐものとする。

DIVISION 2/3入替戦大会概要[公式戦実施要項第10条]

主催
日本協会およびJRLO
主管
JRLO
大会名称
NTT JAPAN RUGBY LEAGUE ONE 2023-24 DIVISION 2/DIVISION 3 入替戦
NTTジャパンラグビー リーグワン2023-24 ディビジョン2/ディビジョン3 入替戦
日程
2024年5月17日(金)〜2024年5月25日(土)  ※予定
参加チーム
※新規参入チーム数が決定次第確定
大会方式
※新規参入チーム数が決定次第確定
試合数
※新規参入チーム数が決定次第確定
競技規則
①テレビジョンマッチオフィシャル(TMO)は実施しない
②頭部外傷の取り扱いは、R&R(Recognize & Remove)とする
③前2項以外の取り扱いは、第4条に準ずる
昇降格決定方法
1.昇降格は、①勝ち点、②勝利数、③得失点差、④トライ数、⑤トライ後のゴール数、によって決定する(①が同数の場合に②によって決定するものとし、以降も同様とする)。
2.前項により順位が決しない場合、DIVISION 2所属チームが残留する。
3.勝ち点の考え方は第4条に準ずる。
4.試合中止の場合の考え方は第9条に準ずる。
方式の変更
第9条に定めるD1自動昇格チームが生じた場合、以下の通り方式の変更を行う。
1.DIVISION 3の1位から順に、D1自動昇格チームと同数の順位までのチームは、DIVISION 2/3入替戦に参加することなく、翌シーズンのDIVISION 2に参加する。当該チームを「D2自動昇格チーム」という。
2.DIVISION 3の1位から3位までのチームのうち、前号のD2自動昇格チームを除くチームは、DIVISION 2/3入替戦に参加する。なお、4位以下のチームは、いかなる場合もDIVISION 2/3入替戦に参加しない。
3.DIVISION 2の最下位から、前号のDIVISION 2/3入替戦に参加するチームと同数の順位までのチームが、DIVISION 2/3入替戦に参加する。
4.前1号から3号のほか、方式の変更に際して必要な事項は、別途理事会が定める。

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