NTTジャパンラグビー リーグワン2025-26
ディビジョン1 第16節(リーグ戦)カンファレンスA
2026年4月24日(金)19:00 秩父宮ラグビー場 (東京都)
浦安D-Rocks vs 静岡ブルーレヴズ
浦安D-Rocks(D1)
世界の頂点を知り、多くの勝利を味わってきた経験がある。だからこそ、3カ月以上白星から見放され、最下位に沈む現状についてストレートな思いを口にする。南アフリカ代表の一員としてラグビーワールドカップ2023フランス大会で優勝を経験しているヤスパー・ヴィーセは「フラストレーション」というワードを何度も繰り返し、言葉を吐き出した。
「正直に言えば、フラストレーションのたまるシーズンです。もっと勝てた試合もあったでしょうし、負けた試合に関してもパフォーマンスにはかなり不満もフラストレーションもたまっています。本来の自分たちのパフォーマンスではないと選手、スタッフみんなが感じているところはあるはずです」
数多くの勝利の裏で、それと同じくらい敗戦の経験もしてきたヴィーセは、そのまま立ち止まらない。「こういうときに落ち込んでいる暇はないし、フラストレーションをためるだけでは何も起きない。それは時間の無駄です。毎試合、負けることからも学びはあると思うので、それを生かしてしっかりと次に向けて準備していくことが必要だと思います」。今節はゲームキャプテンも務める経験豊富なナンバーエイトは前を向き、ベクトルを自分に向ける。
「これまで以上にチームで一丸になることが重要だと思っていますし、そのために自分自身が行動で示すようにしています。自分の行動に責任をもてるようにプレーで示していきたいです」
秩父宮ラグビー場でのナイトゲームとなる今節、対戦相手の静岡ブルーレヴズには南アフリカ代表のチームメートだったクワッガ・スミスがいる。同じ8番を背負ってのマッチアップに“ファイター”の血が騒がないはずがない。
「自分と同じように牧場の家系出身ということをきっかけで仲良くなりましたし、すごくいい人です。対戦は楽しみですし、お互いに強みも弱みも分かっていますけど、金曜日は浦安D-Rocksの看板を背負って戦うからにはライバルとして捉えています。そこに優しい気持ちはないですね」
負けられない相手との対峙となる。それはチームとしても個人としても同じだろう。勝つ喜びと難しさの両方を知るヴィーセが、この難局を乗り越える導き手となる。
(須賀大輔)



























