NTTジャパンラグビー リーグワン2024-25
プレーオフトーナメント決勝
2025年6月1日(日)15:05 国立競技場 (東京都)
東芝ブレイブルーパス東京 vs クボタスピアーズ船橋・東京ベイ
東芝ブレイブルーパス東京

東芝ブレイブルーパス東京(以下、BL東京)は6月1日、プレーオフトーナメント決勝でクボタスピアーズ船橋・東京ベイ(以下、S東京ベイ)と、国立競技場で対戦する。
開幕前にリーチ マイケル キャプテンが「『連覇』という言葉は使わない」と語っていたように、昨季王者のBL東京は優勝を意識するよりも、目の前の1試合、1試合に集中してシーズンを過ごしてきた。そして、たどり着いた決勝の舞台でテーマに掲げるのは「Be Us(自分たちらしく)」。緊張感の高まる大一番でも、BL東京の戦い方を貫きとおす。
試合のポイントの一つとなるのはスクラムだ。S東京ベイは準決勝の埼玉パナソニックワイルドナイツ戦で何度もスクラムを押し込むことで、勝利を引き寄せた。
BL東京の3番で出場するタウファ・ラトゥは、「相手のスクラムはもちろん強いです」と認めつつ、「自分たちにフォーカスします。相手がプライドをもっているスクラムで、僕らは『Go through』、突き抜けるイメージでやっていきます。相手が強みだと思っているところで戦っていきます」と力強く言い切った。
白鴎大学では主にセンターとしてプレーし、BL東京で本格的にプロップに転向したラトゥ。「大学時代にいまの姿は想像していなかった」と語る27歳は、タフな練習に食らいつき、鍛えられ、周囲に支えられて成長してきた。そして、今季は準決勝を含む公式戦14試合に出場し、決勝でもスターティングメンバーとしてグラウンドに立つ。
「S東京ベイはすごくフィジカルなチームなので、まずは『真っ向勝負に負けない』というところが大事です。また、テーマが『Be Us(自分たちらしく)』なので、相手にフォーカスするのではなく、自分たちらしくプレーするために細かいところにこだわって、自分の役割を全うします」
接点で真っ向勝負を挑み、ディフェンスでは激しいタックルで前に出て、アタックでは広く、素早くボールを動かし続ける。BL東京はファイナルの舞台でも自分たちのラグビーに集中し、目の前のワンプレーを全力で戦う。
(安実剛士)