NTTジャパンラグビー リーグワン2024-25
D1/D2入替戦[D1 12位 vs D2 1位]第2戦
2025年5月31日(土)12:00 柏の葉公園総合競技場 (千葉県)
浦安D-Rocks vs 豊田自動織機シャトルズ愛知
豊田自動織機シャトルズ愛知(D2)

劇的な逆転勝利でD1/D2入替戦第1戦をモノにした豊田自動織機シャトルズ愛知。ディビジョン1昇格を決めるべく、浦安D-Rocksとの第2戦にすべてを懸ける。
第1戦はチームとして自信を付ける勝利だったものの、「この試合に勝ったほうが、昇格か残留かを決めることになると思います」と徳野洋一ヘッドコーチは語る。ボーナスポイントや得失点差などのことは考えず、ただ目の前にある試合に勝利することだけを望んでいる。
「楽しむだけです」と笑みをこぼしながら話したのは、リザーブメンバーとして出場機会をうかがう松岡大和。第1戦でもリザーブから出場し、チームに大きなエナジーを注入した。
昨季は公式戦全試合に出場し、本人も「個人として自信が付いた」と語るほど充実のシーズンを送ったが、今季はタマ・カペネや鄭兆毅らが台頭したこともあり、レギュラーシーズン4試合の出場にとどまった。
「悔しい思いはありましたが、若い選手が良い経験をしていることは僕自身にとってもうれしかったですし、彼らに刺激をもらっていました」
試合に出られない日々が続いても、自身の姿勢は一貫していたという。「個人もチームもレベルアップすることを意識していました。それに対して自信があったので、試合に出られるまで努力を続けていくだけだと思っていました」。その結果としてつかんだ、大舞台でのメンバー入りだった。
試合当日に27歳の誕生日を迎える松岡大和。「自分らしさを全面に出しながらも、後輩に経験を伝えられるようになりたい」と抱負を話す。最高のスタートを切るために、まずはこの試合で、特長であるハードワークやチームを鼓舞する声を生かして、インパクトを与える。
「自分たちがやってきたことをやるだけなので、とてもワクワクしています」。そう言い切れるのは、これまで積み上げてきたものに対する絶対的な自信があるから。みなぎる自信をパワーに変えて、D1の景色を見に行く。
(齋藤弦)