2026.04.02[三重H]物語のスタートはレメキとの再会。鈴鹿での残された時間への温かな思い

NTTジャパンラグビー リーグワン2025-26
ディビジョン1 第14節(リーグ戦)カンファレンスB
2026年4月4日(土)13:05 ホンダヒート・グリーンスタジアム (栃木県)
三重ホンダヒート vs 東京サントリーサンゴリアス

三重ホンダヒート(D1)

三重ホンダヒートのアセリ・マシヴォウ選手

かつてNECグリーンロケッツ東葛でともにプレーしていたアセリ・マシヴォウとレメキ ロマノ ラヴァ。2021年から2024年まで緑のジャージーを身にまとっていた二人の縁は、今季、三重ホンダヒート(以下、三重H)で再び重なった。

「加入する前に、マノさん(レメキ)に相談したんです。そうしたら、『このチームのプレースタイルやゲームプランにフィットすると思うよ!』と背中を押してくれました」。マシヴォウは三重H加入時をそう振り返る。

そのレメキの言葉は的中した。マシヴォウは開幕戦から出場を重ね、12試合で3トライを記録。フランカーとナンバーエイトの両ポジションで存在感を発揮し、すでにチームに欠かせない戦力となっている。

第10節を除きすべての試合でメンバーに選ばれている

「マノさんとは『また一緒にプレーできてうれしい』とお互いに言い合いました。このチームは本気で上を目指していますし、そのプロジェクトの一員になれたことをうれしく思っています」

充実した表情でそう話すマシヴォウは、グラウンドの内外でチームにフィットしている。フィジーの高地で生まれ育ったため、鈴鹿の静かで穏やかな環境にもすぐに馴染んだそうだ。

「家の近くにある池がお気に入りなんです。ポッドキャストを聴きながら一人で散歩したり、彼女と一緒に歩いたりしています。ほかにもいろいろなお店があって、美味しいレストランも多いです。宇都宮に引っ越したら、きっと懐かしく思うでしょうね」

そう語る言葉の端々には、この街への愛着と、わずかににじむ寂しさが感じられた。チームは来季、宇都宮への活動拠点移転を控えている。つまり、彼にとって鈴鹿での生活はこの1年限り。だからこそ、スタジアムで声援を送り続けてくれるファンへの思いは、より一層強いものになっている。

「赤と黒のシャツを着たみなさんの姿を見るだけで、さらに頑張ろうという気持ちになります。今季は残り数試合しかありませんし、いいパフォーマンスを見せて、一緒に勝利したいです」

再会から始まった物語は、確かな手ごたえとともにチームの力へと変わりつつある。

鈴鹿で過ごす残りの時間、そのすべてを勝利へとつなげるために。アセリ・マシヴォウは、仲間とファンの思いを背に、最後まで走り続ける。

(籠信明)

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