NTTジャパンラグビー リーグワン2025-26シーズン開幕前特集

ディビジョン2
日本製鉄釜石シーウェイブス
昨季はディビジョン2で8位に終わった日本製鉄釜石シーウェイブス(以下、釜石SW)だったが、上位陣と互角の戦いを演じ、勝利まであと一歩という試合も少なくなかった。結果に結び付けられなかったのは課題だが、チームとしてはフェーズを一つ先に進めたと言えるシーズンだった。
今季は須田康夫ヘッドコーチから、トウタイ・ケフ ヘッドコーチにバトンが託された。ケフ ヘッドコーチはオーストラリア代表“ワラビーズ”で60キャップ、クラブとしてはクボタスピアーズ(当時)でもプレーし、トンガ代表のヘッドコーチも務めた人物。世界基準を知る指導者の手腕に注目が集まる。
チームの屋台骨を支えるメンバーに昨季から大きな変化はない。しかし、ヘッドコーチが代わり、今季のポジション争いは横一線からスタート。フロントローを中心に勢いのある若手も台頭してきており、全員がアグレッシブにトレーニングに励んでいる。目標は昨季成し得なかったトップ4入り。変化を選んだ釜石SWはダークホースとして虎視眈々と上位を睨む。
注目選手紹介
FL 河野 良太

今季、キャプテンに就任。開幕直前に30歳を迎え、選手としては脂の乗り切っている時期でもある。要所で確実に決める鋭いタックルと力強いゲインは昨季も幾度となくチームを救い、勇気を与えてきた。キャプテンという立場で今季はより大きな存在感を放つに違いない。
No8 サム・ヘンウッド

昨季、負傷離脱前までは主要スタッツ3項目でリーグトップ3に入るなど獅子奮迅の大活躍。プレシーズンマッチでも4人をなぎ倒してトライを奪うなどコンディションは悪くない。チームの躍進に欠かせない大黒柱には、シーズンをとおしての活躍が求められる。
(髙橋拓磨)



























