NTTジャパンラグビー リーグワン2025-26
ディビジョン2 第5節
2026年2月7日(土)14:30 江東区夢の島競技場 (東京都)
清水建設江東ブルーシャークス vs 花園近鉄ライナーズ
花園近鉄ライナーズ(D2)
リーグワン参戦後、チーム初となる開幕4連勝を飾っている花園近鉄ライナーズ(以下、花園L)。そんな好調のチームと歩調を合わせるように、第4節にして自身のキャリアハイを更新した男がいる。4試合すべてに先発し、花園Lでは7トライを決めている木村朋也に次ぐ、3トライをゲットしている林隆広である。
2022年に東海大学から花園Lに入団。過去4シーズン、林は1シーズンの出場試合数で3試合が最多。昨季はディビジョン2の2試合に出場したのみで、2025年1月11日のレッドハリケーンズ大阪戦の出場が最後だった。
「キャリアハイと言われればそうですね」と照れ臭げに笑った林だが、過去2シーズンは対戦相手ではなく、けがとの戦いを余儀なくされてきた。
「今季はけがしないように、その前の段階から準備しています」と語る言葉は紛れもない本音ではあるが、スピードスターの木村とは異なるプレースタイルのウイングとして存在感を見せている。
とりわけ秀逸なのは今季、本領を発揮しているアキラ・イオアネとの好連係である。
オールブラックス(ニュージーランド代表)でも見せていた圧巻のキャリーと突破を見せているイオアネを巧みにフォロー。「アキラが隣にいるのでいいコミュニケーションを取ることで、僕にいいパスもくれます」と好調の要因を振り返る。
守備でも泥臭く体を張りながら、トライゲッターとしても機能する林だが、太田春樹監督の褒め言葉はこうである。
「プレーの浮き沈みがないので、すべてにおいて平均点を出せる安定感。彼は裏切らない選手ですから」
指揮官にとって、信頼のおける貴重な選手の一人が林だ。今節の清水建設江東ブルーシャークス戦以降も、ピッチに立つたびに林はキャリアハイを更新し続けることになる。
ただ、その口ぶりにうわついたところは一切、ない。林はキッパリ言う。「僕の持ち味はスピードではなくて、走り続けるところとディフェンスも愚直にやるところです」。
2月3日の練習後、この日が誕生日だった林と田中健太にチームメートは「Happy Birthday to You」を歌って祝福した。26歳を迎えたばかりの「裏切らない選手」は花園Lで充実の日々を過ごしている。
(下薗昌記)



























