NTTジャパンラグビー リーグワン2025-26
ディビジョン1 第16節(リーグ戦)カンファレンスB
2026年4月25日(土)14:30 神戸総合運動公園ユニバー記念競技場 (兵庫県)
コベルコ神戸スティーラーズ vs 東京サントリーサンゴリアス
コベルコ神戸スティーラーズ(D1)
高校3冠、名門・早稲田大学のキャプテン──。華々しく映る、数ある肩書き。だが、コベルコ神戸スティーラーズ(以下、神戸S)で3シーズン目を迎えた伊藤大祐のリーグワン出場試合数は『3』。決して満足できる数字ではないだろう。それでも、伊藤は真っ直ぐに前を見つめる。
「(李)承信やブリン(・ガットランド)のプレーを見て、『やっぱりすごいな』と思う部分はいっぱいあります。でも、僕も負けてない部分はたくさんある。それを出すところ、追い付きたいところ、どっちも努力を続けてきました。試合に出たい気持ちはずっとありますし、特に今季はラグビーがすごく上手になっている自信もあります」
この3シーズン、先輩からの学びはとても大きなものだった。特に挙げたのは「一番、尊敬している」という日和佐篤。神戸S加入前からずっと見てきたといい、練習中も「何を意識しているんだろう。どうプレーを出そうとしているのか」と38歳の一挙手一投足に目を凝らす。
時にエールをもらう。「ダイスケ、自分のいいところ出しや」。そうした些細な声掛けが「より深く刺さります」とし、「こういうふうになりたいなとも思います」と羨望のまなざしを向ける。
プレー面の助言を受けると、着実にインプット。「携帯のメモにパパパッて書いておいて、それを見てから練習に入るとか。あんまり自分から聞くとかはないんですけど、常に日和佐さんの顔とかを見て、『いまこういうふうに考えてプレーしているな』と考えるようにしています」。“日和佐イズム”を日々、吸収中だ。
スタンドオフを主戦場とする中、従来の持ち味だけではなく、パスの受け方、出し方、ランニングラインなどの向上にもチャレンジしてきた。「若さだけでいけるポジションでもない。長くラグビーがやりたいし、やる上でも絶対に通らないといけないこと」。神戸Sでの3シーズン目、いま、自信をもってこう話す。
「試合に出られていない半面、日和佐さんとか、この神戸Sで教えてもらっていることで成長できていると感じています」
前節で途中出場し、リーグワンキャップを『3』とした伊藤。10番の役割、意識して取り組んだタックルにも手ごたえを得た中、今節も22番を背負う。「2戦連続でメンバーに入れたのはいい形。プレーオフトーナメントに向けても、しっかり戦力になるということをアピールできるように。あまり考え過ぎずに頑張ろうと思っています」。日和佐が示し続けるのと同じように、24歳は等身大の自分をぶつけていく。
(小野慶太)



























