2026.07.04[リーグワン特別コラム]日本ラグビーの「いま」と地力を世界へ発信する大会、はじまる

(文:田村一博)

NTTリーグワン2024-25時のワーナー・ディアンズ選手(東芝ブレイブルーパス東京)

世界規模の新設大会、『ネーションズチャンピオンシップ』が7月4日から始まる。

基本コンセプトは北半球×南半球。1987年にラグビーワールドカップが始まるまでは、「どっちが強い?」がラグビー界の主流だった。それが世界一決定戦誕生により、「どこが強い?」となった。『ネーションズチャンピオンシップ』は、その両方の視点と魅力を併せ持っていると言っていい。

記念すべき大会の日本代表の初戦は、7月4日(土)に秩父宮ラグビー場でおこなわれるイタリア戦だ。その試合の出場予定選手は7月2日に発表された。

キャプテンを務めるのはロックのワーナー・ディアンズ。スーパーラグビー・パシフィック2026で優勝したハリケーンズのレギュラーを務めた201センチだ。ニュージーランド生まれの24歳は、中学生の時から日本ラグビーの中に身を置いて、成長した。

東芝ブレイブルーパス東京から1シーズンの期限付き移籍で、ラグビー王国を席巻する躍動を見せたディアンズは、個人の能力の高さと同時に、ジャパンラグビー リーグワンのレベルの高さをあらためて広く伝えた。

NTTリーグワン2023-24時の齋藤直人選手(東京サントリーサンゴリアス)

世界にその存在が知られたから、イタリア代表は赤×白ジャージーの5番を徹底マークするだろう。しかし、そういう現象こそが日本ラグビー、リーグワンの価値を高め、世界的なものにする。それは、今回9番のジャージーを着る齋藤直人にも同じことが言える。所属先に東京サントリーサンゴリアスとあるスクラムハーフは、フランスのトップ14で4連覇したトゥールーズに2シーズン在籍してきた。もしイタリアから勝利を挙げたら、サンゴリアスのファンもトゥールーズのファンも嬉しい。

植田和磨選手(コベルコ神戸スティーラーズ)

今回の出場予定選手23人は、リーグワンの7チームと2つの大学から選ばれている。
優勝したコベルコ神戸スティーラーズからは、ハイボールに強い先発ウイングの植田和磨のほか、タックル成功数リーグ2位のティエナン・コストリー(フォワード第3列)、スティーラーズで才能を開花させた上村樹輝が名を連ねる。ファイナルで敗れたクボタスピアーズ船橋・東京ベイの廣瀬雄也は先発で12番を背負い、同期入団のプロップ為房慶次朗、フッカー江良楓は、フィニッシャー役を担う。それにしても、国内シーンのファイナリストから選ばれた選手たちはみんな若い!

廣瀬雄也選手(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)

大学4年生のスタンドオフ、伊藤龍之介(明大4年)とプロップの大塚壮二郎(関西学大4年)も、大学ラストシーズンを終えれば、それぞれアーリーエントリーでリーグワンチームに加わるだろう。若い世代の国内シーン、国際舞台での競い合いが、『ネーションズチャンピオンシップ』参加国に選ばれたチームをさらなる高みに引き上げるものになれば理想的だ。

リーチ マイケル選手(東芝ブレイブルーパス東京)

そして東芝ブレイブルーパス東京のリーチ マイケル。今回はベンチスタートとなったが、ピッチに出てきたとき、ボールを持った時の声援の大きさは、いまから想像がつく。ボールキャリー時の「リーチコール」がいちばんうまいのはブレイブルーパスのファンだ。スタンドの周囲の人たちも、その声に続く。

冬から春にかけて贔屓チームのジャージーを着るファンが、お揃いの桜のジャージーを着る季節がやってきた。

見どころ・試合レポート一覧

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Teams

DIVISION 1

  • 浦安D-Rocks
  • クボタスピアーズ船橋・東京ベイ
  • コベルコ神戸スティーラーズ
  • 埼玉パナソニックワイルドナイツ
  • 静岡ブルーレヴズ
  • 東京サントリーサンゴリアス
  • 東芝ブレイブルーパス東京
  • 栃木ホンダヒート
  • トヨタヴェルブリッツ
  • 三菱重工相模原ダイナボアーズ
  • 横浜キヤノンイーグルス
  • リコーブラックラムズ東京

DIVISION 2

  • 九州電力キューデンヴォルテクス
  • 狭山セコムラガッツ
  • 清水建設江東ブルーシャークス
  • JR東日本グリーンウォリアーズ東葛
  • 豊田自動織機シャトルズ愛知
  • 花園近鉄ライナーズ
  • マツダスカイアクティブズ広島
  • レッドハリケーンズ大阪

DIVISION 3

  • AZ-COM丸和MOMOTARO’S
  • クリタウォーターガッシュ昭島
  • 中国電力レッドレグリオンズ
  • 日本製鉄釜石シーウェイブス
  • 日野レッドドルフィンズ
  • ヤクルトレビンズ戸田
  • ルリーロ福岡
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