NTTジャパンラグビー リーグワン2025-26
ディビジョン1 第13節(交流戦)
2026年3月29日(日)14:30 秩父宮ラグビー場 (東京都)
リコーブラックラムズ東京 vs 三菱重工相模原ダイナボアーズ
三菱重工相模原ダイナボアーズ(D1 カンファレンスA)
待望の瞬間だ。三菱重工相模原ダイナボアーズ(以下、相模原DB)の蜂谷元紹が、約1年2カ月ぶりに公式戦の舞台に戻ってくる。
蜂谷は1番・3番の両プロップをこなす器用さと、密集戦でのフィジカルが持ち味。中京大学卒業後は愛知教員クラブでプレーしていたが、コロナ禍でのSNS企画『#ラグビーを止めるな2020』をきっかけにチャンスをつかみ、2022年に相模原DBに入団した異色のキャリアをもつ。
加入年から10試合、2年目には12試合と着実にキャリアを積み重ねてきた。しかし、さらなる飛躍を誓った昨シーズン、不運が襲う。
25年1月に頸椎を負傷し、長期離脱を余儀なくされた。今季も開幕前の肉離れが長引き、苦闘の日々が続いた。「室内でのリハビリや安静が必要な時期もあり、精神的にも大変だった」と振り返るが、その間もメディカルスタッフやS&Cコーチの支えを受け、懸命に前を向いてきた。
「ようやく100%の状態に戻って、特にスクラムが組めたときは本当にうれしかったです」としみじみと語る表情には、ラグビーを続けることへの喜びがにじむ。
不在の間、チームの課題とされていたスクラムも進化を遂げた。「練習でフロントローやバックファイブが意識して取り組むことで、どんどん改善されています。いまは良いスクラムが組めています」と手ごたえを口にする。
次戦の相手はリコーブラックラムズ東京。強力なプロップ陣を擁する強敵だが、蜂谷に臆する様子はない。
「(同年代の)笹川大五選手を含めてフロントローは非常に強いですが、彼らを押し切るくらいの気持ちで臨みます。まずはセットピースで味方にボールを供給し、フィールドプレーでもチームの強みであるハードワークを徹底したいと思います」
リーグも終盤戦に差し掛かり、けが人が増えている状況での彼の復帰はチームにとっても朗報だ。
「ヘッドコーチも信頼して選んでくれたので、その期待に応えたいです。再びけがをするリスクはあるかもしれませんが、無理はせず、チームに貢献できるように精一杯頑張ります」
長いリハビリの日々を乗り越えたプロップは感謝の思いを胸に、再び最前列でスクラムを組み、チームとともに前へ進む。
(宮本隆介)



























