NTTジャパンラグビー リーグワン2024-25
ディビジョン1 第16節(リーグ戦)カンファレンスA
2025年4月26日(土)14:30 東大阪市花園ラグビー場 (大阪府)
コベルコ神戸スティーラーズ vs 三菱重工相模原ダイナボアーズ
三菱重工相模原ダイナボアーズ(D1 カンファレンスA)

三菱重工相模原ダイナボアーズ(以下、相模原DB)は前節の“神奈川ダービー”を制し、プレーオフトーナメント出場の可能性を残した。その試合で後半から出場し、クローザーの役目を果たしたのがジェームス・グレイソンだ。
父は、ラグビーワールドカップ2003オーストラリア大会の優勝メンバーであるポール・グレイソン。ラグビー一家で育ち、U20や各年代でイングランド代表に選ばれたサラブレットは日本で2シーズン目を迎えている。プライベートでは今年、結婚した。
「(前回の)バイウィークにプロポーズして受けてくれました。ちょっと心配なところもあったので良かったです。(前所属の)ノーサンプトン(・セインツ)時代から付き合っているので、交際6年になります。半年くらい前に犬と一緒に日本へ引っ越してきました。3人で過ごして、彼女に友達もできて、日本の生活を楽しんでいるので継続したいです」と穏やかな表情で話す。
昨季はスタンドオフとして先発に定着。今季はチームが岩村昂太、カテゴリAのジャック・ストラトン、グレイソンの3人のローテーションでハーフ団を構成する中で、途中出場の場合もある。
「昨季とは少し役割が変わって、出場時間は少し減りましたが、そのぶんコンディションが良いです。(出場のタイミングは)同じであるほうが試合の流れはつかみやすいですが、私がベンチスタートのときにはフォワードに外国籍選手がいて、そこでチームの土台が作れていると思うので、チームに必要な役割を果たすだけです。問題はありません」
今節対峙するコベルコ神戸スティーラーズ(以下、神戸S)との前回対戦でも、グレイソンは後半にリードの状況で出場し、司令塔としてチームを勝利に導いた。
「今季は上位の強豪チームにも勝つことができて、チームとして自信が付いたと思います。来季に向けてさらに上にいけるように、しっかりと準備することと勢いを保つようにすることが大事だと思います」
「目の前の試合に集中すれば結果が付いてくる」ことを信じ、グレイソンはハーフ団の一員として猪軍団を勝利へと導く。
(宮本隆介)