2026.01.08[S愛知] 1年の空白を越えて。頼もしい戦力が再びリーグワンの舞台へ

NTTジャパンラグビー リーグワン2025-26
ディビジョン2 第3節
2026年1月10日(土)14:30 柏の葉公園総合競技場 (千葉県)
NECグリーンロケッツ東葛 vs 豊田自動織機シャトルズ愛知

豊田自動織機シャトルズ愛知(D2)

リザーブから出場予定、豊田自動織機シャトルズ愛知のトム・フローレンス選手

加入2年目のトム・フローレンスが、約1年ぶりにリーグワンの舞台に戻ってくる。ビジターゲームとなる今節のNECグリーンロケッツ東葛戦で、リザーブメンバー入りを果たした。昨季、大きな期待を受けて豊田自動織機シャトルズ愛知へやってきたが、開幕戦でけがを負い、シーズンを棒に振った。この1年はまさに、苦悩の連続だった。

昨季の第1節・花園近鉄ライナーズ戦でリーグワンデビューを飾ったフローレンスだったが、前半に足首に違和感を覚え、後半にグラウンドから退いた。診断結果は足首の骨折。当初は3~4カ月ほどで復帰できる見立てだったがついにかなわず、シーズンを終えた。

「最初はこれほど長期のけがになるとは思っていませんでした。『シーズン絶望だ』と告げられたとき、より苦しい思いになってしまいました」

キャリアの中でも、これほどの長期離脱をしたことはなかったというが、「このけがを自分の資産にしようと思いました」。よりレベルアップした姿でグラウンドに戻るため、けがをした箇所以外を鍛えるなど、努力を重ねた。

そうして今季のプレシーズンから練習に復帰すると、順調にコンディションを上げてきた。やっと戻ってこられる。そう思った矢先、開幕直前のトレーニングマッチで再び足首を痛めた。幸い1カ月ほどの離脱で済んだが、けがをした瞬間、昨季の悪夢がフラッシュバックしたという。フローレンスは言葉を詰まらせながら話す。

「あまり人前で話すことはないですが、正直に言うと、またけがをしてシーズンを逃してしまうことが怖いです」

確かに、不安はある。それでも、「スタッフの方々のサポートがあって、ここまで戻ってこられた」と前を向いている。グラウンドに入れば、自分の仕事をするだけ。2季連続のD2優勝と悲願のD1昇格に向け、頼もしい戦力が戻ってきたことに変わりはない。

「相手を圧倒したいですし、自分らしくプレーして楽しみながらやりたいと思います」

トム・フローレンスにとっての開幕戦。再びラグビーができる喜びをかみしめ、リスタートを切る。

(齋藤弦)

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