NTTジャパンラグビー リーグワン 2024-25
ディビジョン1 第7節(交流戦)
2025年2月8日(土)12:00 神戸総合運動公園ユニバー記念競技場 (兵庫県)
コベルコ神戸スティーラーズ vs 東京サントリーサンゴリアス
コベルコ神戸スティーラーズ(D1 カンファレンスA)
2連勝で戦績を3勝3敗の五分に戻した6位・コベルコ神戸スティーラーズ(以下、神戸S)。今節は神戸総合運動公園ユニバー記念競技場に7位・東京サントリーサンゴリアスを迎える。キックオフは2月8日12時。直近4戦無敗の強敵から勝利をもぎとり、順位上昇の勢いを加速させたい。
神戸Sで4季目のシーズンを戦う、ジェラード・カウリートゥイオティ。その言葉には充実感がみなぎっていた。
「今季は心構えも素晴らしく整っていて自信もかなりあります。過去数シーズンを振り返ると、アーディ(・サベア)がいたり、マルセル・クッツェーがいたり、どうしても外国人枠の関係でスタートから出るのが難しい部分がありましたけど、今季はそのチャンスがより多く巡ってきて、自分の才能や自分の強みを出せる機会があります。それがいまの調子の良さにつながっていると思います」
アタックやディフェンス、ラインアウト、モール、ブレイクダウンなど、さまざまなシチュエーションで求められる自らの仕事を忠実に実行し、先発出場した5試合で確かな存在感を発揮するカウリートゥイオティ。「個人的にはディフェンスのところがかなりキーポイントだと思っています。そこでフィジカリティーをどれだけ出せるかに重きを置いています」。体を張る。味方をサポートする。ハードワークに妥協はない。
197cmの上背があり、筋肉は鍛え抜かれている。体そのものからダイナミズムを感じさせる32歳だが、その口からは豪快さとは真逆の殊勝な言葉が飛び出す。それは自らの描く‟ラグビー人生”を教えてくれたときも同様だった。
「自分がフィールドに出たときに、どれだけベストを尽くしていけるかが毎試合の個人としてのゴールです。もちろん年齢というのは重ねてきているんですが、この先も長くプレーしていけると思っています。それに家族が一番のモチベーションですし、神戸でプレーしている中で、神戸の街の人々、ファンのためにプレーがしたいんです。それを自分のプレーで見せていくことがいまの自分の目標です」
空高く跳んでボールを制する一方、常に地に足をつけてフィールドに立つ。カウリートゥイオティというロックは、その堅牢な‟カギ”でチームメートや組織を守っている。
(小野慶太)