NTTジャパンラグビー リーグワン2024-25
ディビジョン2 第11節
2025年4月11日(金)19:30 東平尾公園博多の森陸上競技場 (福岡県)
九州電力キューデンヴォルテクス vs 日野レッドドルフィンズ
九州電力キューデンヴォルテクス(D2)

九州電力キューデンヴォルテクス(以下、九州KV)は今節、ホストゲームに日野レッドドルフィンズ(以下、日野RD)を迎える。11日(金)19時半、東平尾公園博多の森陸上競技場でキックオフを迎える“フライデーナイトマッチ”だ。ショートウィークとなる九州KVに対して、バイウィークの日野RD。九州KVにとっては今季のスローガンである『BE TOUGHER』が問われる一戦だ。
今季からグラウンド外である活動を始めた選手がいる。スポーツ総合サイト『スポーツナビ』で試合後にチームの公式コンテンツとしてマッチレポートがアップされるようになった。そのタイトルは『猿レポ』。書き手を務めているのは猿渡康雄だ。
「チームのほうから『やってみないか?』ということで打診をいただいて、選手目線でレポートを書くことで違った視点からチームや各選手のことを知ってもらえるきっかけにつながればと思って始めさせてもらいました」
試合のレポート内には『今週の個人的Pick up Player』という形で注目選手を挙げて紹介しているが、ラグビー選手としての特長に加えて、チームメートだからこそ知ることができるエピソードが盛り込まれている。
「もしかしたらラグビーを知らない人が見ることもあるかもしれないので、そういった場合でもなるべくスッと入るようにシンプルさは心掛けています。あとは選手のことを知ってもらいたいので一人ひとりにフォーカスを当てて、選手目線でしか引き出せないようなところを、みなさんに公開できる範囲で知ってもらえたらなと思っています」
そんな猿渡の思いが込められた文章は選手のキャラクターを知ることができ、文章としてのリズム感や完成度も高い。九州KVを知る上では貴重なコンテンツとなっている。
「このチームは人がいい。選手それぞれの個性がすごくあるので、ラグビーもそうですけど、人の部分についてレポートを通じてでも普段のところからでも知ってほしい」
グラウンドではプロップとして体を張り、試合が終われば大きな体を折り曲げながらスマホで文章を打ち込んでいく。試合はもちろんのこと、試合後の『猿レポ』にもぜひ、注目してもらいたい。
(杉山文宣)