NTTジャパンラグビー リーグワン2025-26
ディビジョン2 第7節
2026年3月7日(土)13:00 釜石鵜住居復興スタジアム (岩手県)
日本製鉄釜石シーウェイブス vs 花園近鉄ライナーズ
花園近鉄ライナーズ(D2)
あえて単身赴任のかたちでチームの寮に引っ越し。花園近鉄ライナーズの木村朋也バイスキャプテン花園近鉄ライナーズ(以下、花園L)に頼もしい男が帰ってくる。第4節のレッドハリケーンズ大阪戦で負傷後、2試合欠場が続いていた木村朋也が日本製鉄釜石シーウェイブス(以下、釜石SW)で先発する。
現在、ディビジョン2では豊田自動織機シャトルズ愛知のチャンス・ペニと並んで最多の7トライをゲットしている木村は、今季は出場した4試合すべてでトライを奪ってきた。
花園Lが誇るスピードスターの好調さを支えるのは秘めた決意である。
昨年12月の開幕前、木村は若手時代を過ごした花園Lの寮に再び身を置いていた。
「何かが大きく変わるわけじゃないんですが、時間をうまく使えますし、チームに対して自分がいいプレーをするために寮に入らせてもらいました」
昨年の12月25日には第3子が誕生し、本来であれば家族とより長い時間を過ごしたいはずだが、「良きパパでありたい」という思い以上に花園LをD1に昇格させるという渇望のほうが強かった。
「『通うのも大変やし、寮に入ったらラクになるのと違う?』と妻も言ってくれました」と明かした木村は「ほぼ単身赴任の状態でやらせてもらっています」と照れ笑い。
そんな妻のサポートや理解は、ラグビーに取り組む姿勢にも好影響を与えている。
3月5日の練習後、居残りで取り組んだのは坂口丈史ヘッドS&Cコーチとのスピードトレーニングだ。
かたわらには釜石SW戦でともにウイングとしてピッチに立つ中川湧眞の姿もあったが、さらなる速さを求める中川とは異なり、すでに「フェラーリ」の異名を持つ木村が意識するのは「燃費の改善」である。
「スピードを上げるというよりは、綺麗な走り方を習得することで試合中の80分を効率的かつフルに走れるようにという意図があります」と木村は話す。
木村をバイスキャプテンの一人に選んだ太田春樹監督は「私自身も彼を信頼しているのでリーダーの一人にも選定しています」と語っていた。木村のピッチ内外での振る舞いを見れば、その人選も納得だ。
花園Lが誇るスピードスターは家族への思いとチーム愛を背負いながら、ピッチを駆ける。
(下薗昌記)



























