NTTジャパンラグビー リーグワン2024-25
ディビジョン1 第15節(リーグ戦)カンファレンスA
2025年4月12日(土)12:00 秩父宮ラグビー場 (東京都)
東芝ブレイブルーパス東京 vs 静岡ブルーレヴズ
東芝ブレイブルーパス東京(D1 カンファレンスA)

ディビジョン1で首位に立つ東芝ブレイブルーパス東京(以下、BL東京)は4月12日、秩父宮ラグビー場で、同4位の静岡ブルーレヴズ(以下、静岡BR)と対戦する。
BL東京にとっては、今季唯一の黒星(第5節、28対34)を喫した相手との“リベンジマッチ”となるが……、4月8日の練習はバランスボールを使ったゲーム対決で始まり、選手もコーチ陣も歓声を上げて盛り上がっていた。
橋本大吾は「普段からそうなのですが、練習の最初はみんなで盛り上げてから始めています」と笑顔を見せる。接戦が増えた今季も終盤に入り、今節は5連戦の5試合目で、さらにショートウィーク(中5日)となるが、チームは前向きな空気に包まれて試合への準備を進めていた。
日本代表3キャップを持つ橋本も、チーム状態に手ごたえを感じている。
「シーズン序盤と比べて、いまはみんなが少しずつ成長して、より良いチームになっています。体の疲れはもちろんありますが、ショートウィークでもそれぞれが練習に向けて頭をクリアにする時間はあるのであまり気にしていません」
第5節の静岡BR戦では、スクラムやモールで苦戦しただけではなく、上半身へのチョークタックルを受けたことでアタックのリズムを狂わされたことも誤算だった。チームは前節のコベルコ神戸スティーラーズ戦で今季最多の73点を奪っており、ボール出しの部分が安定すれば、攻撃力を生かすことができそうだ。
「前回はフォワード戦でやられたので、今回は圧倒したいです。ウチには良いバックスがたくさんいるので、そこに良いボールを供給できるように。僕らがまずはフォワードの戦いに勝つことが重要です」
かつては“親に見せられない練習”で栄光をつかんできたクラブだが、いまは激しいトレーニングと前向きな明るさが共存している。今節はリーグワン連覇に向けて重要な一戦となるが、選手は充実の表情でラグビーを楽しんでいる。
BL東京は悲壮感なく、リベンジマッチに挑む。
(安実剛士)