NTTジャパンラグビー リーグワン2025-26
ディビジョン1 第14節(リーグ戦)カンファレンスB
2026年4月5日(日)13:00 秩父宮ラグビー場 (東京都)
リコーブラックラムズ東京 vs コベルコ神戸スティーラーズ
コベルコ神戸スティーラーズ(D1)
全体練習が終わり、選手それぞれが思い思いのトレーニングを行う時間。ソロモネ・フナキは、トンガ時代から目黒学院高等学校、京都産業大学と10年間ずっと“1年後輩”のシオネ・ポルテレと全力ダッシュなどを楽しそうにこなしていた。前節でコベルコ神戸スティーラーズでのファーストキャップを飾った後輩に、フナキは「彼も厳しいことを乗り越えてきたし、本当に良かった」と祝福の言葉を向ける。
その二人の練習が、徐々に広がった。ヴィリー・ポトヒエッター、ソセフォ・ファカタヴァ、カヴァイア・タギヴェタウア、そして、世界的バックローのアーディ・サベア。パスやハンドリングなどを入念に確認し、最後はサベアの音頭で練習は終わった。
タックルも、スティールも、「スキル的には全部」サベアから学んできたとフナキは言う。「ラグビーだけではなく、外でもプロフェッショナルな人です」とリスペクトし、すべてを含めた中で最も残る教えは“心”だという。
「彼が最後に言うのはいつも“心”です。『心がデカかったら絶対になんでもいける』と。自分と体(の大きさ)はあまり変わりませんけど、彼を見ているとよく分かります。僕にはそれがすごくプラスになっています」
心とは、「目の前のことに、絶対に負けないこと」と話すフナキは以前、サベアからこう尋ねられた。
「将来は日本代表に入りたい?」
これに「なりたいけど、いまはまだ難しい。リーグワンにはいっぱい、いいプレーヤーがいる」と率直に返し、自らの現在地と向き合ったフナキ。サベアは力強いアドバイスをくれたという。
「『負けない気持ちがあれば余裕でいける』と言ってくれました。それはすごく自分のプラスになっていますし、もっともっと必死にやっていきたいと思っています」
フナキは誓う。サベアを筆頭に「同じポジションにはいい選手がいっぱいいます」と受け止めた上で、「しっかりとハードワークし、自分の役割を100%毎日出せれば、いい結果につながっていく。目の前にあるものを一個一個、大切にしていきたいです」。
先輩や同期、突き上げる後輩らチームメートとしのぎ合い、23歳は成長を加速させていく。
(小野慶太)



























