NTTジャパンラグビー リーグワン2022 ディビジョン3(リーグ戦) 第4節
2022年2月13日(日) 12:00 AGFフィールド (東京都)
クリタウォーターガッシュ昭島 37-14 中国電力レッドレグリオンズ
中国電力レッドレグリオンズ
脊川 穏監督
「今日の試合の開催にあたりクリタの皆様、関係者の皆様に感謝します。お互い勝ち星がない中での大切な試合でした。私たちは後半追い上げたいところで自滅してしまったシーンがあり、マネジメントが足りていないと思っています。今日含めて4週連続で試合が続きますので、一つひとつ課題をクリアしていきたいと思います」
──雨の中での試合で、プランの変更などあったか?
「自陣からでも攻めていこうと話しましたが、思ったよりセットピースが安定せず、ボールが滑るところもあり後半はキッキングゲームに方向転換しました。ただし、点差が離れてからは勝つために攻めなければならないので、選手たちも攻め続けてくれたと思います」
──今シーズン外国人選手が加入してきました。チームにどんな貢献をしているか?
「エドワード・カークについては経験が豊富ですし、人間性も含めて素晴らしい選手だと思います。チームにエナジーを与えてくれていますし、ワンチームの中心になってくれています。シオペ ロロ・タヴォについては自分の良さをしっかり出し切ってくれているので彼のパフォーマンスに他の選手が引っ張られています」
中国電力レッドレグリオンズ
西川太郎ゲームキャプテン
「試合の入りで相手より早いセットを心がけて臨みました。最初の10分で相手にブレイクダウンのところで、プレッシャーを与えようと思いましたが、不用意なペナルティーをしてしまい自分たちに流れを引き寄せることができませんでした。これからも試合は続きますので、試合の中でも修正していけるようにしたいと思います」
──雨の中での試合、プランの変更などあったか。
「ラインアウトのところでマイボールをファンブルしてしまうところがあり、想定外のことが多くはありました。アタックに関しては、自陣10mからでも攻めていこうと話していましたが、思っていた以上の雨になりましたので、ハーフウェイラインからに修正しました」
──大半がペナルティーからの失点でした。どこに原因があった?
「ディフェンスのブレイクダウンにプレッシャーをかけて行こうと決めていましたが、そこに執着し過ぎて不用意にラックに入りオフサイドがあったりなどと、思いが空回りしたことが原因だと思います」
──ハドル(円陣)を何度か組まれていました。何を話していたのか?
「常に今まで準備してきたことを出そうと言い聞かせていました。準備をしていたところを出す前に、ノックオンなど自滅してしまった部分が否めません。不完全燃焼ではありますが、しっかり準備して次節に臨みたいと思います」
──ハーフタイム時に何か話し合われたか?
「まずは、ディフェンスのペナルティーを無くそうと話しました。敵陣に入ってアタックして行こうと後半臨みました」
──今シーズン外国人選手が加入してきました。チームにどんなメリットを感じている?
「エドワード・カークについては、練習に臨む姿勢だったり、準備だったり一つひとつの取り組む姿勢が、社員選手が大半であるチームに刺激を与えてくれています。また、彼の経験豊富な技術を教えてもらえています。またシオペ ロロ・タヴォに関しては、タテへの突進含めて強いプレーでチームにエナジーを与えてくれています」
クリタウォーターガッシュ昭島
リッキー・ダミガン ヘッドコーチ
「非常に難しいコンディションではありましたが、フィールドポジションを取りながらチャンスを作り、そのチャンスをものにできました。そして勝つことができ誇りを持ちたいと思います」
──試合前にどんな言葉をかけたのか?
「自分たちを信じていこう、執念を持っていこうと話しました。先週より良いパフォーマンスを出すことはもちろんのこと、我々はチャレンジし続けなければなりません。そのチャレンジした結果がこの勝利だと思います」
──プレーヤー・オブ・ザ・マッチの栗山塁選手について。
「非常に若いプロップです。そして今、山村亮スクラムコーチから良い教育を受けて練習をしてくれています。未来が明るい選手の一人だと私は感じています」
──アンドリュー・ディーガン選手が昨年よりさらにフィットしているが?
「彼はクリタウォーターガッシュ昭島のラグビーカルチャーにアジャストして活動してくれています。ラグビーのところでも選手全員が明確な方向性に向かうために方向性を示してくれる選手です」
クリタウォーターガッシュ昭島
石井洋介 共同キャプテン
「先週の清水建設江東ブルーシャークス戦でチームとしてブレイクダウンとディフェンスに多くの課題が出ました。そこを改善しようとこの1週間準備をしてきました。準備してきたことを試合で出せたのが良かったと思います」
──先週の試合で出た課題点、具体的に改善してきたのか?
「ブレイクダウンのところは、相手にジャッカルされていましたので、一人ひとりが強いボールキャリーをして、良いゲインを切ることを共通認識してきました。ディフェンスに関しては、ラックに気を取られて、内側に集中していました。そこをしっかり一人ひとりが前を見てディフェンスすることを意識したことで改善できたと思います」
──雨の中でゲームプランの変更はあったか?
「雨だからといって準備してきたことを変えたことはないです。今まで行ってきたスクラムであったり、強いボールキャリーだったりと一貫して行ってきたことを出すだけなので、今まで通りのことを試合で表現しました。だから勝利できたのだと思います」
──前半のペナルティゴール2本などはプラン通りだった?
「前半はとにかく得点を重ねて行こうと思っていましたので、アタックで無理をしないで、得点できる選択をしました。そしてその後のトライに関しては、コンタクトのところで相手が嫌がっているのがわかり、プレッシャーをかけていった結果が、ネッド(ハニガン)のトライにつながったと思います」
──プレーヤー・オブ・ザ・マッチの栗山塁選手について。
「彼自身、先週の清水建設江東ブルーシャークス戦でうまくスクラムが組めなくて悔しい思いをしていました。だからこそ、今週の試合に対してのモチベーションは周りの選手以上に高かったと思います。そこで、しっかりと自分の本来の力を出そうと周りから声がけをしていましたので、本人も今はものすごく自信を持って試合に挑んでくれています」
──アンドリュー・ディーガン選手が昨年よりさらにフィットしているが?
「ラグビー外のところでもコミュニケーションをよく取ってくれる選手です。日本語の勉強もしていますし、私たち日本人選手に対してもリスペクトしてくれています。非常にありがたくチームに欠かせない選手です」