2026.01.15[神戸S]震災の記憶を、次の世代に。1月17日という大切な日に、等身大の覚悟でグラウンドへ

NTTジャパンラグビー リーグワン2025-26
ディビジョン1 第5節(リーグ戦)カンファレンスB
2026年1月17日(土)12:05 神戸総合運動公園ユニバー記念競技場 (兵庫県)
コベルコ神戸スティーラーズ vs リコーブラックラムズ東京

コベルコ神戸スティーラーズ(D1)

コベルコ神戸スティーラーズの日和佐篤選手。「やることは変わらないと思いますけど、特別な日にしないといけない」

『阪神・淡路大震災1.17のつどい』

震災から30年だった昨年、コベルコ神戸スティーラーズの選手やスタッフは全員で神戸市中央区の東遊園地で実施された追悼行事に参加した。自身が小学1年生の時に被災した神戸市出身の日和佐篤は、二人の娘を誘った。伝えたいものがあった。

「娘自体も震災について学校でいろいろと学んでいます。過去にどういうことが起きて、どう学びを得たのか。そういうところも含めて学んでほしいなという思いです。当事者の方がたくさんいらっしゃいましたし、彼らの気持ちに寄り添う、そういう気持ちに触れる機会になったのかなと思います」

現在、姉は中学1年生。昨年1月の第5節・浦安D-Rocks戦で日和佐がリーグ戦通算150試合出場を達成した際、そのセレモニーで父に豪快なタックルを決めて話題を呼んだ。4歳の妹はタグラグビーを始めたという。

震災の記憶を次の世代につなぐことは大きなテーマ。親子で震災とどう向き合っているのだろうか。

「震災の被害から学ばないといけないことはたくさんあると思います。それを学んでくれるいい機会になっていると思います。例えば南海トラフ地震が起きたら津波は(国道)2号線まで走るとか、そういう話もできていますね」

ラグビーに熱中する娘は「輝いて見える」と日和佐は言う。継承していく大切さを受け止め、父として、ラグビー選手として、その務めを実直に受け止める。

今節の開催日は、1月17日。同日にリーグ戦が開催されるのはジャパンラグビー トップリーグ時代を含めて初めてのことだ。「毎年、この時期が近づいてくると震災のことを思い出します。特別な思いは、試合には持ち込まないようにしています」と話す日和佐は、その上で強い気持ちをこう口にした。

「やることは変わらないと思いますけど、特別な日にしないといけないなというのは思います。とにかく一生懸命、どん欲に勝利を目指してやりたいのが僕の考えです」

肩ひじ張らず、等身大で。大切な日に、38歳のスクラムハーフは全力プレーを誓う。

(小野慶太)

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